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【新潟・魚沼市】旅ライターおすすめ!秘境の紅葉「奥只見湖遊覧船」と絶景「枝折峠の滝雲」鑑賞&絶品グルメレポ(前編)

  • 2025.11.1

日本一の米どころ、新潟県魚沼市。越後駒ヶ岳、中ノ岳、八海山の壮大な「越後三山」に囲まれており、自然がとても豊かな場所でもあります。今回は魚沼市の魅力をあますことなく体感するツアーに参加しました。そこで出合った美しい絶景をご紹介します。絶景鑑賞の途中に立ち寄りたいグルメもあわせてレポートしていきます!

新潟県魚沼市ってどんなところ?アクセスは?

画像引用:魚沼市観光協会(https://www.iine-uonuma.jp/)

新潟県魚沼市と聞くと、「魚沼市産コシヒカリ」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。米どころでありながら、日本有数の豪雪地帯でもある魚沼市。冬になると市街地での積雪が2メートルをこえることもあるそう。このような豪雪がもたらす良質な雪解け水や、昼夜の寒暖差などといった自然環境から美味しいお米がつくられています。お米のほかにも日本酒やきのこ、山菜、そしてブランド野菜である「深雪なす」などの絶品グルメがもりだくさん!観光を満喫しながら四季折々の料理も楽しめますよ。

上越新幹線の浦佐駅。新幹線でのアクセスもスムーズです

魚沼市は東京からのアクセスがいいのも魅力のひとつ。車の場合は関越自動車道、電車の場合は上越新幹線を利用しますが、いずれの手段でも東京から3時間以内で市内に到着できます(渋滞時をのぞく)。1泊程度の気軽なプチ旅行にもおすすめのエリアです。今回筆者は上越新幹線の「浦佐駅」を起点にして車で市内のスポットをまわりました。

魚沼市の絶景【1】紅葉まっただなか!「奥只見湖遊覧船」

奥只見湖遊覧船。紅葉シーズンにはこのような素晴らしい景色に!(10月30日撮影)

11月上旬に魚沼市を訪れるならマストで鑑賞したいのがこちら。
2000メートル級の山にかこまれた奥只見湖の自然を、遊覧船からゆっくりと鑑賞できるスポットです。奥只見湖は川をせき止めてつくられた人造湖で、湖に向かうまでの道中には約18kmの長〜いトンネル(奥只見シルバーライン)も!到着する前からダイナミックさに圧倒されます(笑)。

今回は紅葉鑑賞におすすめの「銀山平コース」に乗船しました

遊覧船には3つのコースがありますが、今回筆者は紅葉鑑賞におすすめの「銀山平コース・ファンタジア号」に乗船しました。10月下旬でしたが、山の木々がほんのり紅葉しており秋らしさ満点! 11月を迎えるとブナの原生林がさらに色づき、幻想的な風景が楽しめるそうです。日本の紅葉の名所100選にも選出されている、素晴らしい絶景を目に焼き付けてみませんか?

筆者が乗船した10月23日の景色。山頂がほんのりと紅葉している様子が確認できました

もちろん、紅葉の時期以外も四季折々の雰囲気を楽しめます。5月から6月は山の残雪と新緑が鑑賞でき、夏はさわやかな風を感じながら避暑地気分に!紅葉を見逃してしまった方も、ほかのシーズンで奥只見の自然を満喫してみてくださいね。

【奥只見湖遊覧船】
新潟県魚沼市湯之谷芋川字大鳥1317-3
025-795-2750
http://www.okutadami.co.jp/boat/ ※2025年の営業は5月20日~11月6日まで(周遊コースは11月8日まで)

魚沼市の絶景【2】息をのむほど神秘的「滝雲」

画像引用:魚沼市観光協会(https://www.iine-uonuma.jp/)

続いてご紹介するのは早朝の時間帯にしか見られない貴重な絶景「滝雲」です。
「滝雲」とは雲が山々をこえて、まるで滝のように山の稜線を流れ落ちていく自然現象のこと。前日との気温差が大きく、適度な風があり、さらに晴れている日の早朝(日の出時刻の前後)のみ発生するため、鑑賞できたらとてもラッキーな絶景なんです。

滝雲鑑賞のおすすめエリアを解説したマップも掲示されています


「滝雲」が発生しやすいのは、日中の気温差が大きくなりやすい秋(9月〜11月頃)と言われています。筆者が訪れたのは10月下旬。意気揚々と4時に出発し、早朝から頑張って粘ったものの、残念ながら晴天とならず完璧な姿を拝むことができませんでした。

筆者の目撃した滝雲。日によって雲の見え方が変わるそう

ただ、写真ではわかりにくいのですが、雲がゆっくりと流れていく様子はしっかりと見られたので満足感は大変高かったです。日によって雲の見え方や表情が変わるのもまた、自然が織りなす絶景の魅力なのかもしれませんね。秋の魚沼市を訪れる際にはぜひ幻の絶景鑑賞にトライしてみてください。筆者もまた来年、気合を入れてリベンジ予定です! ※冬季は枝折峠(国道352号)が閉鎖されるので通行不可になります(2025年は11月4日(火) 9時から閉鎖予定)

【滝雲(枝折峠駐車場下車)】
新潟県魚沼市大栃山
025-792-7300(魚沼市観光協会)

魚沼市産コシヒカリを味わう!おすすめグルメ

ここからは、絶景の鑑賞途中にふらりと立ち寄りたくなる魚沼市のおすすめグルメを紹介していきます。 【1】道の駅いりひろせ

開放的な店内。魚沼市産コシヒカリも購入できます

「旅先では必ず道の駅に行く!」という道の駅ファンにぴったりのスポットです。ご当地の食材やお土産販売のほかにも、遊歩道が整備された鏡ヶ池やレストランも併設されています。

(左)ソフトクリームの「こって辛&バニラ」、(右)笹だんご「笹雪だるま」

ここでぜひ食べておきたい名物グルメは2つ!
激辛の手焼きせんべいがトッピングされたソフトクリーム「こって辛&バニラ(400円)」とかわいい笹だんご「笹雪だるま(2個入り600円)」です。 「こって辛&バニラ」は辛くて甘い!?斬新な味わいが特徴。手焼きせんべいは魚沼市産コシヒカリを使用した本格派の美味しさ!七味唐辛子のピリッとした辛さもやみつきになりそうです。「笹雪だるま」にも魚沼市産コシヒカリの米粉が使用されています。もっちり、ふわふわのやわらかい食感に癒されます♪おみやげにもおすすめですよ。

【道の駅いりひろせ】
新潟県魚沼市大栃山356-2
025-796-2500
定休日:3月~11月は無休、12月~2月は毎週木曜が定休日
https://www.irihirose.jp/

【2】いちば屋

「いちば屋」のおにぎり。どれも食べきりやすいサイズで女性におすすめ!

魚沼市産コシヒカリを使用した、地元でも人気のおにぎり屋さんです。具はシンプルな塩むすびや鮭、明太子から季節限定のおにぎりなど10種類以上がそろっており「どれにしようかな……」と迷ってしまいます(笑)。

(左)筋子とごま油風味のおにぎり。(右)サイドメニューのけんちん汁(350円)も具材たっぷり

悩みに悩んだ結果、今回いただいたのはお店一番人気の「筋子(330円)」と店長おすすめのごま油風味の混ぜ込みおにぎり「いちば屋にぎり(290円)」。店内でにぎりたてのおにぎりはどれもホカホカ!具材のバランスもよく、お米の味をほどよく引き立てています。女性が食べきりやすいサイズなので、気になる種類をまとめ買いして食べ比べるのもよさそうです。

【いちば屋】
新潟県魚沼市四日町1204番地1
080-1304-1188
定休日:月曜、火曜、水曜 ※定休日は変更になる場合があります。
https://www.instagram.com/p/DPDJFeRCCXL/?hl=ja

宿泊のほか日帰り入浴も♪「神湯温泉倶楽部」

自然に囲まれた神湯温泉倶楽部。晴れた日の夜には星空鑑賞も!

魚沼市にはじっくりと体を癒すことができる温泉もあります。
市内にある温泉施設の中から、今回は宿泊だけでなく日帰り入浴も受け付けている「神湯温泉倶楽部」を訪れました。

画像引用:魚沼市観光協会(https://www.iine-uonuma.jp/)

近隣の山々に住む神様をもてなした、という言い伝えから「神湯」という名前が付いたのだとか。静かな環境でくつろげるため、定期的に通っている地元の方も多いそうです。泉質は弱アルカリ性単純泉でやわらかく、湯上りには体がポカポカに温まっているのを実感できました。

夕食の一例。右は豚肩ロースのすき焼き!

宿泊時には魚沼産の食材をたっぷりと使った夕食を味わうこともできます。メニューは日替わりで、ボリュームも満点!魚沼市産コシヒカリと相性抜群の旬の味覚がずらりと並びます。
11月17日~26年6月末まで改修工事のため休館予定ですが、魚沼市への旅行を来年度以降に検討している方はチェックしてみてくださいね。

【神湯温泉倶楽部】
新潟県魚沼市清本583番地
025-799-3350
https://www.kamiyuonsen.com/

四季折々の自然を満喫できる魚沼市、ぜひ絶景鑑賞に訪れてみてくださいね!後編では酒蔵見学や醸造所などを紹介していきます。 取材協力:小千谷観光バス
http://www.ojiya-kanko.com

この記事を書いた人 丹下紋香

生活情報誌やムック本を中心に、旅行・お出かけ関連の記事を執筆しています。趣味はひとり旅で、最近は台湾を周遊するのがマイブーム。マイルやお得な割引を活用して弾丸旅行を楽しんでいます!

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