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アル・パチーノ、元恋人ダイアン・キートンを追悼「決して彼女のことを忘れない」

  • 2025.10.20
アル・パチーノ主演作『シー・オブ・ラブ』(1989)のスクリーニングイベントに出席したダイアン・キートン。
Al Pacino and Diane Keaton at screening of his movie, Sea of Love. アル・パチーノ主演作『シー・オブ・ラブ』(1989)のスクリーニングイベントに出席したダイアン・キートン。

ダイアン・キートンの訃報から5日経った10月16日(以下、現地時間)、『ゴッドファーザー』シリーズの共演者で、元恋人のアル・パチーノが追悼文を発表した。声明を寄せた『DEADLINE』によると、彼はリュック・ベッソン監督の最新作の撮影でパリに滞在していることもあり、心の整理に時間がかかったそうだ。

「ダイアン・キートンの逝去によって深い悲しみを抱えています」と綴り、こう続ける。「初めて知らせを聞いたとき、衝撃に震えました。ダイアンは私のパートナーであり、友人であり、幸せをもたらし、幾度となく人生の方向性に影響を与えてくれた人でした。ともに過ごした頃から30年以上が経ちますが、今も思い出は色鮮やかに覚えています。彼女の訃報を受けて、痛みを伴いながらも胸を打つほどの力強さで蘇ってきました」

『ゴッドファーザー PART II』(1974)
THE GODFATHER: PART II - Al Pacino, Diane Keaton, James Gounaris, 1974『ゴッドファーザー PART II』(1974)

「限界を設けずに生きた彼女は、触れるものすべてに紛れのないエネルギーを宿した。他者のために扉を開き、世代を超えて人々に影響を与え、そして仕事と人生を通じて、一世代に一人の才能を輝かせました。スクリーン上では、稲妻と魅力、ハリケーンと優しさのように人を惹きつけて止まない魅力を放っていました。彼女は驚異そのものだった。演技は彼女の芸術でしたが、それは彼女の想像力と創造性を表現する数ある手段の一つに過ぎませんでした」

そして、「人々は彼女を惜しむでしょうが、それ以上に彼女を忘れないでしょう。彼女が残した痕跡は消えることがありません。彼女は止まることなく、不屈で、そして何より深く人間味にあふれていた。私は決して彼女のことを忘れません。彼女は飛べた──そして私の心の中で、永遠に飛び続けるでしょう」と締めくくった。

『ゴッドファーザー PART III』(1990)
THE GODFATHER: PART III, Diane Keaton, George Hamilton, Al Pacino, 1990『ゴッドファーザー PART III』(1990)

10月11日、肺炎のため79歳で亡くなったダイアン・キートンは、1970年の『ふたりの誓い』で映画デビューを果たし、フランシス・フォード・コッポラ監督の『ゴッドファーザー』(1972)でアル・パチーノ演じる主人公マイケル・コルレオーネの恋人ケイ役を演じ、一躍その名を知られることとなった。

2017年には、『PEOPLE』のインタビューでダイアンは同作の撮影中にアルに「恋をした」と語り、交際を始めると「彼に夢中になった。魅力的で面白く、話が止まらない人だった。彼には途方に暮れた孤児のような、天才肌が持つクレイジーな魅力がありました。それになんと言っても、ゴージャスだったし」と振り返っている。しかし、彼が結婚の覚悟を決めないため、最後通牒を突き付けたと明かしていた。

Text: Tae Terai

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