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【漫画】「他の子と違うかも…」息子の発達の遅れに戸惑い、夫にも理解されない日々… もがき続ける母の“孤独な思い”

  • 2025.10.16
漫画「発達障害 認められない親」のカット(ネコ山さん提供)
漫画「発達障害 認められない親」のカット(ネコ山さん提供)

漫画家のネコ山さんの漫画「発達障害 認められない親」が、Xで話題となっています。

成長に伴い、子どもの発達に気になることが増えてきた作者。そんな中、第2子を出産し、夫に協力してもらおうとするのですが…という内容で、読者からは「ママの気持ち、すごく分かります」「うちの息子もこんな感じだった」「みんなぜひ読んでほしい」などの声が上がっています。

第2子の病気も重なり、頼れる人がいない日々

ネコ山さんは、Xインスタグラムでエッセー漫画などを発表しています。2025年に『発達障害、認められない親 わが子の正解がわからない』(KADOKAWA)を出版しました。ネコ山さんに作品について話を聞きました。※この作品の続きは、書籍『発達障害、認められない親 わが子の正解がわからない』で読むことができます。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

ネコ山さん「漫画を描き始めたのは、第2子を出産後すぐです。子どもの頃から絵を描くことは好きでしたが、息子の発達の不安や夫婦関係もうまくいっていなかったので、現実逃避も兼ねて当時流行り出していた育児漫画を描き始めました」

Q.今回の漫画を描いたきっかけを教えてください。

ネコ山さん「きっかけは、発達障害についての情報は以前より増えているものの、人によって『発達障害』という言葉の受け取り方が違うなと感じたことからでした。また、『発達特性のある子どもと向き合う家族のリアルを描いたら、誰かの助けや共感につながるかもしれない…』とも思い、漫画にしました」

Q.旦那さまは元々口数が少ないのでしょうか。

ネコ山さん「口数が少ないというか、でしゃばって話さないタイプではありました。子どもが生まれて協力プレイが必要になってからは、私とのコミュニケーションをどうとったらいいのか迷っていた感じで、より口数が少なくなりました…」

Q.当時一番大変だったことはなんでしょうか。

ネコ山さん「第2子は病気も持っていましたので、近くに頼れる人がいたらよかったなと切実に感じていました。また、発達障害や特性に関する情報があふれていて、『どれを信じていいのか分からない』状態なことも大変でした」

Q.当時、ご自身の気持ちをどうやって保っていたのでしょうか。

ネコ山さん「正直なところ、当時のあの現実を正視することは難しかったので、育児漫画やイラストを描くことに没頭することで、自分の気持ちを保っていました…!」

Q.長男さんの発達の心配を通して、ご自身の考え方や価値観に変化はありましたか。

ネコ山さん「枠にはめて比べるより、一人一人の個性や得意なことに目を向けていきたいと、より思うようになりました…!」

Q.今回の作品について、どのようなコメントが寄せられていますか。

ネコ山さん「『発達あるある』や、それを取り巻く人間関係を描いていますので、『うちの子もこんな感じだった』『現在進行形で分かる』などの共感の声が多かったです。夫のことについても共感してくれる人や一緒に怒ってくれる人も多く、描き続ける励みになりました」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えてください。

ネコ山さん「今までは、自分の経験したことや伝えたいことを吐き出したくてリアルなコミックエッセーを描いていました。今後はこの経験を生かして、ノンフィクション系の漫画を描けたらいいなと思っています。また、少し自分自身からは離れて、創作漫画に挑戦してみたいとも思っています」

オトナンサー編集部

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