1. トップ
  2. はじめてのバラ育てはここから!苗の選び方&初心者Q&A【ガーデニング】

はじめてのバラ育てはここから!苗の選び方&初心者Q&A【ガーデニング】

  • 2025.11.2

はじめてのバラ育てはここから!苗の選び方&初心者Q&A【ガーデニング】

バラを育ててみようと思ったとき、まずは苗をどこで買うか、どう選ぶかが問題です。ネットでもバラはたくさん売られていますが、慣れるまでは自宅近くのバラに詳しい店で買うのがいいでしょう。今回はバラの品種の選び方についてお答えします。

Q 初めてのバラ栽培、苗はどこで買えばいいですか?

A バラはスーパーの店先などでも売られていますが、品種名の正確さ、株の健康度や充実度の観点から、一にも二にも信頼のおける店でバラを買うことが大事です。

おすすめはバラ専門の育種会社や大規模ローズガーデンの苗売り場で、バラのことならどんな質問にも答えてくれるスタッフが揃っています。

茨城県のいばらきフラワーパーク、千葉県の京成バラ園、神奈川県の横浜イングリッシュガーデン、山梨県のコマツガーデン、大阪府のひらかたパークなど各地域にある専門店やローズガーデンを訪れてみてください。

ほかには大規模なホームセンターでもバラ苗が売られていますが、ガーデニングコーナーが充実している店、バラに詳しいスタッフがいる店であれば質問もしやすく、後々の助けになります。

地域に根付いている園芸店は信頼がおけそうですが、ことバラに関してはよい店とそうでない店に分かれるようです。
筆者が初めて苗を買ったのは盆栽や庭木の剪定を手掛ける地域の老舗でしたが、バラのことはよく分からず、苗も弱っていてうまく育ちませんでした。

なお、バラは真夏以外に求めるのが基本で、秋、冬、春が購入、植え付けに最適の季節です。

Q 苗に花がついていない場合、どう確かめるの?

A 大人になった成木と違い、苗は赤ちゃんや幼児のようなものですから、花がついていないのが普通です。
4~5月ごろに売り出される新苗にはつぼみがついていることもありますが、咲かせると株の力が弱るので普通はとってしまいます。

苗には品種ラベルがついていて、写真付きのものもあるのでそれで確認します。なければスタッフに聞いてカタログなどを見せてもらいましょう。
バラは名前で系統や特徴が分かるので、名前のラベルがついているものを買うようにします。

どうしても花のついたバラがほしい場合は、苗ではなく成木となったバラの鉢植えを購入するという手があります。値段は高めですが、大きくなるまでプロが管理していたものなので安心して育てられます。

Q バラ選びのチェックポイントは何ですか?

A バラを選ぶときは、花の色、形、大きさを確かめて、自分の好みのものを購入すればよいのですが、初心者の場合は病害虫に強い品種を選んで下さい。

バラは木本類といって木の仲間であるため、本来は丈夫な植物で何年も生き続けます。
ただし病害虫に弱いため、放任しておくと絶え間なく被害を受け、きれいに花が咲かないばかりか、株が弱ってしまうことも多々あります。

防除のための消毒が欠かせないというのもバラの一側面ではありますが、近年は手のかからない品種もたくさん生まれています。
ストレスなくバラを育てるためにも『強くて美しい』を選択の基準にしてみましょう。

具体的には品種の特徴の部分に「耐病性がある」と書いてあるものを見つけます。バラの最大の敵は黒星病なので、「黒星病に強い」というのは最も高ポイントです。
さらに住んでいる地域が寒冷地であれば「耐寒性が強い」、暑さが厳しい地域であれば「耐暑性がある」品種をピックアップし、その中から自分の好きな花姿のものを選んで下さい。

Q 一季咲きと四季咲き、どちらがいいですか?

A 現在出回っているバラの多くは四季咲き性です。四季咲き種は5~12月初旬まで定期的に4~5回咲くものが多いので少ない株数でも楽しみが続きます。

一季咲きにもすばらしいバラはたくさんありますが、花は基本5月にしか咲きません。初心者の方は何度も楽しめるよう「四季咲き性が強い」と書いてあるバラを選ぶのがよいでしょう。

また、アーチやフェンスに這わせるつるバラは背の低い株バラよりは四季咲き性が劣りますし、一季咲き種も多いのでしっかりチェックしてから求めます。

※2024年11月2日に配信した記事を再編集しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる