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金ロー、細田守作品『時かけ』『おおかみこども』など4週連続放送!最新作『果てしなきスカーレット』公開記念

  • 2025.11.6

2025年11月21日(金)、細田守監督の待望の最新作『果てしなきスカーレット』がついに全国公開される。それを記念して、11月の金曜ロードショーでは4週連続で細田守監督作品を特集放送することが決定。過去の名作から最新作まで、細田ワールドにどっぷり浸れる1カ月となりそうだ。

“細田守月間”は、2025年11月7日(金)の『おおかみこどもの雨と雪』から始まり、『バケモノの子』『竜とそばかすの姫』、そして締めくくりは『時をかける少女』という豪華ラインナップ。それぞれの作品が拡大放送となり、すべてノーカットで楽しめる。SNS上では「秋の夜長に細田守祭りとか最高すぎる」「泣かせる気満々の作品たち」「『時をかける少女』を最後に持ってくるのがうまい」といった喜びの声が寄せられた。

放送スケジュール

2025年11月7日(金) 21時〜23時24分 ※放送枠30分拡大

『おおかみこどもの雨と雪』(2012年)

2025年11月14日(金) 21時〜23時24分 ※放送枠30分拡大

『バケモノの子』(2015年)

2025年11月21日(金) 21時〜23時29分 ※放送枠35分拡大

『竜とそばかすの姫』(2021年)

2025年11月28日(金) 21時〜23時9分 ※放送枠15分拡大

『時をかける少女』(2006年)

11月の金曜夜が楽しみになる、4作品ラインナップ

■『おおかみこどもの雨と雪』―自然の美しさと人間の強さを描く圧倒的映像美

『おおかみこどもの雨と雪』 (C) 2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会
『おおかみこどもの雨と雪』 (C) 2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会

2025年11月7日(金)放送の『おおかみこどもの雨と雪』は、スタジオ地図設立後の第1作。大学生の花(宮﨑あおい)が“おおかみおとこ”(大沢たかお)と恋に落ち、2人の“おおかみこども”雨と雪を授かる。夫の死後、花は子どもたちが「人間か、おおかみか」を自由に選べるよう、都会から富山の山奥へ移住。13年にわたる子育ての中で、それぞれが自分の生き方を見つけていく物語だ。

“おおかみこども”の母である主人公・花を宮﨑あおいさん、その夫となる“おおかみおとこ”を大沢たかおさんが演じた (C) 2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会
“おおかみこども”の母である主人公・花を宮﨑あおいさん、その夫となる“おおかみおとこ”を大沢たかおさんが演じた (C) 2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会
脚本は、『国宝』でも脚本を務めている奥寺佐渡子さんが細田守監督と共同で執筆 (C) 2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会
脚本は、『国宝』でも脚本を務めている奥寺佐渡子さんが細田守監督と共同で執筆 (C) 2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会

美術監督・大野広司さんによる息をのむような自然描写と、貞本義行さんのキャラクターデザインが見事に融合。特に雨と雪が雪原を駆け回るシーンは、アニメーション表現の極致とも言える美しさ。宮﨑あおいさんの自然体な演技と、菅原文太さんの味わい深い声も作品に深みを与えている。

キャラクターデザインは、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの貞本義行さん (C) 2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会
キャラクターデザインは、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの貞本義行さん (C) 2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会
“おおかみこども”の姉弟が、特別な生い立ちが故に悩み、傷つきながらも、自分の生きる道を見つけていく (C) 2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会
“おおかみこども”の姉弟が、特別な生い立ちが故に悩み、傷つきながらも、自分の生きる道を見つけていく (C) 2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会

『バケモノの子』―渋谷を舞台にした異世界冒険活劇

『バケモノの子』 (C) 2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS
『バケモノの子』 (C) 2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS

2025年11月14日(金)放送の『バケモノの子』は、母を亡くし孤独になった9歳の少年・蓮(れん)が、バケモノの世界「渋天街」で暮らす熊徹(役所広司)と出会い、九太(きゅうた)という名で弟子となる。ぶつかり合いながらも本物の親子のような絆を深めていく2人だが、成長した九太が人間界に戻り、高校生の楓(広瀬すず)と出会うことで、自分が生きるべき世界を模索し始める。

バケモノの男と孤独な少年の奇妙な師弟関係を軸にした冒険活劇 (C) 2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS
バケモノの男と孤独な少年の奇妙な師弟関係を軸にした冒険活劇 (C) 2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS
渋谷の街を舞台にした壮大なアクションも見どころ (C) 2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS
渋谷の街を舞台にした壮大なアクションも見どころ (C) 2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS

細田作品初の50億円突破作品として、エンターテインメント性を前面に押し出した作品。役所広司さんの豪快な演技と、山下高明さんらによる迫力ある作画が融合。リアルな渋谷を舞台にした大規模なアクションシーンが見どころ。大泉洋さんやリリー・フランキーさんによるコミカルな演技も、作品に絶妙な緩急を生み出している。

九太の同級生のヒロイン・楓の声は広瀬すずさんが務める (C) 2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS
九太の同級生のヒロイン・楓の声は広瀬すずさんが務める (C) 2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS
 (C) 2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS
(C) 2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS

■『竜とそばかすの姫』―現実と仮想世界を横断する新時代の“美女と野獣”

『竜とそばかすの姫』 (C) 2021 スタジオ地図
『竜とそばかすの姫』 (C) 2021 スタジオ地図

2025年11月21日(金)、最新作公開当日に放送される『竜とそばかすの姫』。高知の田舎に住む17歳の女子高生・すず(中村佳穂)は、母の死をきっかけに大好きだった歌が歌えなくなっていた。しかし仮想世界<U>で「ベル」というアバターになると自然と歌うことができ、たちまち世界的な歌姫に。そんなベルの前に現れた謎の存在「竜」(佐藤健)。世界中が竜の正体探しに熱中するなか、ベルは竜の抱える秘密を知り、彼を救おうと奔走する。

主人公の女子高校生・すずの声を演じたのはシンガーソングライターの中村佳穂さん。本作ではセリフだけでなく“歌の力”が重要なファクターに (C) 2021 スタジオ地図
主人公の女子高校生・すずの声を演じたのはシンガーソングライターの中村佳穂さん。本作ではセリフだけでなく“歌の力”が重要なファクターに (C) 2021 スタジオ地図
インターネット世界<U>で出会う嫌われ者“竜”を演じるのは、俳優・佐藤健さん (C) 2021 スタジオ地図
インターネット世界<U>で出会う嫌われ者“竜”を演じるのは、俳優・佐藤健さん (C) 2021 スタジオ地図

興行収入66億円という細田作品最大のヒットを記録。ジン・キムさんによる革新的なCGキャラクターデザインと、常田大希さん率いるMILLENNIUM PARADEの音楽が創り出す圧倒的な世界観が話題に。

高知県の仁淀川流域を描いた美しい映像に、思わず息をのむ (C) 2021 スタジオ地図
高知県の仁淀川流域を描いた美しい映像に、思わず息をのむ (C) 2021 スタジオ地図
かつてないスケールで描かれたインターネット仮想世界も見どころ (C) 2021 スタジオ地図
かつてないスケールで描かれたインターネット仮想世界も見どころ (C) 2021 スタジオ地図

■『時をかける少女』―誰もが共感する普遍的な青春の輝き

『時をかける少女』 (C)「時をかける少女」製作委員会2006
『時をかける少女』 (C)「時をかける少女」製作委員会2006

2025年11月28日(金)、締めくくりとなる『時をかける少女』は、高校2年生の真琴(仲里依紗)が、踏切事故をきっかけにタイムリープ能力を手に入れる物語。最初は些細な欲望のために能力を使っていた真琴だが、親友の千昭(石田卓也)と功介(板倉光隆)との関係が変化していくなかで、本当に大切なものは何かに気づいていく。

 (C)「時をかける少女」製作委員会2006
(C)「時をかける少女」製作委員会2006
 真琴は、故障した自転車で遭遇した踏切事故の瞬間、「タイムリープ」能力を手に入れる (C)「時をかける少女」製作委員会2006
真琴は、故障した自転車で遭遇した踏切事故の瞬間、「タイムリープ」能力を手に入れる (C)「時をかける少女」製作委員会2006

細田監督がフリーになって初めて手掛けた記念碑的作品。初週6館から100館以上に拡大、40週間のロングラン上映という異例の記録も、作品の普遍的な魅力を物語っている。

 瑞々しいひと夏を描いた青春物語 (C)「時をかける少女」製作委員会2006
瑞々しいひと夏を描いた青春物語 (C)「時をかける少女」製作委員会2006
 (C)「時をかける少女」製作委員会2006
(C)「時をかける少女」製作委員会2006

最新作『果てしなきスカーレット』―“時かけ”から19年、変わらぬテーマと新たな挑戦

『果てしなきスカーレット』 (C) 2025 スタジオ地図
『果てしなきスカーレット』 (C) 2025 スタジオ地図

そして、11月21日(金)に公開される最新作『果てしなきスカーレット』は、復讐に燃える王女・スカーレットと、現代日本から来た看護師・聖(ひじり)が《死者の国》で出会い、共に旅をする物語。戦うことでしか生きられない者と、戦うことを望まない者―正反対の2人が出会い、荒廃した世界を旅する中で、スカーレットの凍りついた心が少しずつ変化していく。

主人公・スカーレットの声を演じるのは芦田愛菜さん。そして聖役には岡田将生さんが起用された。さらに、細田作品常連の役所広司さん、染谷将太さん、市村正親さん、斉藤由貴さんなど、豪華声優陣が脇を固める。

『時をかける少女』から19年。これまで現実世界を舞台に、青春や成長、家族といったテーマを描いてきた細田監督が、初めて「死者の国」という完全なファンタジー世界に挑戦。舞台設定とアニメーション表現で新たな領域へと踏み込みつつも、監督が描き続けてきた「人と人との出会いが生む変化」というテーマは健在。物語を通して「生きるとは何か?」という本質的な問いを投げかける。

体験型イベント「思考実験展」とのコラボも話題

さらに注目したいのが、2025年11月21日(金)から12月21日(日)まで、SHIBUYA TSUTAYAで開催される「細田守監督作品と思考実験展」。今年5月に開催され、1万2000枚のチケットが完売した話題の「思考実験展」と細田作品がコラボレーションする。

参加者は細田作品の名シーンを題材にした“思考実験”を体験。「あの映画の、あのシーンに直面したら、あなたはどんな選択をしますか?」という問いかけに答えながら会場を進み、最後には思考実験結果を受け取れる。まさに「まだ知らない本当の自分に出会う」新感覚の没入体験型展示会となりそうだ。

「細田守監督作品と思考実験展」

会期:2025年11月21日(金)〜12月21日(日)

時間:10時〜21時40分(※最終公演は20時30分スタート)

会場:SHIBUYA TSUTAYA 地下1階

料金:3900円

チケット:ローチケ、日テレゼロチケにて販売中

金曜ロードショーでは、毎週『果てしなきスカーレット』の特別映像や情報も放送予定。4週間かけて細田作品の魅力を再確認し、最新作への期待を最高潮に高めてくれそうだ。秋の夜長、家族や大切な人と一緒に細田作品を楽しみながら、最新作公開を心待ちにしてみてはいかがだろうか。

■映画『果てしなきスカーレット』

原作・脚本・監督:細田守

(C)2025 スタジオ地図

2025年11月21日(金)公開

※金曜ロードショーの放送時間は変更になる場合があります。

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(C)「時をかける少女」製作委員会2006

(C) 2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会

(C) 2021 スタジオ地図

(C) 2025 スタジオ地図

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