「そういう子だよ…」何でも欲しがるクレクレ魔。婚約者も？次の瞬間、スマホが鳴り＜友だちの裏の顔＞

洋食屋を営む宇美さんと夫の空さん。常連さんにも恵まれ順風満帆な生活を送っていました。そんなある日、大学時代の友人・杏さんが来店します。久しぶりの再会に喜ぶ宇美さんとは反対に、空さんは顔面蒼白に……！？
その後、急に塞ぎ込むようになった夫。宇美さんが杏さんと関わることを異様なまでに嫌がり……。

スマホには宇美さんから送られてきた空さんの浮気の証拠となる4枚の写真が。さらに「杏ちゃん！空君欲しくなっちゃったからもらうね♡今まで色々譲ってくれたし良いよね」とメッセージがありました。信じられない事態に悲鳴を上げスマホを投げつける杏さん。一緒にいた友人がスマホを拾い上げようとした瞬間、写真が見えてしまいます。

まさかの状況に友人も動揺を隠せず……。杏さんを心配し「何かの間違いかも……」「とにかく空君に電話しよ！？」と声をかけます。電話をかけても繋がらず、杏さんは「空の家……行く」と立ち上がるのでした。

婚約者まで奪おうとする友人の素顔

我に返った杏さんは「私……宇美に何かした？」と呟きます。すると友人がうつむきながら「宇美は……多分最初からそういう子だよ……」とひと言。続けて「すぐ人のもの欲しがるし……」「でもまさか婚約者まで取ろうとするなんて思わなかった……忠告しなくてごめん」と杏さんに伝えます。友人の言葉に杏さんは「謝らないで……気付かなかった私が悪いんだし」と青ざめた表情で答えるのでした。

すると杏さんスマホに空さんからの着信が！慌てて電話に出る杏さんに対しぎこちない返事をする空さん。空さんの態度に疑問を感じた杏さんは「本当は誰といたの？」と尋ねます。すると「宇美ちゃんといました……」と正直に答える空さん。しかし、言い訳ばかりが続き杏さんは言葉を失うのでした。

◇ ◇ ◇

「宇美は…多分最初からそういう子だよ」と話す友人のひと言で、点と点が静かに線になりました。その後、電話に出た空さんが「宇美ちゃんといました」と正直に答えたことは、せめてもの救いです。杏さんと交わした「嘘はつかない」という約束……。いまこそ守れるかどうかが問われています。言い訳ではなく、杏さんを守るためにも起きたことをありのまま話して欲しいですね。

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著者：マンガ家・イラストレーター 土井真希

ベビーカレンダー編集部