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東京都庭園美術館にて開催中。ヴァン クリーフ&アーペルのジュエリーが歴史を語る展覧会

  • 2025.10.15
会場風景 東京都庭園美術館 本館 大食堂 ©Van Cleef & Arpels
会場風景 東京都庭園美術館 本館 大食堂 ©Van Cleef & Arpels

ヴァン クリーフ&アーペルVAN CLEEF & ARPELS)は、1906年にパリ・ヴァンドーム広場22番地に最初のブティックを構えて以来、詩情豊かなデザインと革新的なクラフツマンシップによってジュエリー界で不動の評価を築いてきた。

本展は、1925年に開催された「現代装飾美術・産業美術国際博覧会(通称:アール・デコ博覧会)」から100周年を記念し、その精神と美意識を現代に蘇らせるものである。ヴァン クリーフ&アーペルは当時、同博覧会の宝飾部門において複数の作品を出品しグランプリを受賞。そのひとつである《絡み合う花々、赤と白のローズ ブレスレット》(1924年)が、本展でも特別に展示されている。花々の造形から着想を得たこのブレスレットは、メゾンがアール・デコ期に抱いていた芸術的ヴィジョンを象徴する重要な作品だ。

会場風景 東京都庭園美術館 本館 大客室 ©Van Cleef & Arpels
会場風景 東京都庭園美術館 本館 大客室 ©Van Cleef & Arpels

展覧会は全4章構成。本館では第1章「アール・デコの萌芽」、第2章「独自のスタイルへの発展」、第3章「モダニズムと機能性」を通じて、1910〜30年代にかけてのアール・デコ期に生み出されたジュエリーの変遷を辿る。展示されるのは、歴史的価値が認められた「パトリモニー コレクション」の名品をはじめ、個人コレクションから厳選されたジュエリー、時計、工芸品など約250点。さらに、メゾンの貴重なアーカイブ資料約60点も公開されている。

続く新館・第4章「サヴォアフェールが紡ぐ庭」では、金細工や形を変えるジュエリー、「ミステリーセット」、エナメル加工、宝石彫刻といった、ヴァン クリーフ&アーペルが誇る卓越したクラフツマンシップ=サヴォアフェール(匠の技)に焦点を当てる。現在に至るまで受け継がれてきた匠の技が、時を超えて観る者の心を捉えるだろう。本展は、時代の芸術潮流の多様な側面とそれがメゾンの創造に与えた影響を再発見する機会であると同時に、ブランドの永続するエレガンスと革新性に新たな光を当てる場だ。

《絡み合う花々、赤と白のローズ ブレスレット》(1924年)プラチナ、エメラルド、ルビー、オニキス、イエローダイヤモンド、ダイヤモンド ©Van Cleef & Arpels
《絡み合う花々、赤と白のローズ ブレスレット》(1924年)プラチナ、エメラルド、ルビー、オニキス、イエローダイヤモンド、ダイヤモンド ©Van Cleef & Arpels
《コルレット》(1929年)プラチナ、エメラルド、ダイヤモンド ©Van Cleef & Arpels
《コルレット》(1929年)プラチナ、エメラルド、ダイヤモンド ©Van Cleef & Arpels

『永遠なる瞬間 ヴァン クリーフ&アーペル ― ハイジュエリーが語るアール・デコ』

会場/東京都庭園美術館

会期/~2026年1月18日(日)

・休館日:毎週月曜日および年末年始(12月28日〜1月4日)

※祝日の月曜日(11月3日、24日、1月12日)は開館、翌日の火曜日(11月4日、25日、1月13日)は休館

開館時間/10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)

※11月21日(金)、22日(土)、28日(金)、29日(土)、12月5日(金)、6日(土)は夜間開館のため20:00まで開館(入館は閉館の30分前まで)

問い合わせ/050-5541-8600(ハローダイヤル)

※本展は日時指定予約制。

展覧会特設サイト/https://art.nikkei.com/timeless-art-deco/

Text: Ai Yano

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