1. トップ
  2. 恋愛
  3. 「侮辱だ」「不快」キンタロー。の高市首相モノマネにSNSが物議!なぜ「いつもの芸風」が今回だけ“批判の的”になったのか

「侮辱だ」「不快」キンタロー。の高市首相モノマネにSNSが物議!なぜ「いつもの芸風」が今回だけ“批判の的”になったのか

  • 2025.10.29

人気者だからこそ、風刺のハードルが上がる

お笑いタレントのキンタロー。(撮影:2015年08月、時事)
お笑いタレントのキンタロー。(撮影:2015年08月、時事)

お笑いタレント・キンタロー。(44)が10月24日に投稿した高市早苗首相のモノマネ写真が、SNSで物議を醸しています。約4700いいね、30万超の閲覧数と大きな注目を集める一方、コメント欄は「失礼」「不愉快」といった批判で埋め尽くされている状態です。なぜ、キンタロー。の「いつもの芸風」が、今回はここまで強い反発を招いたのでしょうか――。事実とネットの声を基に、この騒動の核心に迫ります。

投稿内容と即座の「大炎上」

キンタロー。は自身の誕生日を迎えた10月24日の投稿で、青ジャケット+シルバーインナー、ショートウィッグの姿で高市首相をモノマネした写真を公開しました。「#やりはじめて1日目の高市早苗首相」とハッシュタグを添え、「国民の皆様に喜んでもらえるべくまねて!まねて!」とモノマネへの意気込みを語っていました。

しかし、その勢いとは裏腹に、投稿からわずか数時間で数百件の批判が殺到。瞬く間にX(旧Twitter)でトレンド入りする事態となりました。

「高市さんに失礼すぎる」「気持ち悪いし面白くない。モノマネというより侮辱だ」「やるなら石破(茂)でやってくれ」

その一方で、「高市信者が怖い」「何でもかんでも叩きすぎ」といった、批判層への反発の声も飛び交い、議論は泥沼化しました。

「人気者だからこそ、雑さが許されない」説

今回の炎上は、単なる「面白くない」という理由だけではありません。政治の「タイミング」と「熱量」が、キンタロー。の芸風とぶつかった点に、議論の焦点があるようです。

高市首相は、10月21日の就任直後で女性初の首相ということもあり、保守層の熱烈な支持を集める「熱量ピーク」の状態。国民の期待の象徴とも言えます。一方、キンタロー。の芸風は、顔のパーツを極端に誇張し、クオリティよりインパクト重視。「似てなさ」も笑いに変えるスタイルです。

例えば、清水ミチコ氏が高市氏のモノマネをした際は、「似てる」「リスペクトがある」と好評を得たように、緻密な研究やクオリティの高さは評価されやすいものです。対照的に、キンタロー。のスタイルは、人気・期待のピーク時という状況と相性が悪かったと言えます。

「モノマネされるのは人気者の証」という言葉は正しい。 だが、「人気の種類」と「タイミング」で、受け止められ方は180度変わるのではないでしょうか。

高市氏は就任直後の象徴的存在であり、「熱狂的な支持者がいる時期」に、キンタロー。の「雑な誇張」が「軽視」や「侮辱」に直結してしまった。過去の首相や石破茂氏など、すでにネタとして定着している人物なら「まあネタだし」と流された可能性は高いでしょう。結果、「誇張」が「侮辱」に転じてしまったのが、今回の大炎上のメカニズムと言えるかもしれません。

「二重基準」指摘で擁護の声も

もちろん、キンタロー。のモノマネを擁護する声も根強く存在します。

「仕事早すぎ!最高。芸人はこれくらいでいい」「特徴捉えてる」「絶妙な似てなさ加減が面白い」「芸人の商売であり、風刺は民主主義の基本だ」

また、「不快なら見なければいい」「石破モノマネはスルーだったのに?」といった、批判層の「二重基準」を指摘する声も増え、炎上は徐々に収束傾向にあるようです。ワイドショー関係者からは「若い世代の政治関心を高めるきっかけになるかも」と、評価する声も上がっています。

人気のピークこそ、風刺の“危険地帯”

今回の騒動は、芸能と政治の交差点で起きた典型的な事例と言えます。

キンタロー。の「いつもの雑さ」という“芸風”が、高市首相の「熱量ピーク」という“タイミング”と衝突し、見事に裏目に出た形です。モノマネがメディア露出を増やし、定着すれば、いずれは笑いに昇華される可能性はあります。しかし、支持層の過熱が続く限り、モノマネの「雑さ」は、今後も同様の「火種」となり続けるでしょう。

「人気者だからこそ、笑いのハードルが上がる」 ――今回の炎上が示した、現代の風刺における重要な示唆かもしれません。

(足立むさし)

元記事で読む
の記事をもっとみる