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山尾志桜里氏「『好みの女性応援団』だ」高市首相への 《媚び批判》 に痛烈皮肉、 「リベラルの正念場」と警鐘も

  • 2025.10.30

Xに多くの賛同集まる

山尾志桜里衆院議員(当時)=2021年8月4日、時事
山尾志桜里衆院議員(当時)=2021年8月4日、時事

、女性初の首相・高市早苗氏のトランプ米大統領との会談をめぐり、リベラル層を中心に「媚(こ)びを売るな」などの“批判”が相次いだ件。元衆院議員の山尾志桜里氏が2025年10月30日、自身のX(旧Twitter)アカウントでこれに対する思いを投稿し、耳目を集めています。

山尾氏は、高市首相に対する「媚びを売るな」といった声に対して「マジでやめてほしい」と率直な思いを明かした上で「懸命に努力して成果を出した女性を何十年も貶めてきた女性蔑視の常套句じゃないですか」と、“媚び売り”との指摘を痛烈に批判します。

さらに、「リベラルを自称する方々の一部が、実は『女性応援団』ではなくて『好みの女性応援団』であったことがばれちゃったという感じ」とバッサリ。“眼差し”“笑顔”など、どうとでも取れる振る舞いにレッテル貼りをする言説は「一職業人を侮辱する」ものであり「全く共感できない」と断じました。

山尾氏自身、日米会談を「大成果」と評価しつつ「(高市氏のトランプ氏に対する)ノーベル平和賞推薦は余分だったんじゃないか」「今後はどこかで『日米対等』アピールが見たい」など、各論としてはさまざまな感想があると言及。しかし核心として「期待も懸念も、高市総理が女性であることは何ら関係ない」と言い切りました。

この投稿に対しては、同意を表すリプライや引用リポストが圧倒的に多い一方で、一部ユーザーからは「どう見ても媚びだった」「媚びは性別関係なく国家の威信棄損」などの反論も寄せられました。中には、「だからお前は(先の参院選で)落選したんだ」と中傷とも取れるコメントも。

高市首相ををめぐっては、トランプ氏に対する振る舞いについて立憲民主党の蓮舫氏ら国会議員が「肩に腕を回されなくても。笑顔を振り向かなくても。飛び跳ねなくても。腕を組まなくても。冷静な会談はできたのではないかな、と見えます。とても残念です」、「幼さに違和感。トランプ氏の横で親指を立て、ぴょんぴょん飛び跳ねる高市総理」などと疑問を呈する投稿をXにアップし、賛否を呼んでいました。

山尾氏も民主党(旧)などで活動してきた元衆院議員ですが、今回の投稿はいわゆる“リベラル層”内の考えが一様ではないことを明らかにした格好です。

山尾氏は当該の投稿を「国民として感じる期待も懸念も、高市総理が女性であることは何ら関係ない。そこの建前を立て直さないと、日本のリベラル言説は説得力を完全に失うと思う。正念場では」と締めており、議員のみならず支持者を含めたリベラル層にこの言葉がどう受け止められるのか、山尾氏の真意がどこまで伝わるのかが注目されます。

(LASISA編集部)

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