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【世界メンタルヘルスデー】元気がない友人を励ましたい?私たちにできる「9のこと」

  • 2025.10.14

「何かしてあげたいけれど、どうすればいい……?」と悩むあなたに、専門家がすすめる方法とは?

Maria Korneeva

友人はサポートを必要としている? 

友人が実際に何か問題を抱えており、サポートを必要としているのかどうか、確信が持てないこともあるだろう。精神科の医師として診察も行うハッケンサック・メリディアン医科大学のサバ・アフザル助教授(精神神経学・行動的健康学)は、それを見極めるための「サイン」として、以下の7つのことを挙げている。

・好きなことへの興味を失うそれまで積極的だった活動への参加を、突然やめる・食習慣に異変がみられる過食、あるいはほとんど、またはまったく食べない・睡眠パターンが変わる一日中寝ている、寝付けない、不眠症になる・引きこもる:たまに約束をキャンセルすることがあるのは、普通のこと。だが、その人が突然「孤立し始めた」と思えるなら、落ち込んでいるのかもしれない・いつも疲れている:気分の落ち込みは、身体的な疲労感になる。集中力が低下し、計画を立てたり、出勤したりするのも難しくなる・怒りっぽくなる:気が滅入っている人は、ちょっとしたことですぐ怒ったりするようになる・向こう見ずな行動に出る大量の飲酒、薬物の乱用、自傷行為は、かなりの危険信号。そうした行動がみられるなら、気分が落ち込んでいたり、うつの状態になったりしている可能性が高い

ではそんなとき、私たちは何ができるのだろうか? ここからは、友人を元気づけるための「9の方法」をご紹介する。

Gorica Poturak

話を聞く

アフザル氏によると、最初のステップとして重要なのは、話してもらうこと。

「気分はどう?」、あるいは「いま何を考えているの? そのことについて話したい?」などと聞いてみるだけでもいいという。

Westend61

ただ一緒にいる

ブレイ氏は、「冬眠から目覚めたばかりの不機嫌なクマのような気分のときには、人と一緒に何かすることを考えただけでも、疲れてしまいます」と語る。

だが、孤独でいることは、事態を悪化させる。その時点ではまだ話す準備ができていなかったとしても、誰かが一緒にいれば、それだけで「自分は世界中にたったひとりというわけではない」と思ってもらえるはずだという。

コーヒーを飲もうと誘ったり、最近見たNetflixの番組について話をしたりするだけでも、あるいは「ただ一緒にいる」だけでも十分とのこと。ただ、このとき重要なのは、その人に対してプレッシャーをかけたり、何かを期待したりしないことだそう。

Jecapix

「頼れる友人」でいる

ただ一緒に過ごした後は、生産的なことを計画しよう。一緒に洗濯をしたり、スーパーに買い物に行ったりするのは、特に楽しいことではないかもしれない。だが、とても効果的なことだという。

ブレイ氏は、「ストレスなどで集中力や判断力が低下しているときには、ルーティンをこなすことが『地に足をつける』ことになります」と解説し、それは気持ちを引き上げることにつながるだけでなく、その効果も長く続くものになるという。

Westend61

一緒に散歩する

自然の中を歩くことがうつ病や不安障害の症状の改善に効果的であることは、2022年に発表された論文でも証明されている。また、軽い運動は脳内物質の(幸福ホルモンとも呼ばれる)エンドルフィンを放出することから、気分を引き上げ、ウェルビーイングの感覚を高めてくれる。

アフザル氏によると、その人がやる気になれば、との条件付きではあるものの、筋肉の緊張を緩め、気持ちをリラックスさせる効果がある、軽いストレッチやヨガもおすすめだという。

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