岡本翔子の星占い 【牡羊座】11月の運勢「雄弁は銀、沈黙は金」

牡羊座

3月21日～4月19日生まれ

Speech is silver, silence is golden.
「雄弁は銀、沈黙は金」

約7カ月、牡羊座に留まっていた海王星が先月下旬に去りました。春頃から牡羊座は少々、現実逃避の傾向があったかもしれません。また仕事で、自分を犠牲にしてだれかに尽くさざるを得ないような状況に追い込まれた人もいるでしょう。

今までの状況を一旦リセットして、自分自身と向き合うよい機会です。人間関係を広げ過ぎるとさまざまな支障が出てきます。11月は少し人づき合いの間口を狭くして、優先順位の低いお誘いは体よく断るのも手です。

この諺は、19世紀英国の評論家、歴史家であるトーマス・カーライルが残した有名な名言として、広く英語圏で使われています。日本で言う「口は災いの元」と近い意味だと考えればよいでしょう。

今月は不用意な発言が災難をもたらすことが多いので、うかつに言葉を発しないように気をつけましょう。たとえばXなどでうっかりつぶやいたことが物議を醸すこともあるし、友人へのアドバイスで逆に相手の機嫌を損なうことも。

人づき合いを減らして、趣味や好きなことに没頭するよい機会です。できれば一つのテーマを徹底的に研究したりすると、大きな実りがあります。

仕事ではまず相手に喋らせて自分は聞き役に回る。すると相手の態度や心意気から、何を考えているのかがわかってきます。不思議な洞察力に恵まれる時期なので、心を静めて交渉事に臨んでください。

恋愛で気を付けたいこと

恋愛面では、危険な香りのする男性に心惹かれてしまうとき。素性のわからない相手からのお誘いには警戒して。

12月が近づくと運気も好転。連休などには少し遠出をすると、面白い出来事に遭遇しそう。

月が導くあなたのターニングポイント

月が天の牡羊座を運行するのは11月3日（月）未明～11月5日（水）未明まで、11月30日（日）午前中～11月30日（日）終日。目的を持って何かを達成したい、人生の方向づけをしたいと願うのなら、この期間中に小さなアクションを。また会いたい人に連絡を入れる、自分にちょっとしたご褒美をあげるのにもよい日です。さっそくスケジュール帳のその日づけに印をつけて、夜空で輝く月を味方につけてください。

岡本翔子（おかもと しょうこ）

心理占星学研究家。英国占星学協会会員で、日本における心理占星学のパイオニア。占星術や月に関する著書・翻訳多数。

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文＝岡本翔子
イラストレーション＝INEMOUSE