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【かたせ梨乃さん】68歳とは思えぬ美ボディを保つ毎朝1時間の習慣とは? 正しい歩き方も伝授

  • 2025.10.31

【かたせ梨乃さん】68歳とは思えぬ美ボディを保つ毎朝1時間の習慣とは? 正しい歩き方も伝授

毎朝1時間歩くという、かたせ梨乃さん。その健康的な美ボディと笑顔が散歩の効果を物語ります。楽しむことを優先するウォーキングは、まさにゆうゆう世代向き!

PROFILE
かたせ梨乃さん 女優

かたせ・りの●1957年東京都生まれ。
大学在学中にCMモデルとしてデビュー。78年に女優デビュー。
映画『極道の妻たち』シリーズ、『肉体の門』など代表作多数。
2025年NHK大河ドラマ「べらぼう」に出演。
テレビ東京「あさこ・梨乃の5万円旅」で健脚ぶりを発揮している。

タウン着のままの“ついで散歩”

「今朝もね、6時すぎから小一時間、お散歩してきたんですよ」

爽やかな笑顔で取材現場に現れた、かたせ梨乃さん。天候が悪くなければ、ほぼ毎日散歩しているという。

「朝は空気が澄んでいて、気持ちいいでしょ。ルートを決めずに日差しや風を感じ、木々や花々、街の建物を眺めながら、気の向くままに歩くのが私流。ただ私、方向音痴だから、道に迷ってどんどん家から離れてしまい、なかなか帰れないこともあるんですけどね(笑)」

1日何千歩、1時間何キロ、と歩数やスピードを目標にするのではなく、「ぶらぶら歩き回るのが楽しい」のだという。

「もともと運動が好きで、20代の頃はストイックに走っていた時期もありました。年を重ねると膝に負担がかかるので、水泳にシフトしたんです。ところがコロナ禍でプールが閉鎖。それで家の周りを歩き始めたの。歩いていると『こんなところに公園が!』『素敵なお家!』と、いろんな発見が楽しくなって。徐々に距離が延びて、今は朝の散歩で5キロは歩きますね」

家に帰ってシャワーを浴び、朝食を取って仕事の現場へ。

「仕事仲間に『朝からそんなに歩いてくたびれない?』と言われますけど、全然(笑)。おなかが減ってご飯がおいしく食べられるし、体も頭もすっきりする。歩きながらお芝居のセリフを覚えることも多いんです」

撮影やロケで朝の散歩ができない日もある。

「地方ロケのときは必ずスニーカーを持参し、空いた時間に周辺を散策します。知らない町を歩くのはワクワクしますね。

ウエアは今日の服みたいに、脚や腕の曲げ伸ばしがラクにできる動きやすいタウン着です。普段からこういう服装なので、出先から歩いて帰宅することも。“ついで散歩”ね。そうすると、朝の散歩ができなくても1日1万歩は歩いちゃいます」

ことさらにウォーキングしようと気負わない“ついで散歩”。これならわざわざ着替える必要がなく、誰でも始めやすい。

正しい姿勢で歩くことを意識

散歩を日課にして約5年。健康状態は良好だという。

「毎年の人間ドックの血圧、血中コレステロール値、血糖値の数値は、問題なしとお医者さんにほめられます。体重も、歩き始めて1年弱で自然に4キロ減って、今も変わらないですね」

散歩を楽しみながら健康を維持しているかたせさんだが、いくつか心がけていることがあるという。ひとつは歩き方。

「ゆうゆう世代になるとね、一番重要なのは転ばないことなんです。お医者さんにもそう言われました。転ぶと骨折のリスクが高まり、健康寿命を縮めかねない。だから転ばないように、正しい姿勢で歩くことをいつも意識しています」

ポイントは、おなか。

「足だけを前に出そうとするとペタペタ歩きになりがち。膝に負担がかかるし、つま先が上がらずにつんのめって転びやすくなります。だから、おなかを引き上げるように意識して、おなかから脚を蹴り出すようにします。こうすると腹筋も太腿も使い、ぐんぐん前に進むのよ。腹筋が鍛えられるので、おなかや腰周りがすっきりします」

歩くときはおなかを意識して

意識的にキュッと引き上げたおなかから脚を蹴り出すのが、正しい姿勢。

「自然に背すじが伸び、つま先が上がってかかとから着地。すいすい前に進みます。この歩き方を身につけると、普段の姿勢もよくなるのよ」

NG

つま先が上がらないぺタペタ歩き

足だけで歩こうとすると小股になり、足裏全体で着地するペタペタ歩きに。つま先が上がらず、前かがみになって転びやすい。

【後編に続く】

撮影/中村彰男
取材・文/村瀬素子
ヘア&メイク/山岸直樹(Rouxda.)
衣装協力/YUKI TORII

※この記事は「ゆうゆう」2025年11月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

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