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「マジ推せる」「共感しかない」小野田大臣の“だいぶ嫌われてる人間”発言が《神対応》とSNSが称賛! 「好きな作品を公言しない」深すぎる理由

  • 2025.10.25

小野田大臣の「だいぶ嫌われてる人間」発言が神対応と称賛されるワケ

小野田紀美氏(撮影:2025年10月21日、時事)
小野田紀美氏(撮影:2025年10月21日、時事)

2025年10月24日、経済安全保障担当大臣に就任したばかりの小野田紀美氏のある発言が、X(旧Twitter)上で瞬く間に拡散し、「オタクのかがみ」だと大絶賛されています。

10月24日の閣議後会見で「最近好きなアニメや漫画は?」と質問された小野田大臣。その回答が、多くのオタクの心に突き刺さりました。

「私だいぶ嫌われている人間でもありますので、その作品を好きな人が嫌な思いをされるのを防ぐため、公の場では控えます」

この「自虐」とも取れる発言の裏にある作品とファンへの深すぎる配慮に、ネットからは「リスペクトがすごい」「このバランス感覚が安心感に繋がる」「推しを公言しないのはオタク特有の配慮。共感しかない!」といった、熱い共感の声が殺到しています。

「推しに迷惑をかけたくない」ガチオタの尊すぎる配慮

この発言が「オタクの鑑」と称賛される最大の理由は、「政治的な立場や、個人の好悪と、純粋な作品のイメージを切り離す」という、究極のオタク的リスペクトを体現している点にあります。

小野田大臣は、保守的な政治的スタンスから、一部のネットユーザーから批判を受けることも事実です。そんな自分が特定の作品を公言することで、作品自体が政治的な文脈で語られたり、他のファンが「嫌な思い」をするかもしれない。そうした事態を未然に防ぎたいという配慮は、まさに「推しを守る」というオタクの精神そのもの。

この「推しを守る」という意識は、オタクカルチャーに深く根付いた価値観です。特定の作品が政治的な思想や論争と結びつけられることで、作品そのもののイメージが損なわれたり、他のファンが離れてしまったりすることを、ファンは敏感に察知します。そのため、「推しに恥をかかせてはいけない」「界隈に迷惑をかけてはいけない」という不文律が存在します。小野田大臣の発言は、こうした繊細なファン心理を完璧に理解していることの証左と言えるでしょう。

「公の場で推しは語らない」というその姿勢に、多くのオタクが抱える「自分の立場や言動で、推しに迷惑がかかるのではないか」というリアルな不安が解消されたと言えるでしょう。

元「中の人」!? 大臣の「ガチオタ」すぎる経歴

小野田大臣のオタクとしてのアイデンティティは、これまでの経歴からも明らかです。

彼女は、マンガ・アニメ・ゲームに関する議員連盟の一員であることに加え、表現規制への反対活動にも熱心に取り組んできました。特に2017年に発生した事件では、漫画の表現が規制される可能性を懸念し、警察に直接問い合わせて結果を公表するなど、二次元文化を守る最前線で活動し、表現の自由に対する強い姿勢を示してきたことで知られています。

さらに驚きなのが、政治家になる前のキャリアです。拓殖大学卒業後、彼女はなんとゲーム・CD制作会社に勤務。広報などを担当し、コンテンツ業界の「中の人」として働いていた経験を持つ、正真正銘の“ガチオタ”。

私生活においても独身主義者を公言しており、2023年末に子宮全摘手術を公表した際も、「結婚の予定はない」「二次元以外に興味がない」といった旨の発言をしていることからも、ブレない信念がうかがえます。

炎上リスクを回避した「神対応」

もちろん、彼女の政治的なスタンスに対しては批判的な意見も存在し、「だいぶ嫌われている人間」という自虐の背景にもなっています。しかし、今回の騒動で圧倒的多数を占めたのは、「政治的な立場は関係なく、この発言だけは共感できる」という声でした。

彼女の発言は、政治家としての立場とオタクとしての趣味・好みを、あえて公の場で切り離すという難しい課題に、ひとつの「神対応」という答えを出したと言えるでしょう。

「推し」への深いリスペクトを見せ、炎上リスクを回避した小野田大臣。今後も「オタクの鑑」として、どのような動向を見せてくれるのか、引き続き注目が集まります。

(LASISA編集部)

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