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【永田崇人さん】大学入学を辞退し“葬儀”の道へ。時代を変えた男をショートドラマで熱演!

  • 2025.10.27
mamagirl

SNSを中心に話題の縦型ショートドラマアプリ「タテドラ」が、ドラマ作品『最期の、ありがとう。』を2025年10月1日(水)より公開中!大切な人を想う気持ちや、命の尊さを静かに問いかけてくる、実話を元にした物語です。
運命の出会いをきっかけに葬儀業界を志した主人公を演じた永田崇人さんに、現場のエピソードや作品を通して伝えたいことを伺いました!

「自分の持っているものをすべて出し切った」作品に向き合う中で見つけた使命とは

ーー出演が決まったときのお気持ちはいかがでしたか?

永田崇人(以下、永田):単発のドラマでは主演をやらせて頂いたことがあるのですが、連続のドラマでは初主演だったので、お話をいただいたときはすごくうれしかったです。ただ「自分がうまく演じられなければ、作品そのものに影響を与えてしまうのでは」というプレッシャーもありました。縦型ドラマへの出演も今回が初めてで、新鮮な気持ちで撮影に臨みました。

ーーご自身が演じた役について教えてください。

永田:僕が演じた主人公・冨安徳久は、短期バイトをきっかけに葬儀の仕事と尊敬する先輩に出会い、そのまま身一つで葬儀業界に飛び込んだ人物です。彼はとにかく情熱にあふれ、誰かのために献身的に動くことができる男です。

このドラマ『最期の、ありがとう。』は、実際にあった話をもとにしている作品なので、原作の著者であり、僕が演じさせていただいた主人公である冨安さんにもお会いさせていただきました。本や脚本を事前に読んだときから「すごい方だな」と思っていましたが、実際にお話ししてみると、とても柔らかくて優しくて、親しみやすい方で。人を楽しませようとするチャーミングな一面も持っていて、まるでエンターテイナーのような魅力を感じました。それに、葬儀という場面でも、“感動”や“温かさ”を大切にされていて、そのお人柄が作品全体にもにじみ出ているんだなと感じました。

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ーー縦型ドラマへの出演は初めてとのことでしたが、撮影時に気をつけたことはありますか?

永田:縦と横、両方のカメラで同時に撮っているシーンが多かったこともあり、撮影中はあまり画角の違いを意識せずにお芝居することが多かったです。
ただ、クレーンを使った動きのあるカットなどは縦用・横用でそれぞれ別に撮影する必要があったので、そのときは“同じお芝居を違う画角で2回やらなくてはいけない”という難しさがありましたね。たとえば、2人が横並びになるシーンは横画面なら自然に画角に収まるんですが、縦画面だとそれだけで画面がいっぱいになってしまって、見せたいものがうまく映らなかったりするんです。そういった場面では、共演者の方やカメラさんとも相談しながら試行錯誤して、探り探り撮影を進めていきました。難しい作業ではありましたが、その分すごく面白かったですし、仕上がりを見るのが楽しみです。

ーー“死”や“葬儀”というテーマを扱う上で意識したことを教えてください。

永田:この作品に出演するにあたって、納棺シーンなどの所作を葬儀会社の方に指導していただいたのですが、こんなところまで気を配っているんだ、と驚くことがたくさんあったんです。やはりそれだけ繊細な気遣いが求められる仕事なんだと実感しましたし、そういった部分は特に大切に演じるように意識しました。
それと同時に、僕自身がすごく意識したのは、死生観についてです。冨安さんにお会いした際に伺ったお話なんですが、人は本来「生きてから死ぬ」はずなのに、“死生観”という言葉は「死が先にあって、そして生きる」という順番になっているんですよね。それは死について考えることで、生きることの意味や大切さがより深く見えてくる……そういうことなのではないか、とおっしゃっていて。だからこそ、今を生きる自分として、画面から飛び出すくらい、生き生きと躍動して演じたいという気持ちで現場に立っていました。

ーー『最期の、ありがとう。』では市原隼人さんと共演されましたが、現場で印象的だった出来事はありますか?

永田:個人的にすごく心に残っていてうれしかったのは、とあるシーンの撮影後に市原さんが僕のところに来てくださって、「(永田さんは)本当に大好きな俳優さんだなと思ったよ」と声をかけてくださったことです。僕は『ROOKIES』世代で、市原さんが出演されていた『リリィ・シュシュのすべて』や『チェケラッチョ!!』などの作品も大好きなんです。子どもの頃からずっと見ていた俳優さんにそう言っていただけるなんて夢にも思いませんでしたし、「自分がこれまでやってきたことは間違ってなかったのかもしれない」と思えました。
現場でお芝居に迷っていたとき、「主役は崇人なんだから、好きにやっていいんだよ」と言っていただけたのも本当に心強くて。思ったことはなんでも挑戦してみようという勇気をもらえましたし、あの日は一日中、うれしい気持ちでいっぱいでした。

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ーー葬儀の仕事と出会った主人公のように、永田さんご自身は“これがきっかけで人生が変わった”と感じた瞬間はありますか?

永田:僕自身も、大学入学を辞退して葬儀の仕事を選んだ冨安さんと同じように、大学を途中で辞めて俳優を始めたんですよ。そもそものきっかけは学生時代に受けた地元の情報誌のモデルの仕事でした。「ちょっとやってみない?」と知り合いに声をかけてもらって、初めは面白そうだなと軽い気持ちで参加したんです。
そのときに「こういう仕事って楽しいな」と感じて、そこから芸能の道を目指すようになりました。今振り返ってみると、それが自分にとっての大きな転機だったなと思います。

ーー今後、新たに挑戦したいと思っていることはありますか?

永田:この作品や原作を通じて感じたのは、「人には使命があって、それに向き合って生きていくべきなんだ」ということです。僕自身、自分にとっての使命とは何だろうと考えるようになりました。
この仕事をしている以上、僕のことを見て、応援してくださる方々がたくさんいらっしゃるので、まずは、その方たちに楽しんでもらいたいという思いがあります。それに加えて、まだ出会ったことのない方たちにも、作品を通じてほんの少しでも幸せを届けられるようなお芝居ができたらいいなと思っています。
僕にできるのは目の前の作品にまっすぐ向き合うことだけですが、それが結果として誰かの心を動かすことに繋がってくれたら、それはすごくうれしいことです。

ーー最後に、作品をご覧になる方に向けてメッセージをお願いします。

永田:葬儀会社が舞台のドラマということで、「かしこまって見ないといけない」と身構えてしまう方もいるかもしれません。ですが、実際には気軽に楽しめるシーンもたくさんありますし、“葬儀”の物語である前に、“一人の若者が藤田先輩という人生の道を見つけていく成長ドラマ”なんです。
もちろん重いテーマもありますが、それだけではなく、笑える瞬間や温かい気持ちになれる場面もたくさん詰まっています。
1話1話が短くテンポよく観られるので、ぜひ気負わずに、まずは1分だけでも試しに見ていただけたらうれしいです。僕自身も全身全霊で、自分の持っているものをすべて出し切ったと思えるくらい本気で臨みました。きっとたくさん泣いて、たくさん楽しんでもらえる作品になっていると思います。

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プロフィール

永田崇人(ながた・たかと)

1993年8月27日生まれ、福岡県出身。
「東京ワンピースタワー」ライブアトラクション モンキー・D・ルフィ役でデビュー。
ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』の孤爪研磨役、ケムリ研究室no.3「眠くなっちゃった」など多数舞台出演。ドラマ「無能の鷹」の烏森皇子役、「君とゆきて咲く~新選組青春録~」の山南敬助役、「ガンニバル」の西村邦寿役など、ドラマ・舞台でも活躍。

『最期の、ありがとう。』作品情報
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「死」と「生」に一途に向き合い
葬儀に人生をかけた男たちの感動の物語

18歳で葬儀の世界に飛び込み、偏見と闘いながらも葬儀界の革命児となっていった青年の実話をベースにした本格派長編ショートドラマ。運命的な出会いをした藤田先輩の仕事への愛とひたむきさに心突き動かされた徳久は、シンガーソングライターを目指すのをやめて葬儀の道へのめり込んでゆく。藤田の背中を追い続ける徳久は、伝えられなかった”ありがとう”を胸に、たくさんの「最期の瞬間」に心で向きあってゆく。
主人公の冨安徳久役を演じるのは、ネクストブレイク筆頭の永田崇人。「仏様を最愛の人だと思ってやるんじゃ!」と葬儀の真髄を教える徳久の人生の師・藤田先輩役を市原隼人が演じ、葬儀・所作・方言など細部までリアルにこだわって作り上げた。
永田・市原が全身全霊で臨んだ納棺シーンや、警察も目を背けるようなご遺体と向きあうシーンは必見。

出演:永田崇人、市原隼人、大石愛陽、川上麻衣子、國村諒河(カラフルダイヤモンド)、今野浩喜、さがね・まさひろ(X-GUN)、櫻井淳子、杉江大志、鈴木美羽、設楽賢(カラフルダイヤモンド)、高垣博之(カラフルダイヤモンド)、高城れに(ももいろクローバーZ)、田村亮、月野有菜、寺島進、中山翔貴、西尾季隆(X-GUN)、西村まさ彦、橋本マナミ、堀田眞三、本田剛文(BOYS AND MEN)、槙あやな、松林慎司、黛英里佳、宮本龍之介、室田真宏、山村美智、吉木遼、レ・ロマネスクTOBI、渡辺いっけい

縦型ショートドラマアプリ「タテドラ」

『最期の、ありがとう。』の他にも、「タテドラ」ではバラエティ豊かな作品を多数配信中!

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