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あの「マツケンサンバ」【松平健さん】の今。毎朝3駅分くらい歩き、スーパーや電車にも出没!?

  • 2025.10.15

あの「マツケンサンバ」【松平健さん】の今。毎朝3駅分くらい歩き、スーパーや電車にも出没!?

将軍・吉宗が江戸の悪を痛快に斬る時代劇「暴れん坊将軍」、煌びやかな衣装で歌い踊る「マツケンサンバⅡ」など、俳優として、歌手として、第一線で活躍してきた松平健さん。新たに挑む舞台では、どんな一面を見せてくれるのか? 今の想いを伺いました。

プロフィール
松平 健さん 俳優
まつだいら・けん●1953年、愛知県生まれ。
75年「座頭市物語〜心中あいや節〜」でデビュー。
78年にスタートした時代劇シリーズ「暴れん坊将軍」で主役の徳川吉宗を演じ、一躍スターに。
2004年、「マツケンサンバⅡ」が話題となり、同年「NHK紅白歌合戦」に出場。
近年の出演作にNHK連続テレビ小説「おむすび」、舞台「サザエさん」など。

「暴れん坊将軍」卒業がマツケンサンバを生んだ

芸能生活は50年以上。映画、ドラマ、舞台、さらに歌まで、幅広く活躍を続けている松平 健さん。江戸時代の八代将軍・徳川吉宗が貧乏旗本の三男坊・新さんに姿を変え、庶民と交流しながら世にはびこる悪を斬っていく時代劇「暴れん坊将軍」の主役に抜擢され、これが当たり役に。1978年にスタートした同作は、足かけ25年にわたる人気シリーズとなった。

「途中、先輩から『同じ役をずっと続けるとイメージがついちゃうから損だよ』と言われましたが、別にイメージがついてもいいかなと思いましたし、その間、別の作品でいろんな役をやらせていただくこともできました。結果的に『暴れん坊将軍』は自分の代表作になりましたから、運がよかったと思います」

現代劇からミュージカルまで数多の役柄をこなすが、やはり時代劇においての存在感は格別。徳川吉宗以外にも武田信玄、平清盛、徳川家康など、歴史上の人物を演じてきた。そんな松平さんが9月から舞台『大逆転!戦国武将誉賑(せんごくかーにばる)』に臨む。役どころは戦国時代の武将・織田信長だ。

「信長というと、自分の望みを達成するためには冷酷にもなる人物というイメージ。でも、今回演じるのはそんな信長ではありません。僕以外のキャストも歴史的な人物を演じますが、みんな何でもアリ(笑)。皆さんが思っているものとは全然違う、涙あり、笑いありのエンターテインメント時代劇です」

この舞台、2023年に上演された『大逆転!大江戸桜誉賑(おおえどかーにばる)』に続くシリーズ第2弾。前作は江戸時代を背景としていたが、本作では戦国時代が舞台。

「前作は町人と殿様が入れ替わるというわかりやすいストーリーでしたが、今回はもっと複雑でテンポも早い。前回よりもハードルが高いと感じています」

「マツケンサンバⅡ」で子どもファンも増えました

共演者に名を連ねるのは、前作に引き続きコロッケさん、久本雅美さん、檀れいさん。

「コロッケさんはモノマネのレジェンドですし、久本さんはWAHAHA本舗でコメディはお手のもの。檀さんは宝塚歌劇団の元トップ娘役と、3人とも各界でトップを極めた方々です。今回の舞台はそれぞれの個性が際立つ場面が多いので、面白くなると思いますよ。それに、台本には『え、こんなことやらされるの!?』という無茶ぶりが各所にあるんです。それを形にして皆さんにお見せするので、楽しんでいただけると思います」

近年は『西遊記』「サザエさん」など舞台出演が続くが、「今は舞台が楽しい」と目を輝かせる。

「お客さまの反応が目の前で見られるのが舞台のいいところ。お客さまが笑顔になってくれたら、その笑顔から僕は元気をもらって、『また次も頑張ろう』と思えるんです」

フィナーレではキャスト全員参加の「マツケンサンバⅡ」が披露されるという。

「前回、コロッケさんと久本さんはステップにちょっと苦戦されていたようですが、今回はもう大丈夫だと思います。楽しみにしていてください」

「マツケンサンバⅡ」が発売されたのは2004年のこと。楽曲は20年以上にわたって愛され続け、松平さんも“マツケン”の愛称で親しまれてきた。

「サンバのリズムがノリやすいし、歌詞にも暗いところがない。その世界観に煌びやかな衣装がマッチしたと思います。スパンコールの金色の着物なんて、皆さんも初めて見たのでは? 実はあの衣装は僕のアイデア。サンバのド派手さを、と考えました。幼稚園や小学校のお遊戯や運動会などで踊ってもらうこともあって小さいお子さんのファンが増え、お手紙をいただくこともあります」

役者がうまい! 韓流ドラマにハマってます

「マツケンサンバⅡ」は歌だけでなくダンスも印象的。年齢を重ねても踊り続けられる体を維持するために欠かせないのが、日課にしているウォーキングだ。

「朝、街の中をウォーキング。だいたい3駅分くらい歩きます。リュックを背負って歩きながら途中のスーパーで買い物をしたり、カフェに立ち寄ってモーニングを食べたり。荷物があんまり重たいと電車に乗って帰ってくることもあります(笑)」

松平さんが街中や電車に!? 「気づかれませんか?」と訊ねると、「帽子をかぶってマスクをしているから全然バレない」とにっこり。さらに、ウォーキングは多忙な毎日の中のリラックス時間にもなっていると話す。

「歩きながら歌やセリフを覚えたりすることもあります。歩きながら覚えるとか、『マツケンサンバⅡ』みたいに歌いながら踊るとか、2つのことを同時にやるのは脳にもいいのだとか。皆さんも脳活したいのなら、ご家庭で料理しながら歌ったり、掃除しながら運動したりするといいと思いますよ」

意外な一面が垣間見えたのは他にも。ハマっていることを伺うと、「韓流ドラマ」との答えが返ってきた。

「時代劇、サスペンス、アクション、ホームドラマ……いろいろなジャンルの作品を観ますが、特に年配の人が主人公になっているドラマは面白いですね。韓流ドラマは役者さんがすごくうまいんです。同じ役者さんが別の作品にまったく違う役で出てくると、イメージがガラリと変わる。その変化がすごいなと感じますし、とても勉強になります。今度の舞台では僕もいろんな役に変わるので、お手本にしたいと思っています」

【Information】『大逆転! 戦国武将誉賑(せんごくかーにばる)』

日本のエンターテインメント界を代表する4座長が集結! 独自の世界観で数々の時代劇を手がける脚本・演出の細川徹が描く奇想天外なストーリーを軸とした、笑いあり、涙あり、なんでもありのエンターテインメント時代劇。織田信長(松平健)と妻のお濃(檀れい)、豊臣秀吉(コロッケ)と妻のねね(久本雅美)、戦国時代を象徴する2人の武将とその妻たち、さらに個性豊かな武将たちが登場し、客席が一体となって楽しめる舞台を繰り広げる。最後は「マツケンサンバⅡ」で感動のフィナーレ!?

●脚本・演出/細川 徹
●出演/松平 健、コロッケ、久本雅美、檀 れい 他
【東京公演】9月20日(土)~10月19日(日) 会場/明治座
【大阪公演】11月8日(土)~11月24日(月・休) 会場/新歌舞伎座

明治座チケットセンター☎03-3666-6666
新歌舞伎座テレホン予約センター☎06-7730-2222

撮影/玉置順子(t.cube)
スタイリング/梶原寛子
ヘア&メイク/金山真理
取材・文/本木頼子

※この記事は「ゆうゆう」2025年11月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

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