1. トップ
  2. レシピ
  3. 【野菜の保存法ガイド】ニンニク・ネギ・ニラほか<料理家直伝アレンジ自在の万能調味料も>

【野菜の保存法ガイド】ニンニク・ネギ・ニラほか<料理家直伝アレンジ自在の万能調味料も>

  • 2025.10.31

こんにちは。料理家の中願寺あゆみです。

たびたびの食品値上がりもあり、全部余すことなく使い切りたい気持ちが今までに増して強くなってきた今日この頃。

今回は私が実践している、食材を無駄にしない、ちょっとした保存の工夫をご紹介します。

にんにくのオイル漬けをストックしよう

置いておくと芽が出て傷んでしまう「にんにく」や、干からびて発見されがちな「しょうが」を、みじん切りにしてオイル漬けにすることで、1カ月以上冷蔵庫で保存ができます。テレビを見ながらなど、暇なときに作ってみませんか?

にんにくとしょうがのオイル漬け
画像:中願寺あゆみ

【材料】
にんにく(しょうが)・・・適量
こめ油・・・適量

<作り方>

(1)にんにくは皮をむき(しょうがの場合は洗って皮つきのままでOK)、へたを取る。みじん切りにする。※みじん切りは手動のチョッパーがおすすめです。電動を使う場合は回しすぎに注意。

(2)瓶をアルコール消毒して、にんにくを入れ、ひたひたになるまでこめ油を入れる。ふたをして、冷蔵庫で保存する。

オイルごと、和洋中の炒め物や煮込み料理、ドレッシングなどに使えます。 もちろん、香りづけにオイルだけ使うのもアリ。オイルが減ったら足して、にんにくとしょうがが空気に触れないように注意。

オリーブオイルを使いたいという方もいると思いますが、10度以下になると白く固まるので、冷蔵庫の中でも固まらないこめ油を使用しています。サラダ油、白ごま油などもおすすめです。

にんにく、しょうがはオイル漬けのほかに、千切り、みじん切り、すりおろしにしてラップに包んで冷凍することも可能ですよ。

活用レシピ:トロっとなすとにんにくたっぷり「なすのペペロンチーノ」

パスタの時によく使うにんにくのみじん切り。1回1回みじん切りにするのって地味にめんどくさいですよね。そんな時、にんにくのオイル漬けがあるととっても便利です。旬のなすがトロっとしていいソースに。

なすのペペロンチーノ
画像:中願寺あゆみ

【材料】(1人分)
スパゲティ・・・80g
ベーコン・・・30g
なす(20cm)・・・1/2本
にんにくのオイル漬け・・・大さじ1(具とオイル)
輪切り唐辛子・・・適量
昆布茶(もしくはコンソメ顆粒)・・・小さじ1/2
パセリ(みじん切り)・・・適量
ブラックペッパー・・・適量
オリーブオイル・・・大さじ1
塩・・・適量

<作り方>

(1)なすは5mm幅のいちょう切りにして、水にさっとさらす。ベーコンは食べやすい大きさに切る。

(2)鍋に湯(分量外)を沸かし、湯の1%の塩を入れ、スパゲティをゆで始める。※今回はゆで時間9分のものを使用。

(3)フライパンににんにくのオイル漬けとベーコン、輪切り唐辛子を入れて中火にかけて炒める。にんにくがきつね色になってきたらなすを入れ、炒める。火を弱めてふたをし、2分蒸し焼きにして、スパゲティのゆで汁を大さじ3程度加える。

(4)スパゲティは表示の1分前にあげて(3)に入れ、昆布茶、ブラックペッパー、オリーブオイルを加えてよく混ぜ合わせ、塩で味をととのえる。

(5)器に盛り、パセリを散らす。

辛めが好きだったら、ブラックペッパーは思っているよりも多めに振るのがおすすめ。

ねぎとニラのストック方法

野菜室でしなしなになりがちなねぎとニラ。私は買ってきたらすぐに洗って、湿らせたペーパーで包み、保存容器に入れて保存しています。

こうしておくとかなり日持ちもするし、ちょっと納豆に入れたい、お味噌汁に使いたい、そんな時にすぐ取り出せて、ねぎやニラの先っぽまで、きれいに使えます。ペーパーが乾いていたら再度湿らせて。

基本的に、葉物などの野菜は買ってきてからすぐに洗い、チャック付きの保存袋に入れるようにしています。そうする事で、買ってきた袋のままより、みずみずしく長く保存できます。最初は少し面倒だな、と思うかもしれませんがぜひ実践してみて。(文/中願寺あゆみ)

※この記事は公開時点での情報です。 ※本サイトの全てのコンテンツ(画像、文章等)について、無断で複製、転載、転用、改変等の二次利用を固く禁じます。判明した際には、法的措置をとる場合があります。

元記事で読む
の記事をもっとみる