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まだ使っていたらダサいかも…。令和の死語「ドロンします」若者の認知度はいかに?

  • 2025.10.29

「ドロンします」を理解している若者の割合

【画像】令和の“若者”が「ドロンします」を知ったきっかけです!(画像7枚)
【画像】令和の“若者”が「ドロンします」を知ったきっかけです!(画像7枚)

昭和・平成時代によく使われていた「ドロンします」という言葉。その場から急に姿を消すときに使われていたこの表現は、現代では”死語”の代表格とされています。「ワカモノリサーチ」が行った「あなたは“ドロンします”の意味がわかりますか?」に関する調査結果を参照して紹介します。調査は2025年8月22日〜9月6日、全国の14歳~20歳の若者(男女)935人を対象にしたものです。

調査の結果、「ドロンします」の意味が「わかる」と回答した若者は30.9%、「わからない」と回答した若者は69.1%となりました。約7割の若者は知らないものの、3人に1人は理解していることが判明しています。この結果は、死語とされる言葉でも完全に消滅するわけではなく、一定の割合で若い世代にも伝承されていることを示しています。「わかる」と回答した若者にその理由を聞いたところ、最も多かったのが親からの影響でした。「親がたまに使っていたから」「親が教えてくれたから」「親が言ってた気がする」といった回答が多数寄せられています。また、「先生から教えてもらった」「友達が使っているのを見たことがある」など、身近な大人からの影響も確認されました。これらの友人も、親など近しい人から教えてもらっているケースが多いようです。

親や身近な人からの影響以外にも、「テレビなどで見かけたことがあるから」「YouTubeやTVでたまに観る」「アニメで見たから」「ドラマやSNSで知った」といった、現代の若者が日常的に触れるメディアを通じて言葉を覚えた若者も存在しています。特に興味深いのは、バブル期の文化を通じた認知です。「バブリーダンスが流行った時に使われてるイメージ」「バブリーな人が使ってたから」として、バブル期に使われていた言葉として理解している若者もいました。その影響で「平野ノラから知った」「平野ノラが言ってたから」など、バブルのネタで一世を風靡したお笑い芸人・平野ノラさんのネタから学んだという回答も見られました。

一方で、69.1%の「知らない」と回答した若者からは「そもそもその言葉自体知らない」「人生で一度も聞いたことがない」といった意見が目立ちました。そのため、「なんとなくだけど”変身!”とかの意味かな」「バカだなーってときに使うのかも」など、間違った認識をしている若者も存在しています。しかし注目すべきは、多くの若者が「忍者?って思った」「忍者かな?でもわからない」「忍者のイメージしかない」「忍者みたいな感じはする」といった”忍者”を連想していることです。実際、「ドロンします」という言葉は忍者の「ドロン」がきっかけになった表現です。つまり「意味を知らない」と回答していても、実質的には正解に近い理解をしている若者が一定数存在していることになります。

今回の調査は、言葉の世代間継承について興味深い示唆を与えています。デジタルネイティブな令和の若者でも、親や身近な大人との日常的な会話、そしてメディアコンテンツを通じて、過去の言葉や文化に触れる機会があることが確認されました。

(LASISA編集部)

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