中東オマーン発、"香水の本場"アラビアの魅力満載の「AMOUAGE」

中近東のフレグランスメゾン、というと日本ではあまり馴染みがないかもしれないが、今回注目する「AMOUAGE」（アムアージュ）は、1983年に中東オマーンのアルブサイディ家が設立した王室御用達の由緒あるフレグランスメゾンだ。アラビアの香水芸術をベースに、モダンな調香技術と素材を駆使した絶妙な香りで王室関係者を魅了する同メゾンの香りは、歴史上香料とミルラの交易の中心だったオマーン発らしく、どれも中近東特有の濃密さを残しつつモダンな香調が魅力だ。

世界の香水文化の中でも長い歴史を持つアラビア唯一無二のメゾンと言っても過言ではない「AMOUAGE」。西洋と東洋が見事に融合した「AMOUAGE」の世界に、早速触れてみよう。

ミネラルウッドとスパイスがきらめくように広がるフレグランス「PURPOSE」は、メゾン曰く「まるでシャーマンのように五感を目覚めさせてくれる香り」。安らぐようなあたたかさで包み込んでくれる奥深さも、中近東の香りらしい。

Search、Lineage、Purpose、Guidanceと、メゾンで人気の4種類のベストセラーフレグランスのミニチュア版を一つのセットにしたコフレ「エスケープ コレクション」は、ボトルやパッケージの美しさにコレクターも多数。人と違う香りを求める上級者へのギフトにもピッタリ。

軽やかでラグジュアリーなテクスチャーが魅力のボディローションは、ベタつかず伸びがよく、肌に素早く浸透するのがポイント。なめらかでみずみずしい素肌へと導きながら、オマーン産フランキンセンスを中心とした深みのある優雅な香りで全身を包み込んでくれる。

横山正美

ビューティエディター／ライター／翻訳。「流行通信」の美容編集を経てフリーに。外資系化粧品会社の翻訳を手がける傍ら、「VOGUE JAPAN」等でビューティー記事や海外セレブリティの社会問題への取り組みに関するインタビュー記事等を執筆中。