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ワールドクラスのブランドと人気ホテルが織りなす、感性が際立つ優雅な“コラボアフタヌーンティー”3選

  • 2025.10.21

ホテルの個性が冴えるアフタヌーンティーのひとつに、“コラボアフタヌーンティー”が挙げられます。世界的な名声を誇るブランドの世界観と、そのホテルの持つ個性を掛け合わせることで、唯一無二の優雅なティータイムを彩ってくれるからです。そこで今回は、この秋限定のコラボアフタヌーンティーで、目も舌も楽しませてくれるホテル3軒をご紹介します。


「Pierre Hermé Paris Autumn Afternoon Tea」

◆ハイアット リージェンシー 東京

全館にわたる客室改装を終え、新たなオープンダイニングキッチンやバーラウンジをオープンさせるなど、今最もホットなホテルともいえるのが、2025年9月に開業45周年を迎えた「ハイアット リージェンシー 東京」だ。

「Pierre HermParis Autumn Afternoon Tea」のイメージ。1名7,500円、グラスシャンパン付1名10,500円、 ピエール・エルメ・パリ マカロン6個入りギフト ボックス付1名11,000円(すべて税・サ込)。前日12:00までに要予約。

同ホテルでは現在、新たなソーシャルハブとして誕生したロビーラウンジ「Nineteen Eighty Lounge & Bar」の開業を記念し、期間限定で「ピエール・エルメ・パリ」とのコラボレーションによるアフタヌーンティーの第3弾を開催している。

“パティスリー界のピカソ”と称される世界的パティシエ、ピエール・エルメ氏が率いる「ピエール・エルメ・パリ」とのコラボレーション第3弾となる今回のテーマは“秋の実り”。

栗やパンプキン、旬のフルーツやスパイスを巧みに取り入れたメニューの数々で、秋ならではの豊かな味覚を楽しませてくれる。

「ピエール・エルメ・パリ」の芸術的なスイーツのイメージ。フランボワーズとイチジクのコンポートを重ねたケーキ「イビサ」は、紅葉を象ったチョコレートを添えて、秋の情景を華やかに表現した特別仕様で供される。

スイーツメニューは、鮮やかなオレンジと黒のコントラストが映えるパンプキンクリーム入りマカロン「ジャルダン ドトンヌ」、濃厚なヘーゼルナッツクリームを詰めたチョコレートシュー「オルフェオ」、洋梨とクリームを重ねたモンブラン風グラスデザート「エモーション オマージュ」、マロンのまろやかさにパッションフルーツの酸味と抹茶のほろ苦さを重ねた繊細なケーキ「サラ」など全7品。

セイボリーのイメージ。旬の素材をホテルシェフがアレンジしたセイボリーは、スイーツとの相性まで考え抜かれたメニュー揃え。

同ホテルのシェフが手掛ける季節のセイボリーは全5品。旬の素材を使用し、秋らしい味わいを取り入れたアレンジで、スイーツとのバランスのよいラインアップとなっている。

そしてドリンクは、世界中の高級ホテルやラウンジで愛される英国紅茶ブランド「JING TEA」をはじめ、コーヒー、カフェラテ、エスプレッソ、カプチーノ、日本茶などがフリーフローでいただける。

クラシカルな優雅さとモダンな感性を融合させた、ロビー2階「Nineteen Eighty Lounge & Bar」。

この特別なコラボレーションアフタヌーンティーが味わえる舞台となるのは、同ホテルに新たに誕生したソーシャルハブ「Nineteen Eighty Lounge & Bar」だ。吹き抜けのアトリウムに約11万5,000個のスワロフスキー®・クリスタルをあしらった3基のシャンデリアが煌めく中、秋ならではのスペシャル感満載のアフタヌーンティーが堪能できるのは2025年11月30日(日)まで。

ハイアット リージェンシー 東京

所在地 東京都新宿区西新宿2-7-2
電話番号 03-3348-1234(代)
https://www.hyatt.com/hyatt-regency/ja-JP/tyoty-hyatt-regency-tokyo

「チャイニーズ・アフタヌーンティー with ウェッジウッド ~ターコイズに包まれる飲茶時間~」

◆ANAインターコンチネンタルホテル東京

「ANAインターコンチネンタルホテル東京」では、英国の陶磁器ブランド「ウェッジウッド」と期間限定コラボレーション。香港式飲茶の伝統的な点心とスイーツを、歴史ある意匠のテーブルウェアで楽しむ「チャイニーズ・アフタヌーンティー with ウェッジウッド」を2025年12月30日(火)まで開催中だ(※火曜日を除く)。

「チャイニーズ・アフタヌーンティー with ウェッジウッド」のイメージ。1名8,855 円(税・サ込)。完全予約制。

メニューは、一つひとつ皮から丹念に手作りする「蒸し餃子」「小籠包」、伝統の「大根餅」などの点心をはじめとする料理9品とデザート9 品を、ウェッジウッドの代表的なコレクション「フロレンティーン ターコイズ」の絵柄を用いた特製の大型蒸籠に盛り付けて提供。また、味覚の変化が楽しめる一品料理が少量ずつサーブされるので、多彩な味わいを楽しむことができる。

スイーツメニューより、左「マロンシュークリーム&ウェッジウッド ロゴチョコレート」、右「レモンケーキ」。

デザートは、人気の定番スイーツ「エッグタルト」や「胡麻団子」のほか、「ウェッジウッド シグニチャーティー オリジナル茶葉使用のブラックタピオカミルク」やターコイズブルーを採り入れた「マロンシュークリーム&ウェッジウッド ロゴチョコレート」など、独創的なメニューが華やかさを添えるラインアップだ。

オプションドリンクメニューより、「ウェッジウッド」のシグニチャーティーを使用したモクテル「アールグレイ・エクリプス」2,530円(税・サ込)。

そしてドリンクは、「ウェッジウッド」の高品質な紅茶「アールグレイ」と香りや味わいの異なる6種類の中国茶が用意され、全18品のメニューと合わせて自由に味わえる。

さらにオプショナルメニューとして、「ウェッジウッド」のシグニチャーティー「アールグレイ」を使用したオリジナルモクテル「アールグレイ・エクリプス」や、スパークリングワイン、ビール、紹興酒などのフリーフロープラン(1名3,000円/税・サ込み)も。

広東料理と最先端の香港の食の粋を味わえる、ホテル3階の中国料理「花梨」。

このコラボレーションアフタヌーンティーで使用されている食器は、ウェッジウッドの代表的なコレクションであり、ギリシャ神話に登場する「グリフィン」をモチーフとしたボーダー模様と鮮やかなターコイズブルーのコントラストが印象的な「フロレンティーン ターコイズ」だ。この優美な食器に、1986年の「花梨」開業時から伝統を受け継ぐ自家製点心と現代の感性を取り入れた料理を盛り付けた「チャイニーズ・アフタヌーンティー with ウェッジウッド」は、チャイニーズ・アフタヌーンティーの新たな魅力を堪能させてくれること請け合いだ。

ANAインターコンチネンタルホテル東京

所在地東 東京都港区赤坂1-12-33
電話番号 03-3505-1185(9:00~21:00)
https://anaintercontinental-tokyo.jp/

「セントレジスアフタヌーンティー with モンブラン」

◆セント レジス ホテル 大阪

1906年にドイツで創業し、高品質な万年筆の開発を通じて高級筆記具ブランドとしての地位を確立し、100年以上の時を超えて卓越したクラフツマンシップと時代を超越したデザインで人々を魅了してきた「モンブラン」と初コラボレーション。“Love Letter”をテーマにしたアフタヌーンティーを提供しているのが、時代を超えた洗練さとモダンな感覚を併せ持つ「セント レジス ホテル 大阪」だ。

「セントレジスアフタヌーンティー with モンブラン」のイメージ。1名7,800円、グラスシャンパン付き1名9,800円(税・サ込)。要予約。

2025年12月25日(木)までの期間限定で提供中の「セントレジスアフタヌーンティーwith モンブラン」では、“Love Letter”をテーマに、筆記具に宿る物語をスイーツやセイボリーで表現。

万年筆や封筒を模した芸術性の高いスイーツや、愛にあふれるメッセージが込められたセイボリーなど。一品ごとに愛の言葉を綴るような物語が込められている。

スイーツプレートのイメージ。写真左「モンブランポスト」は、「モンブラン」の郵便ポストをモチーフに、リンゴのコンポートを閉じ込めたムースとチョコレートフィナンシェが織りなす、遊び心あふれるスイーツ。

物語を紡ぐように仕立てられたスイーツは、ひと口ごとに新たな発見があるメニュー揃えとなっている。

例えば「マイスターシュテュック」は、モンブランを代表するアイテムである万年筆を、生クリームとマスカルポーネチーズ、チョコレートを合わせたガナッシュで繊細なペン先まで再現。「インク」は、カシスゼリーとガナッシュをホワイトチョコレートで包み込み、インクの流れる躍動感を描き出している。さらに、想いを込めた手紙を収める封筒を象った「エンベロープ」は、ライチとラズベリーのムースを重ね、ホワイトチョコレートで仕上げた愛らしいひと品だ。

セイボリープレートより、「スモークサーモントラウトとシャインマスカットのタルト」「帆立とカリフラワーのムース シトラス風味」「スモークベーコンと赤キャベツのベーグルサンドウィッチ」「鴨のリエットとドライトマトのサブレ」。

全4品のセイボリーは、“Love Letter”のテーマにふさわしいネーミングにも注目したい。

「スモークサーモントラウトとシャインマスカットのタルト」は、時を超えて色褪せない愛を表現したメニューで、ネーミング(メッセージ)は、Timeless Vow「変わらぬ想い、ここに」。爽やかなシトラスの香りとともに静かな優しさを伝える「帆立とカリフラワーのムース シトラス風味」の場合は、A Gentle Line「そっと寄り添う、あなたのために」

こんな風に、ひと品ごとに愛に溢れるメッセージが込められ、それがメニュー名の副題(ネーミング)として活かされているのだ。

大阪の過去と現代を表現したアートがひと際目を引く、ホテル12階「セントレジスバー」。

なお、「セントレジスアフタヌーンティーwith モンブラン」を体験したゲストには、アフタヌーンティーで紡いだひとときの記憶を自宅でも感じてほしいとの想いから、「モンブラン」のポストカード2枚とシーリングスタンプ型のステッカーのセットがプレゼントされる(※シーリングスタンプ型ステッカーは、予定数量に達し次第、配布終了)。

“Love Letter”の静かな情熱と永遠の美を五感で愉しむ洗練のひととき、時を超えて受け継がれるエレガンスが体感できるこのアフタヌーンティーは、フェスティブシーズンにもぴったり。気の置けない友人や大切な人と、ぜひ出かけてみてはいかが。

セント レジス ホテル 大阪

所在地 大阪府大阪市中央区本町3-6-12
電話番号 06-6105-5659(10:00~19:00)
www.stregisosaka.co.jp

文=立花奈緒(ブレーンシップ)

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