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日本代表、歴史的初勝利のブラジル戦で「圧倒的な存在」だった5名

  • 2025.10.17
日本代表、歴史的初勝利のブラジル戦で「圧倒的な存在」だった5名
日本代表、歴史的初勝利のブラジル戦で「圧倒的な存在」だった5名

Text by 奥崎覚(編集部)

王国ブラジルを相手に、0-2からの逆転勝利を収め、14回目の対戦にして歴史的な初白星を手にした日本代表。

決して完璧な内容だったわけではないが、来年のワールドカップで「優勝」を目指すチームにとっては自信を得られる試合となったに違いない。

そのブラジル戦において、「圧倒的な存在」だった5名の選手を紹介する。

谷口彰悟

日本代表、歴史的初勝利のブラジル戦で「圧倒的な存在」だった5名
日本代表、歴史的初勝利のブラジル戦で「圧倒的な存在」だった5名

昨年11月に所属のシント=トロイデンでアキレス腱断裂の大怪我を負い、長くピッチを離れていた谷口彰悟。

日本代表での試合出場は昨年10月以来ほぼ1年ぶりだったが、求められる“感度の高いプレー”をブラジル相手でもしっかりと発揮。逆転勝利の陰の立役者の一人となった。

ボールを持った際の最初の選択は、常に「縦」。いつでもベストの準備ができていることは谷口の特筆すべき長所であり、カタールワールドカップのスペイン戦での大抜擢はまさにそれを象徴している。

現状、3バックの中央で谷口と同レベルの仕事ができる日本人選手は、負傷離脱中の冨安健洋しかいない。富安の先行きが読めない以上、必然的に谷口は今の日本代表に不可欠な存在と言える。

鈴木淳之介

日本代表、歴史的初勝利のブラジル戦で「圧倒的な存在」だった5名
日本代表、歴史的初勝利のブラジル戦で「圧倒的な存在」だった5名

今年6月の日本代表デビューから3試合目で迎えたブラジル戦、22歳の鈴木淳之介は自らの選手としての価値をピッチ上で証明してみせた。

3バックの左は伊藤洋輝(バイエルン)や町田浩樹(ホッフェンハイム)が存在感を見せてきたポジションだが、鈴木は2022年にプロ入りした湘南ベルマーレで長く3バックに慣れ親しんできた。

元ボランチでほぼ両利きということもあり、アイデア豊富に周りと繋がることができる点は大きな魅力。それでいてデュエルでも強みを発揮できる攻守に優れたDFだ。

ブラジルの先制点の場面ではうまく引き出されてしまったが、それも良い経験になったはず。所属のコペンハーゲンでは右サイドバックとしても高い評価を受けており、万能型の守備者としてさらなる成長が期待される。

堂安律

日本代表、歴史的初勝利のブラジル戦で「圧倒的な存在」だった5名
日本代表、歴史的初勝利のブラジル戦で「圧倒的な存在」だった5名

2023年6月から日本代表の10番を背負う堂安律。当初は疑問視する声も絶えなかったが、今やすっかりこの番号が似合う中心選手となった。

もともと“主役肌”だった堂安だが、昨季まで3年間プレーしたフライブルクでロールプレーヤーとして大きく成長。周りを活かしつつ自らも打開できる、ハイレベルなMFとして欧州の第一線で活躍している。

日本代表においても、3バックの新システムで右ウィングバックとしてレギュラーに定着。ブラジル戦ではシャドーに入った久保建英や伊東純也の個性を引き出しながら、チームに必要なプレーをし続けた。

「逆足のウィングバック」だからこそ得られるパスの角度を最も生かしているのも堂安であり、日本代表がさらなる進化を遂げていくうえでもカギを握る選手になりそうだ。

鎌田大地

日本代表、歴史的初勝利のブラジル戦で「圧倒的な存在」だった5名
日本代表、歴史的初勝利のブラジル戦で「圧倒的な存在」だった5名

所属するクリスタル・パレスが日本代表と同じ3-4-2-1のシステムということもあり、ブラジル戦の鎌田大地は「次に何が起こるか」の予測が際立っていた。

この試合でボランチを組み、こちらも素晴らしいパフォーマンスを見せた佐野海舟が人を捕まえる傾向が強かったのに対し、鎌田はスペースを消しながら、行くべきところで行く。そんな守り方で相手から中盤の主導権を奪っていった。

基本的にシャドーでプレーし、失点の場面に絡みがちだった2022年のカタールワールドカップと比べると、守備での貢献度は段違いにアップ。これが、プレミアリーグでレギュラーを張る選手だ。

ボールを持てば味方のために時間を作り出し、ビルドアップにやや難のあるチームの中で個として負担を背負う鎌田。世界一を目指す日本代表の中で一番遠くの景色が見えているのはこの29歳かもしれない。

伊東純也

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日本代表、歴史的初勝利のブラジル戦で「圧倒的な存在」だった5名

伊東純也はブラジル戦、南野拓実のゴールで1点差に迫った直後の54分に久保建英と交代で出場。中村敬斗と上田綺世への鮮やかな2アシストでチームを逆転勝利へと導いた。

直前のパラグアイ戦を含め最近は右ウィングバックで出場することが多かったものの、ブラジル戦は攻守で効いていた堂安をそのままウィングバックに置き、伊東が前に入ったことも大きかった。

32歳となり純粋なスピードは落ちているのかもしれないが、それをまったく感じさせないプレー選択とキックの精度が伊東にはある。特に同点ゴールを生み出した中村への“伸びるクロス”はこの試合のベストプレーの一つだった。

持ち前のスピードを攻守に生かす術にも相変わらず長けており、終了間際に負った怪我の状態だけが心配される。

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