ワンルーム暮らしの僕を「貧乏人」とふった彼女。しかし、高級レストランで再会すると復縁を迫ってきて

僕は、以前勤めていた会社で出会った女性と交際していました。彼女から猛アタックを受けて交際することになった僕たち。そんなある日、彼女を自分の家に招待することになったのですが……

同僚女性と付き合うことになった僕。付き合って1カ月目の記念日には、高級レストランで食事をし、彼女が欲しがっていた指輪もプレゼントしました。そして付き合って2カ月目。彼女から「手料理をふるまいたい」と言われ、僕はひとり暮らしの家に彼女を招待することに。

マンションの前で「素敵な外観！」と目をキラキラさせる彼女に、「そんなに期待するようなところじゃないよ」と僕は答えました。謙遜ではなく、本当のことだったのですが……。

彼女を部屋に上げると、「え……うそでしょ？外と中が詐欺レベルで違う！」と不機嫌になってしまったのです。そして、「ワンルームとかありえない。こんな狭い家に住んでいる貧乏人とは別れる！」と言い出し、戸惑う僕を置いて、そのまま帰ってしまい……。

すぐに彼女に電話やメッセージをしましたが、返信はなく、どうやらブロックまでされていました。

その後、僕は彼女を忘れるべく無我夢中で働きました。仕事だけはやったぶんだけ返ってくると思っていたからです。

しばらくそんな日々が続いたある日のこと、このできごとを知った妹と両親が、僕を慰めるためにとあるレストランを予約してくれました。

家族ディナー当日。「ここって、あの人気高級店だろ、よく予約できたね？」と言うと、妹は「わが家のコネクションを使えば簡単よ！」とのこと。

僕たちが談笑しながら店に入ろうとしたそのとき、突然、見知らぬ男性から声をかけられました。

「なあ、お前が貧乏人の元カレか？」

「誰だこの人は？」と思っていると、男性は「貧乏人のくせにこんな高級レストランで食事とか、どういうことだよ」など、失礼な発言を連発。

そして、「俺、あんたの元カノと付き合っているんだ。元カレはスゲー狭い部屋に住んでいる貧乏人だったって言ってたぜ」と言ったのです。

彼の後ろから元カノも顔を出し、僕を見てニヤニヤ。僕は怒りから無言でいると、妹が何かを思い出したように「あっ！」と声を出し、元カノに話しかけました。

「あなた、私と同じ高校だったよね？私のこと、覚えていない？」

「えっ！？あんたは、学年一のお嬢様だったよね。パパが社長だっていう……」

そう、実は僕の父親はとある企業の社長なのです。元カノは僕のほうを見ながら「あんたも超金持ち……？何でワンルーム暮らしなのよ！」と動揺。さらに、「私たちやり直さない？」と復縁を迫ってきたのです。

そんな元カノに、僕は言いました。

「僕は父の後を継ぐことが決まっているけれど、それまでは他社で修行をしているんだ。ほぼ寝るだけの家だから間取りにはこだわらなかった。でもまさか、ワンルームに住んでいるだけで貧乏人と決めつけられるとはね……。君みたいな女性と復縁するなんて、ごめんだよ」

妹によると、元カノは高校生時代から、「将来は玉の輿狙いで金持ちしか相手にしない」と公言していたのだとか。僕は彼女のことを純粋でいい子と思っていましたが、実際は違ったようです。

その後、元カノは複数人の同僚男性と同時進行で交際していたことが発覚。会社中で噂が広まり、逃げ出すように退職しました。

一方、僕は父の会社に入り副社長として経験を積むことに。今は恋愛ではなく、楽しくて仕方がない仕事にまい進しようと思います。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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著者：ライターベビーカレンダー編集部／ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部／ムーンカレンダー編集室

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