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【りんご】の保存方法。おいしさを長持ちさせる2つのポイントとは?

  • 2025.10.31

【りんご】の保存方法。おいしさを長持ちさせる2つのポイントとは?

「1日1個のりんごは医者を遠ざける」といわれるほど、りんごは栄養たっぷりの果物。まとめて買ったりんごを最後までおいしく食べきるには、保存のしかたが大切です。乾燥やエチレンガスに注意すれば、みずみずしさをぐんと長もちさせることができます。料理研究家・沼津りえさんに、そのコツを伺いました。

常温保存

常温の保存でも長もちします。一つずつキッチンペーパーで包み乾燥を防ぎ、紙袋などに重ならないように入れて冷暗所で保存を。常温で保存の期間は1カ月が目安です。

エチレンガスを上手に活用

りんごはエチレンガスの発生量が多いので、ほかの野菜と同じ場所で保存する場合は注意が必要です。かたいキウイフルーツや柿などと同じ袋に入れて保存すると、追熟が進みやすくなります。例外的にじゃがいもだけは、発芽を遅らせる効果が。

冷蔵・冷凍保存

まるごと冷凍で余さず食べ切りましょう。皮をむかずにまるごとラップで包み、ポリ袋に入れ冷凍・冷蔵を。
エチレンガスを出さないように、ポリ袋に入れておしりを下にして保存するのが鉄則です(ほかの野菜の劣化を防ぐため)。

まるごと冷凍したりんごの保存期間は3カ月が目安。
カットしたりんごの冷凍保存は1カ月が目安です。

解凍方法

ボウルに水を張り、30秒〜1分つけると、手でするりと皮がむけます。

甘さが増して、シャクシャクとした食べ応えに。さらに芯まで食べられます。皮には抗酸化作用のあるポリフェノールがたっぷり含まれています。

冷凍りんごで、りんご即席コンポート

【材料と作り方】(作りやすい分量)
①まるごと冷凍したりんご1個をポリ袋から出して水に30秒〜1分ほどつけ、ところどころ皮を残して手でむく。それを12等分に切り、芯をとる。

②耐熱ボウルに①を入れ、グラニュー糖30g、レモン果汁・白ワイン各大さじ1、ローズマリー(ドライかフレッシュ)小さじ1/2を加え、全体をまぜる。平にならし、密着させるようにラップをかけ、さらに耐熱ボウルの上にラップをふんわりかける。

③電子レンジで4分ほど加熱し、そのままあら熱をとる。

※少量の水分だけで電子レンジで加熱するので、蒸発しないようラップを二重にする。りんごが少し透き通った感じになればOK。

※この記事は『食品長持ち保存術』沼津りえ著(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。
※2022年10月21日に配信した記事を再編集しています。

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