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全方位で洒落見えするのがスゴい!売れに売れていると噂の【エブール】のコートをひとり試着祭り

  • 2025.10.29

つい最近まで夏だと思っていたら、秋を通り越して冬のような寒さも感じる日も増えてきました。そうなると必要になるのがアウターです。これからの季節はコーデの主役になるし、登板の機会も多くなるので絶対に妥協はしたくないですよね。どんなスタイリングにも使えるデザインが理想だし、重ね着する冬は軽い着心地であることも大切。そうなると悩みに悩みまくってしまい、昨年は購入を先送りにしてしまいました。だからこそ、今年こそはぜひとも新調したい!
 
そこでオトナミューズ編集部にオススメを聞いてみたら、「エブールはどう? 」との返答が。長年メンズ畑にいたおかげで、レディースのブランドにかなり疎い筆者でも聞いたことがあるブランド。しかも「これほどコートが売れない時代に、エブールだけは売れまくっているらしいよ! 」とのことだったので、早速ショップに伺ってきました!
 
初めて知ったのですが、【エブール】って、コートからスタートしたブランドなんですね。毎年新調するリピーターも多く、なんとこの冬は店舗限定なども含めて20前後のコートを展開しているそうなんです。現在はトータルコレクションで発信しているのに、この豊富なラインナップはスゴすぎ! というわけで、厳選に厳選を重ねて、筆者のハートに刺さった珠玉の6着を、その魅力と共に詳しく解説します。

アルパカシャギーコート¥198,000(エブール)

旬度満点! ブルゾン感覚で気軽に羽織れる「アルパカシャギーコート」

まず手に取ったのが「アルパカシャギーコート」。希少性の高いアルパカを使用しているらしく、絶妙なツヤ感もあって取り入れるだけでスタイリングをワンランク上に導いてくれるんです。そもそも【エブール】って丸みのあるフォルムが特徴らしいのですが、こちらもドルマンスリーブで全体的に丸みがありました。シャギー素材の表情豊かな風合いと相まって、シンプルなデザインながらも存在感は満点です!
 
ネックまわりがすっきり見えて、タートルネックニットやストールと相性がいいノーカラーなのもポイント。短過ぎず長過ぎない絶妙な着丈に仕上げているので、ボトムスとのバランスも取りやすかったです。そして何より、ネイビーってのがイイ! 洗練された雰囲気がありますし、筆者はデニムなどのカジュアルなボトムスと合わせたいって思いました。もちろん着心地も軽いですし、かなり好みかも♡

全体的に丸みを持たせたフォルムになっているので、サイドからも女性らしく美しいんです!

このコートのドルマン具合はこんな感じ。ゆったりとしたサイズ感なので合わせるインナーも選ばないはず

アルパカシャギーのリッチな風合いがこんな感じ。しなやかなタッチも心地よく、ずっと触っていたくなります!

ジロンラムメルトンジャケット¥121,000(エブール)

うれしい2WAY仕様。旬度の高いデザインも魅力的な「ジロンラムメルトンジャケット」

今シーズンはハンティングジャケットに密かな注目が集まっていますが、こちらはそれをモダンにアップデートさせたようなルックス。華美な装飾を省いたおかげで野暮ったさは一切なく、逆に洗練された雰囲気を醸し出しています。特筆すべきは、レザーの襟を外すとノーカラーのジャケットとしても着られること。1着で2通りの着こなしが楽しめるのは、アウターが主役になるこれからの季節にはうれしいですよね。
 
使用している素材はラムウール。しっとりとした肌触りが魅力なのですが、コチラは裏地のない一枚仕立てなのでその心地よさをダイレクトに味わうことができます。真っ白過ぎないアイボリーの色味も絶妙で合わせやく、ダークトーンが多くなりがちな冬コーデの鮮度アップ要員としても重宝しそうです。
 

サイドに入ったスリットは、さりげなく抜け感を演出する効果も

このジャケットもドルマンスリーブ。大胆なドロップショルダーも目をひきます

レザーとウールの素材のコントラストも絶妙なスパイスに!

リュクスシャルムビーバージャケット¥121,000(エブール)

襟みたいなフードもかわいい♡ 大人カジュアルを体現した「リュクスシャルムビーバージャケット」

カジュアルさと上品さが絶妙にミックスしたコチラのジャケット。推しポイントは、フードが取り外せる2WAY仕様と両面起毛の生地感。まず、フードは外すとノーカラーになるので、1着で2通りの表情が楽しめます。さらに上の写真を見てお気づきかもしれませんが、フロントからはフード部分が大きな襟にも見えるところがかわいいんです♡ 生地は上質なウール素材をベースにしていて、さらにビーバー仕上げによってなめらかな肌触りとリュクスな風合いを両立しています。
 
斜めに配したフラップ付きのフロントポケットも目をひきますが、実はコレ、フラップを上げるとパイピングポケットがお目見えして、アームウォーマーポケットとしても機能するんです。また、フードのドローコードはボディと同色にするなど、細かなディテールにもこだわりが光ります。

【エブール】のアウターは、サイドからの見え方が本当に美しいですよね

このたっぷりとしたサイズ感も、唯一無二のかわいさを演出してくれるんです

フードを取り外すとノーカラージャケットに変身!

カシミヤリバーコート¥396,000(エブール)

至福の着心地♡ 見た目から伝わる贅沢な素材感が魅力の「カシミヤリバーコート」

着用して思わず「最高♡ 」と叫んでしまったこちらのコートは、とにかく素材がすごい! 上質なカシミヤを贅沢に使用しているだけでなく、両面ビーバー仕上げにすることでリュクスなムードをさらに高めているんです。着心地も軽くて暖かいし、袖を通すたびにきっと幸せな気分になるはずです。
 
裏面の配色がのぞくラペルも特徴で、比翼仕立てのシンプルなデザインに引き立ちます。斜めに配したスラントポケットとロング丈が相まって、縦のラインを強調しながらすっきり見せてくれるのも特筆すべきところ。ニット×デニムにサッと羽織ってもサマになるので、個人的にはカジュアルな着こなしに合わせたいと思いました。

ほんのり丸みを帯びた【エブール】ならではのフォルムは、ロングコートでも健在!

このコートもドルマンスリーブ調のゆったりとしたシルエットです

ちょっとわかりにくいかもですが、本当に生地がイイ! 他のモデルに比べるとちょっとお高めなのも、実物を見ると納得するはず

リュクスシャルムビーバーコート¥154,000(エブール)

この冬のスタメンコートになること間違いなしの「リュクスシャルムビーバーコート」

「なんだかんだ使えるのって、こういうコートだよね! 」と強く思ったのが、このノーカラーコートです。イイ意味でクセがなくシンプルに徹したデザインなので、合わせる着こなしを本当に選ばないと思うんです。コートは他にも持っていても、なぜかいつもこれを着ちゃう♡ そんなコートに感じました。
 
もちろん【エブール】っぽさもあり、バックにボリューム感が出るシルエットはとにかくキレイだし、袖もゆったりとしているのでボリュームあるニットも余裕で着られそうな感じも◎。フロントポケットも主張がかなり控えめのスラッシュポケットになっているので、両面起毛のビーバーのリュクスな風合いが引き立っているのも気に入りました!

たっぷりとしたシルエットながらも着ぶくれして見えないのは、さすが【エブール】

フロントはサドルショルダーですが、バックはラグランスリーブ仕様に。そうすることで肩まわりに窮屈さを感じることなく、動きやすくなるんです

【エブール】のビーバー仕上げの生地は表情が豊かだし、高級感もあって好きかも♡

リュクスメルトンコート¥165,000(エブール)

ボリューミーで立体的なフォルムが新鮮な「リュクスメルトンコート」

最後にご紹介するこちらは、今回試着したコートの中で一番のオーバーサイズ。フロントポケットが腕を出すアームスリットのようにも見えたからか、大胆なシルエットと相まってマントのようにも感じました。ボリュームあるニットの上に羽織っても窮屈感がなさそうなのも個人的には高ポイント!
 
他のモデルが軽過ぎてちょっと重く感じましたが、もちろん肩が凝るほどではなく、許容範囲内。というか、普通に考えると軽いです! ちなみに2枚の生地を1枚の布のように仕立てたリバーメルトンは、どこかクラシックなムードもあってこのコートのデザインと絶妙にマッチしていました。両サイドに深めのスリットが入っているので動きやすいですし、前立てがドットボタン仕様で着脱しやすいのもよかったです!

他のモデルとは一線を画す、ちょっと個性的なボリューム感にホレました♡

腕を広げると、このコートのオーバーサイズ感がわかりますよね

美しい光沢感があるのもお気に入り。ちなみにこのコート、袖にあしらわれたベルトもポイントになっています

【エブール】のコートを初めて着てみましたが、売れまくっている理由がわかった気がします。デザインはシンプルで合わせやすいのに、丸みを帯びたフォルムのおかげですごく洒落て見える。素材も上質ですし、大人にふさわしいコートの宝庫! これはリピーターが続出するのも納得ですね。これから冬本番。気になるモデルがあったら、売り切れる前に早めにショップに行くのが賢明ですよ!

text:KYOKO CHIKAMA

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