1. トップ
  2. 宮崎あおい、“ちょっとだけエスパー”になれるなら欲しい意外な能力は?

宮崎あおい、“ちょっとだけエスパー”になれるなら欲しい意外な能力は?

  • 2025.11.3
宮崎あおい クランクイン! 写真:高野広美 width=
宮崎あおい クランクイン! 写真:高野広美

大泉洋が主演を務め、野木亜紀子が脚本を手掛けるドラマ『ちょっとだけエスパー』(テレビ朝日系/毎週火曜21時)が早くも大きな話題を集めている。先が読めないストーリー展開と芸達者なキャスト陣が繰り広げる掛け合いにSNSが大いに盛り上がる中、抜群の存在感を放つのが13年ぶりに民放連ドラ出演を果たした宮崎あおいだ。物語のキーパーソンともいうべきヒロイン・四季を演じる宮崎に、演じていてとても楽しいという本作について話を聞いた。※宮崎あおいの「崎」は「たつさき」が正式表記

【写真】最上級のかわいさ! 宮崎あおい、撮りおろしショット

◆謎の多い四季ちゃんは「愛情表現が重いところも素敵」

本作は、会社をクビになり人生詰んだどん底サラリーマンの主人公・文太(大泉)が、再就職した会社で“ちょっとだけエスパー”になり、仲間たちと“世界を救う”!? かもしれない、ジャパニーズ・ヒーロードラマ。文太は「人を愛してはいけない」という不条理で不可解なルールまで課されたうえに、見知らぬ女性・四季(宮崎)と夫婦として生活せねばならなくなるという、ちょっと不思議なSFラブロマンスだ。

宮崎あおいが演じる四季は、文太のことを本当の夫だと思い込んでいる謎の女性で、第2話で壮絶な過去を抱えていることが明らかになった。

――第2話まで拝見し、先の読めないストーリー展開と皆さんのテンポ感あふれる掛け合いに惹きこまれました。野木亜紀子さんによる脚本の印象はいかがですか?

宮崎:自分のキャラクターはもちろん大好きですし、それぞれのキャラクターがとっても魅力的なんです。人間のかわいらしい部分と、そうではない内に秘めている部分の描き方のバランスが素晴らしいなと思いました。演じていてもとても楽しいですし、発したいセリフがいっぱいあって。いろいろ遊びながら言えるセリフもたくさんあるので、とても楽しんで演じさせていただいています。

――演じられる四季さんは、見た目も内面もかわいらしくて、早くもSNSでは虜になる人が続出しています。

宮崎:とてもかわいらしい女性ですよね。セリフにもありますが、「漬物石みたい」に愛情表現が重いところも素敵ですし、それを隠さずに言えたり、大好きなことは大好きと言うし、「嫌いになったの?」って聞けるところも素敵だと思います。それが今後、ぶんちゃんとのやりとりの中でより魅力的に映っていくのかなと楽しみにしています。

――そんなぶんちゃんと四季さんの夫婦関係を演じるうえで、特に気を配られている点はどんなところでしょうか?

宮崎:包み隠さず全力で愛情を伝えるというところですね。2人でいる時間というのが四季ちゃんにとっても、とても楽しく幸せな時間であるはずなので、それをそのまま隠さずに、あとはとにかく現場が楽しいので、現場の空気感のままに演じています。

――宮崎さんから見て、文太は夫としてはいかがですか?

宮崎:どうでしょう…。今はまだぶんちゃんが“お仕事として四季ちゃんと一緒にいる”みたいなところがあって。仕事だから優しくするとか、仕事だから家のことも手伝うみたいな部分があるので、それがなくなったぶんちゃんがどうなのかまだ分からないですね。

でも、ぶんちゃんには1度結婚していたという過去があって、その反省も踏まえての今の人生だと思いますし、素敵な男性だなとは思っています。

◆もし“ちょっとだけエスパー”になれるとしたら、欲しい能力は?


――前回は兄妹役での共演だった大泉洋さんと、今回はちょっとだけ“夫婦”のような役での共演となります。大泉さんとのお芝居はいかがですか?

宮崎:どんなことをしても受け止めてくださるので、楽しいです。台本を読んでいた段階では想像しきれなかった部分が膨らんでいく感じがあって、どんどん現場でより面白いものになっていく感じがうれしいです。

野木さんが書かれる脚本が素晴らしいというのは大前提として、それを生身の人間が演じることでもっともっといいものにしようという思いが、現場の皆さんにも私たちにもあるので、面白がってできているのではないかなと思います。

――大泉さん以外にも、ディーン・フジオカさん、岡田将生さん、北村匠海さん、高畑淳子さん、宇野祥平さんと、個性と実力を兼ね備えた皆さんが集結した本作。撮影現場の雰囲気はいかがですか?

宮崎:皆さん本当にいい方たちばかりで! 私が勝手に思っていることですが、真面目で優しいというのが皆さんに共通している部分なんです。なので、みんな一生懸命にやっているからこそ作品が面白くなるというところがあると思います。

基本的には大泉さんが中心となって、1つのシーンで掛け合いが多いところでは「劇団だ!」と言ってみんなで練習したりしています。

――円寂さん役の高畑さんとは、大河ドラマ『篤姫』では嫁姑関係でした。

宮崎:そうなんです。私、高畑さんが大好きで! かわいくてきれいなのにとってもお茶目ですし、円寂さんとしてのひとつひとつの動きがかわいいんです。出来上がった1話を、「あぁ~!円寂さん、かわいい!」って思いながら観ていました(笑)。

――第2話で四季さんが抱える壮絶な過去が明らかになりました。今後、四季さんのどんなところに注目してほしいですか?

宮崎:まだまだ四季ちゃんにはたくさんの秘密がありますし、第3話でもまさかの展開が待ち受けています。四季ちゃんを中心に観てみると、「あ! 四季ちゃんのためにこんなに物事が動いてたんだ!」という驚きもありますし、四季ちゃんでいる私としては、よりみんなが愛おしく感じるといいますか…。1話、2話では想像ができない展開が今後も待っているので、見逃さずに楽しみにしていただきたいです。

――ちなみに、ちょっとだけエスパーになれるとしたら、宮崎さんはどんな能力が欲しいですか?

宮崎:いろいろあるんですけど…。……もうちょっと面白くなれたらいいなと思います(笑)。いつも「大泉さん面白いなー」と思っていて。面白いって素晴らしいじゃないですか。“ちょっとだけ”のエスパーの力で「すごく面白くなる」っていうのはおこがましいかなと思うので、ほかのことは自分で努力するから、もうちょっと面白くなりたい(笑)。大泉さんの面白い要素が私にもあったらいいのになぁと思っているので、撮影期間中にぜひ盗みたいと思います。

――本作放送期間中の11月30日にはお誕生日も迎えられます。今回13年ぶりに民放連続ドラマにご出演されましたが、今後はどんなことにチャレンジしてみたいと考えられていますか?

宮崎:基本的になんでもやってみたいと思っているのは変わらないので、楽しいと思うことに挑戦できる環境がこれからもあったらいいなと思いますし、いろんなことをずっと楽しんで40代も進んでいきたいと思います。

――これからも“ちょっとだけ”面白くなった宮崎さんの姿を拝見できることを楽しみにしています!

宮崎:頑張ります!(笑)

(取材・文:佐藤鷹飛 写真:高野広美)

ドラマ『ちょっとだけエスパー』は、テレビ朝日系にて毎週火曜21時放送。

元記事で読む
の記事をもっとみる