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少し切ない「ありがとう」昔好きだった彼、もう二度と会うことはない。私の居場所を奪った女|ママ広場マンガ

  • 2025.10.29

高校時代、カエデは自分の周りで起こる嫌がらせに悩まされていて、妹のサクラとその彼氏のショウマはシズクの仕業ではないかとずっと疑っていました。カエデは、仲の良いシズクがそんなことするはずがないと思いながらも、疑いを拭い去ることはできませんでした。それから時が経ち、大人になったカエデは事情があって地元に戻ることになり、シズクと再会します。用心するように呼びかけるサクラですが、カエデは高校時代の嫌がらせの犯人がシズクの仕業と決まったわけではないし、もう大人だからとそこまで気にしないように過ごしていました。しかし、シズクがカエデに何の連絡もなしにアカネを連れ出し、お店に置き去りにする事件がきっかけで、高校時代に自分に嫌がらせをしていた犯人がシズクだということを知ります。ワタルを交えて話し合いをするも、あくまでも自分は被害者でカエデにしたことを悪いと思っていないシズクのせいで、話し合いは平行線のまま。埒が明かないと思ったワタルの提案で、後日改めて話し合いの機会を設けることになりました。数日後、話し合いをするために改めてカエデの家にやってきたワタル。席につくと「・・・ごめんシズクは連れて来れなかった、でもこれまでのこと全部聞いたよ」と申し訳なさそうに言い、サクラにケガをさせたことを深く謝罪しました。するとショウマが、「ワタルもシズクに騙されていたんだろ?」と聞きます。ショウマの言う通り、シズクがワタルに嘘をついていたことは紛れもない事実です。実際、ワタルはシズクの策略にはまり、カエデとショウマが付き合っていると信じ込んでいました。しかし、2人が正式に付き合い始めたのは社会人になってから。ワタルが惹かれたのは純粋にシズクの人柄であって、高校時代にシズクがついた嘘が関係を進展させる直接的なきっかけになったわけではないとワタルは話します。それを聞いたサクラは、「お姉ちゃんがいなかったから比べる対象がなくて落ち着いてたのかな」とつぶやきました。

当事者であるシズクの代わりに誠心誠意謝罪するワタル

ママ広場

話し合いをするために改めてカエデの家にやってきたワタル。当事者であるはずのシズクの姿はありませんでしたが、その代わり夫であるワタルが誠意を込めて謝罪しました。

サクラを階段から突き落としたことに加え、カエデに何の連絡もなしにアカネを連れ出し、お店に置き去りにしたことは許されない行為だったと申し訳なさそうに謝罪するワタル。カエデは、今後自分たちに関わらないことを条件に、シズクが2人にした行為を許すことにしました。

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カエデとシズクの関係は悪くなってしまいましたが、彼女たちの子どもであるアカネとミズキは変わらず仲の良い友達同士です。大人たちの事情で2人の関係を壊したくないと思ったカエデは、子どもたちの関係はそのままにしておいてほしいとワタルに頼みました。

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話し合いが終わると、カエデはワタルに「もうここには来ないでね・・・申し訳ないけどもう2人には会いたくないから」と言いました。ワタルは「迷惑かけて本当にすまなかった・・・今までありがとう」と言い、カエデに背を向けて去っていきました。

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大切な幼馴染を失ったからなのか、それとも高校時代の切ない記憶を思い出したからなのか、カエデは胸が締め付けられるような気持ちになりました。すると、一連の話を聞いていたサクラが「許すの?」と聞きます。カエデはカレンダーを見つめながら「どうせ、もうすぐ物理的にここからも離れるしね」と言いました。

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カエデは吹っ切れたような顔で、「私がいなくなればシズクも落ち着くでしょ」と言いました。実は、カエデが地元に戻ってきていたのは、夫のカイとアカネの3人で海外に移住する手続きをするためでした。カイが手続きを整え次第、地元を離れることになっていたのです。

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「海外か~遠いね・・・」寂しそうに言うサクラに、カエデは「・・・そうだね、落ち着いたらサクラたちも遊びに来てよ」と言いました。窓の外には、澄み切った夕暮れの空が、カエデの新たな門出を照らすように広がっていました。

シズクがサクラとアカネしたことは許されない行為だったと申し訳なさそうに謝罪するワタル。カエデは、今後自分たちに関わらないことを条件に、シズクがした行為を許すことにしました。話し合いが終わり「もうここには来ないでね・・・申し訳ないけどもう2人には会いたくないから」と言うカエデに、ワタルは「迷惑かけて本当にすまなかった・・・今までありがとう」と言い、去っていきました。大切な幼馴染を失ったからなのか、それとも高校時代の切ない記憶を思い出したからなのか、カエデは胸が締め付けられるような気持ちになりました。一連の話を聞いていたサクラが「許すの?」と聞くと、カエデは「どうせ物理的にここからも離れるしね」と言いました。実は、カエデが地元に戻ってきていたのは、夫のカイとアカネの3人で海外に移住する手続きのためでした。カイが手続きを整え次第、地元を離れることになっていたのです。「海外か~遠いね・・・」寂しそうに言うサクラに、カエデは「落ち着いたらサクラたちも遊びに来てよ」と言いました。窓の外には、澄み切った夕暮れの空が、カエデの新たな門出を照らすように広がっていました。
シズクが壊したものはとても大きなものでした。結局彼女は最後まで非を認めず、謝罪もしませんでしたが、その行いをこの先後悔してくれることを願います。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。

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