1. トップ
  2. 草姿と花で一年中楽しめる!「宿根草」のロングライフ寄せ植え【ガーデニング】

草姿と花で一年中楽しめる!「宿根草」のロングライフ寄せ植え【ガーデニング】

  • 2025.10.24

草姿と花で一年中楽しめる!「宿根草」のロングライフ寄せ植え【ガーデニング】

「大鉢があったら、鉢を小さな庭に見立て、2〜3年は植えっぱなしのロングライフ寄せ植えを楽しむことができる」と話すのは、英国園芸研究家の吉谷桂子さん。花とともに草姿が魅力的な宿根草の寄せ植えを提案していただきました。

【宿根草の寄せ植え①】花だけでなく葉も観賞するオダマキ

温暖な地域では、ふっくらと葉をつけたまま冬を越すオダマキ。秋に葉をつけた宿根草のオダマキの苗を見つけたら、その葉の色や形も観賞価値のひとつととらえ、ぜひ寄せ植えに。

花のない時期はアネモネやビオラに華やかさを補ってもらいながら、春の開花を楽しみに待ちます。

開花時期が重なるビオラは、オダマキの花とマッチする色を選んで。

苗の配置図

A:オダマキ ‘ノラバロー’
B:アネマンセレ・レソニアナ(グラス)
C:アネモネ ‘ポルト’
D:ビオラ ‘ぞうさんビオラ’
E:リシマキア ‘ミッドナイトサン’

コンテナの大きさ/直径27cm、高さ25cm

★4月中旬★

冬から春の間、鉢の中で約5カ月間、光と栄養を十分に蓄えたオダマキが元気いっぱいに咲き始めた。アネモネもオダマキと競うように咲いてにぎやか。

【宿根草の寄せ植え②】一年中楽しめるナチュラリスティックな寄せ植え

温暖な冬を迎える地域の南向きの軒下など、霜がおりない場所では冬になっても、サルビア ‘ミスティックスパイヤーズブルー’ やフジバカマ、グラスのアネマンセレは葉を落としません。そんな宿根草を中心にしたナチュラリスティックな寄せ植えです。

サルビアは春から秋まで、フジバカマは夏から秋にかけて咲き、冬の間は、ラナンキュラスが玄関先を彩ります。

花と草姿を楽しみつつ、自然な雰囲気を楽しんで。

苗の配置図

A:サルビア ‘ミスティックスパイヤーズブルー’
B:ラナンキュラス
C:フジバカマ
D:ロフォミルタス ‘キャサリン’
E:アネマンセレ・レソニアナ(グラス)

コンテナの大きさ/37cm×37cm、高さ26cm

★5月中旬★

春、ラナンキュラスが終わるころ、サルビアが咲き始め、球根を掘り上げた場所に、草丈の合う一〜二年草のアンミ ‘グレースランド’を植えた。さわやかな初夏の玄関先を演出。7月にはフジバカマが咲きだした。

撮影/黒澤俊宏、吉谷桂子

※この記事は『園芸ガイド』2019年秋・特大号の記事を、WEB用に再編集したものです。

※2024年11月1日に配信した記事を再編集しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる