【SNS闇深】流行の《ぽこぽこ界隈》に渦巻く“パパ活・夜職”疑惑…キラキラOL動画の裏側

「ぽこぽこ界隈」の矛盾〜あふれる高級品と不透明な収入〜

今、TikTokやXなどのショート動画で、「ぽこぽこ界隈」と呼ばれるVlog（動画ブログ）がZ世代を中心に大流行しています。しかし、その華やかな消費生活の裏側で、（夜職疑惑）（パパ活疑惑）が絶えません。

かわいらしい「ぽこぽこ音」（シャボン玉が弾けるような『ぽこぽこ』『ぷくぷく』という効果音）をBGMに、都内高級ホテルのホカンス（ホテル＋バカンス）やハイブランドコスメの爆買いを紹介する彼女たちの“キラキラの財源”は、どこにあるのでしょうか。

「ぽこぽこ界隈」の特徴は（一般OLや学生）として日常を発信する一方で、動画の内容がその収入水準とは釣り合わないように見える点です。頻繁なホカンス（高級ホテル宿泊）、高額な美容医療やネイルへの投資、シーズン毎のハイブランド品の購入、高そうなピラティス施設に頻繁に通う様子など、この“高い消費力”に対する一般的な職業のギャップが、ネット上で「パパ活では？」「夜職で稼いだお金？」といった憶測を生む温床となっています。

なぜ、彼女たちは”疑惑の対象”となりやすいのでしょうか。そこには今から挙げる要素が大きく関係しているように見えます。

（1）隠されない欲望「ぽこぽこ界隈」の動画は、自分の欲望や消費を隠さず見せつけます。「爆買いしちゃった」「お金使っちゃった」と自虐を交えつつも“最高の自分になるためにお金を使う”という価値観・コンセプトが前面に出ています。この過剰な消費が、一部の視聴者にとって「普通の収入では到底マネできない」という疑念につながります。

（2）「一般人」という設定 一部のアカウントは、都内OLなどごく一般的な職業を名乗ることで、視聴者に親近感と「私でも手の届く理想」を提示します。しかし、あまりにも現実離れした浪費の様子を見せると、その「一般人」という設定自体に疑問符がつきやすくなります。

ここで無視できないのは、ぷくぷく界隈の発信をしている人の全員が、夜職やパパ活をしているというわけではないこと。実際に、企業とのPR案件（広告収入）や、副業、親からの支援など、多角的な収入源を持つクリエイターも多く存在します。

また、界隈の中には、夜職であることを公言し、そのお金で「ありたい自分」を追求していることをオープンにしている層も存在します。「ぽこぽこ界隈」は、単なる“キラキラ女子”の集まりではありません。その多様な姿は、現代の若者が「自己実現」のためにお金を稼ぎ、そして消費するという、リアルな価値観を映し出していると言えるでしょう。

ネット上の憶測に惑わされず、彼女たちの“お金と向き合う姿勢”をSNS文化の一側面として冷静に捉えることが求められます。

（LASISA編集部）