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NISA初心者がやりがちなNG投資【6選】1点集中で資金投入はすべき?

  • 2025.10.26

NISA初心者がやりがちなNG投資【6選】1点集中で資金投入はすべき?

「節約とか“貯める”ことは慣れてるけど、投資は初めてで不安」「NISAは気になるけど、いまさら人には聞きづらい」——と、そんな人にぴったり! マンガとイラストでわかりやすい、新刊『そろそろNISAをはじめようと思ったら知りたいことが全部のってる本』(監修/坂本綾子、マンガ・イラスト/てらいまき)から抜粋してお届けします。第4回は、必読!NG投資方法。

NISA初心者は注意したい! NG投資方法

NISAで資産運用を始めるなら、知っておきたいのが「避けるべき投資方法」。
まずは以下のNG例をしっかり頭に入れておきましょう。

× 感情的になって売買する

短期的な値動きやニュース、噂話などに心を動かされて感情的に売買してしまうと、大きな損失をこうむることがあります。

<例>上がっているときに飛びつく

価格の急騰を見て「今買わなければ乗り遅れる!」とあせって買う

高値づかみをしてしまい、その後暴落して大損をする

<例>下がっているときにこわくなって売る
(狼狽売り、パニック売り)


相場の急落時に「もっと下がったらどうしよう」と恐怖にかられて投げ売りする

底値圏で売ってしまい、その後回復して大損となる

× 1点集中で資金を投入する

1つの銘柄や1つの業種に資金を集中させると、その銘柄や業種の価格変動によって大きな損失をこうむる可能性があります。

<例>好きな会社や興味がある業界の株に資金をすべて投資する

× 情報に飛びつく

メディアやSNSで目にする「今はこの株が熱い!」などといった情報に飛びつくと、すでに高値圏だったり、急落直前だったりすることも。自分自身の投資判断を大切にしましょう。

<例>「ビットコインが熱い」というニュースを見て飛びついたが、その後急落した

× 「早くもうけよう」とする

短期トレードやデイトレードで「手っ取り早くもうけること」は非常にむずかしく、ほとんどの人は損失を出します。「長期・積立・分散」を忘れず、コツコツ投資が結果的に最も勝率がよいことを肝に銘じましょう。

<例>上がりそうな銘柄を日々売買した結果、結局利益よりも損失が大きくなった

× 身の丈に合わない投資額で投資する

生活に必要なお金まで投資してしまうと、お金が必要になったときに短期的な価格下落のタイミングで売却しなければならなくなる可能性が。また、借金をしたり、信用取引などで元手以上の金額を投資すると、価格が下がったときに大きな損失をこうむる可能性があります。

<例>
・子どもの学費が必要になり、価格下落の局面で株を売らざるをえなくなった
・信用取引でレバレッジ※をかけ、自己資金以上の損失を出した

※レバレッジ
少ない資金で大きな金額の取引ができる仕組みのこと。「レバー=てこ(梃子)」、つまり「てこの原理」を指す。
たとえば信用取引では保証金の約3.3倍までの取引が可能。
うまくいけば大きな利益が期待できるが、多大な損失となる可能性もあある。

× 甘い話に飛びつく

SNSなどに横行する「半年で10倍」「1日30万円の爆益」といった甘い話は、詐欺など犯罪の可能性も。また「もうかるテクニックを教えます」といったいわゆる情報商材も質の高いものは少なく、高額販売が目的の場合が多いので注意しましょう。

<例>有名人を騙った「10日で50万円プラス」というSNS広告に飛びつき、LINEに誘導されて高額な情報商材を売りつけられた

【投資詐欺にだまされないチェックポイント】

投資に「元本保証」や「絶対もうかる」はありえないので、詐欺と判断しましょう。また、株式や投資信託は証券会社などを通して取引するものです。投資は原則「金融庁の免許・許可・登録等を受けた金融機関を通すこと」と心得ておきましょう。

※この記事は『そろそろNISAをはじめようと思ったら知りたいことが全部のってる本』監修/坂本綾子 マンガ・イラスト/てらいまき(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

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