低木との組み合わせが素敵！【ビオラの寄せ植え】ナチュラルな雰囲気を春まで楽しむ

低木との組み合わせが素敵！【ビオラの寄せ植え】ナチュラルな雰囲気を春まで楽しむ

育種家が年月をかけて交配し生まれるパンジー＆ビオラ。そんなこだわりが詰まった花々を10年以上前から店頭に並べる東京・調布市の園芸店「グリーンホビー」。仕入れを担う竹中さんが、最新＆注目の花を生かした寄せ植えを提案します。今回取り上げる品種はビオラ ‘ブローインフィールド’、‘アイクルール’、‘プチトリアノンピヨ’ です。

野に咲く姿をイメージした春まで楽しめるひと鉢

ビオラ ‘ブローインフィールド’

「ブローインフィールド」～野に風吹く～をテーマに制作。イメージに近づけるため、枯れゆく姿も美しいナチュラリスティックな低木類や宿根草で背景をつくり、大きめのオーバル型の鉢に植え込みました。この後ノリウツギやユキヤナギが芽吹き、変化していく様子を想像すると春が待ち遠しくなります。

Ａ：ビオラ ‘ブローインフィールド’
Ｂ：黄金ユキヤナギ
Ｃ：スティパ ‘エンジェルヘアー’
Ｄ：ユーパトリウム ‘グリーンフェザー’
Ｅ：ノリウツギ
Ｆ：カタヒバ

鉢のサイズ／30㎝×12㎝、高さ16㎝

花色の変化を楽しめるビオラ ‘アイクルール’ を主役に

ビオラ ‘アイクルール’

見るたびに花色が変化するビオラ ‘アイクルール’ には、何色にでもなじむリーフと、チラチラとかわいい濃いピンクのカルーナをアクセントに合わせました。

Ａ：ビオラ ‘アイクルール’
Ｂ：カルーナ
Ｃ：コロキア
Ｄ：ハツユキカズラ
Ｅ：ラミウム ‘ヘルマンズブライド’

鉢のサイズ／18㎝×18㎝、高さ20㎝

株ごとにある色幅を生かして魅力を引き出す

ビオラ ‘プチトリアノンピヨ’

育種ビオラと低木の組み合わせがテーマ。冬に向けてコニファーやシクラメン、シルバーリーフを入れて、ビオラが引き立つよう、同じ色が入っているコロニラを合わせました。ビオラ ‘プチトリアノンピヨ’ は株ごとに色幅があるので、異なる色みの2 株を入れて花の魅力を引き立てました。

Ａ：ビオラ ‘プチトリアノンピヨ’
Ｂ：ヌマヒノキ ‘レッドスター’（パープルフェザー）
Ｃ：イワナンテン ‘レインボー’
Ｄ：サントリーナ ‘雪のサンゴ礁’
Ｅ：フォックスリータイム
Ｆ：ガーデンシクラメン
Ｇ：コロニラ・バレンティナ ‘バリエガータ’

鉢のサイズ／直径21㎝、高さ19㎝

寄せ植え制作／グリーンホビースタッフ
撮影／柴田和宣（主婦の友社）
協力／グリーンホビー

※この記事は『園芸ガイド』2025年秋号の記事を、WEB用に再編集したものです。