眼科医「こんな見え方でも答えて！」多くの人が誤解していた“視力検査の正しい受け方”に「知らなかった」

視力検査で行われる、丸い図形の切れ目の方向を答えるテスト。ぼんやりしていて見えにくいときは、思わず「分かりません」と言ってしまいたくなることもありますよね。

ドクターK＠眼科医パパ（@doctorK1991）さんが、「視力検査にまつわる“意外な事実”」という話題をX（旧Twitter）に投稿し、「知らなかった」「目を細めるのは？」と注目を集めています。

いったいどのような事実が意外なのでしょうか？

気になる投稿が、こちら！

どっちも上と答えてください。これ、隙間が開いているか分かるか検査しているので、隙間が分かれば答えてください。 pic.twitter.com/5PKZB77gla
— ドクターK＠眼科医パパ (@doctorK1991) November 5, 2025

今回の投稿を見て、「え、そうだったの？」と驚いた人もいるのではないでしょうか。

視力検査でよく見る、丸い輪に小さな切れ目が入った図は「ランドルト環」と呼ばれ、世界共通で使われている視力検査用の図形です。

このランドルト環、上の写真のようにぼんやりしていて隙間の方向がなんとなくしか分からないとき、「分かりません」と答える人もいますよね。

ですが実際には、隙間が開いていることがうっすらでも分かる場合は、方向が曖昧でも答えたほうがいいのだそう。そのほうが、正しい検査結果が得られるとのことです。

今回の件のように、「知っているつもりでいたことが実は間違っていた」ということは、たくさんあるのかもしれませんね。では、視力検査でランドルト環が出てきたとき、どのような点に気をつければいいのでしょうか。投稿者さんに詳しく伺いました。

切れ目が判別できているかが大切

ｰｰｰぼんやりしていて答えていいんですね！このことを知らない人は多い印象ですか？

これは結構います。この検査ははっきり見えるかを検査しているのではなく、その切れ目が判別できるかが大切です。

ｰｰｰ見えづらいものを「分かりません」と答える人が多いと思うのですが、実はそれは間違っているのでしょうか？

はい。前と関係しますが、本当に分からなければ「分かりません」と答えてかまいません。ただし、少しでも切れ目が分かれば、その方向を答えてほしいです。

ｰｰｰ他に視力検査で気をつけてほしいことなどがあれば教えてください。

あと意外といるのは目を細めて見てしまう方です。これはピンホール効果といって、視力がよく出てしまう可能性があります。正確な検査ができなくなってしまうので、必ず目は細めず大きく開けて検査をするようにしてください。

こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられていました。

右も上って言って良いとはビックリ

たまに隙間がくるくる回りだす

「上か下、いや右かなー！でも上で！」いつもこんな感じです。

え
こんくらいでも見えてるって言っていいんか知らなかった。

どこまで見えたら答えていいか分からないから、右の画像ぐらいの時は微かに見えるアピールで「うえ……？」って言ってる笑

右みたいな何となく開いてるなってのも答えていいの？
ほぼ見えないのに答えたら検査結果変わってきそうで、いつも分かりません言っちゃうんだけど

どっちが空いてるかじゃなく、酷いとランドルト環自体が見えてない時がある

目を細めて見てしまうのはダメなんですよね？

コメント欄には、「知らなかった」という声とともに、視力検査にまつわるさまざまなエピソードが寄せられていました。

私たちが当たり前のように受けている視力検査ですが、意図を把握して受けることで、より正しい検査結果を得られそうですね。これから視力検査を受ける方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

取材協力：ドクターK＠眼科医パパ（@doctorK1991）さん

※本記事は投稿者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています