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小学生カメラマンが見上げたら〝かわいい子〟がこっちを見てた!【北海道の動物写真7枚&シマエナガの鳴き声動画】

  • 2025.10.13

今週も インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2025年10月6日〜10月10日ピックアップ分)

シマエナガ・・山の奥から〝人里〟へ!

Sitakke
Sitakke
撮影:katsunori.takahashi.ak さん

このお写真のキャプションに「自宅のTVアンテナにシマエナガさん、今シーズン初撮り!」とありました。
ビックリですねー!

秋になって、山の奥の方で暮らしていたシマエナガの群れが、どんどん人里近くに降りてきているのでしょうね。
まさにシマエナガのシーズンインを告げるかのようなお写真です。

シマエナガの体重は、約 8 グラム、1 円玉 8 枚ほどの重さしかありません。
ちなみにスズメは、約 24 グラムなので、スズメの3分の1の重さです。

なので、TVのアンテナにとまっていても、普通であれば、すぐには気づかないくらいの小ささです。

しかしながら、シマエナガウォッチャーたちは、シマエナガの鳴き声を覚えています。
シマエナガの独特な「キーキー」とか「ジュルジュル」という鳴き声が耳に入った瞬間にカラダが反応して、聞こえた方向と声の大きさから、わりと遠くにいる、ごくごく小さなシマエナガの群れをすぐに見つけることができるようになっています。

「シマエナガ、見たことがないなー」という方、シーズンインを前に、こちらの動画で、シマエナガの鳴き声を聞いてみてはいかがでしょう?
「きょうの1枚」のように、あなたのすぐ近くに、シマエナガがいるかもしれません。

子ギツネに もうすぐ〝大きな試練〟が…

Sitakke
撮影:gouki_hokkaido さん

大きなあくび! そして手が開いて、鋭いツメも見えてますね。
〝歯の健康状態〟は、極めて良いようです(笑)

夏の終わりに〝子別れ〟した、ことし生まれの子ギツネは、秋から冬にかけて、ひとりで生きていかなくてはなりません。
ひと組のペアから、多いときには、3〜6匹のきょうだいで生まれた子ギツネ達ですが、無事に成長することができるのは、わずかに1〜2匹だと聞きました。

長い冬は、キタキツネにとっては、大きな試練。
〝生きのびる〟ことが出来た、ほんとうに強いキツネだけが、冬の終わりに恋をして、子孫を残すことが出来るのでしょうね。

〝海の王者〟の大ジャンプ

Sitakke
撮影:shiretoko_orca_photo_album さん

春から夏にかけては、ほとんど毎日のようにシャチを撮り続けている@repunkur2009さんの、シャチ専用アカウントから、「きょうの1枚」を選ばせていただきました!

まさに息をのむような、大ジャンプ!
とっても素晴らしいお写真、もしかしたら、今シーズンで1位,2位を争うような、ナイスショットなのかもしれません。

シャチのオスは、体長約9.8m、体重は約10トンに達し、その巨大な体は、海の王者と呼ばれるにふさわしい存在感です。

定期運航している観光船から、時として見事な大ジャンプ見せてくれるシャチの群れを、かなりの確率で見ることが出来る場所は、世界でも数えるほどしかないのではないでしょうか?
この光景は〝北海道の宝物〟のひとつとして、大切にしていきたいですねー。

シャチやクジラ、イルカを、見ることが出来る観光船の運航は、今月中旬でひと区切りとなり、年が明けて1月下旬からは、流氷の上にいる、オジロワシやオオワシを見ることが出来るツアーがスタートします。
こちらも、迫力満点です!

押すな!押すな!…いや、押せよー!

Sitakke
撮影:kurokatsu__ さん

「押すな!押すな!…いや、押せよー!」って、まるでダチョウ倶楽部のような会話が聞こえてきそうです。

この春に生まれた、エゾシマリスの、かわいいきょうだいですねー。
きょうだい仲良くいっしょに〝冬眠〟を…なんて、童話のような想像をしてしまいそうですが、いくら仲が良くても、こればかりは3人でいっしょに、というワケにはいきません。

それぞれが、ひと冬の間に食べるごちそうを貯め込まなくてはなりませんし、枯れ葉を集めて、ふかふかのベッドも作らなくてはなりません。

エゾシマリスは、冬眠明けにすぐ〝恋の季節〟を迎えるので、特に男の子は、秋の間に、ペア候補の女の子を見つけておいて、自分も近くに巣穴を掘り、その子が冬眠に入ったことを見届けてから自分も冬眠に入り、春早くに目覚めて、女の子が巣穴から姿を現すやいなや、恋のアタックをしなくてはなりません!
なので、秋の森は大忙しなのです。

小学生カメラマンの頭の上で…

Sitakke
撮影:arata_photo1121 さん

以前から、とっても気になる存在でしたが、満を持して「きょうの1枚」に初登場していただきました、小学生カメラマンの @arata_photo1121 さんのエゾシマリスです。

まだ10才ということですが、「鶴居村フォトコン・最優秀賞」や「北海道野生動物写真コンテストU30 特別賞」などを受賞した経験がある〝スゴ腕〟です!

小学生カメラマンならではの目線なのでしょうか、ごちそうを食べているエゾシマリスの真下から、真上を見上げて撮影したお写真は、なかなか見たことがないですね。
優しげな、カメラ目線もGOODですねー。

エゾシマリスが、もぐもぐしながら、@arata_photo1121 さんのことを、めずらしそうな視線で、見下ろしているかのようです。
@arata_photo1121 さん、これからもかわいらしいお写真をお待ちしております。

先月9月のMVPが決定!

先月9月の「今月の1枚」の発表です!

2,587の「いいね」(総閲覧数:30,726回)を獲得された、@jun__wakasa さんに決まりました。

Sitakke
撮影:jun__wakasa さん

春から夏にかけてのお写真でしょうか。
エゾタヌキの、赤ちゃんですねー。
笑っちゃうほど、足が短くって(失礼)、とってもかわいらしいですねー。

ご覧いただいた皆さまからも「笑っちゃうくらいの短足が、かわいすぎた!」「小さくてまだ幼い子タヌキちゃんズ、とてもかわいすぎましゅ!」「キツネはよく見ますがタヌキはまだ見たことがありません。お目にかかりたいな~」「自然のなかで、元気に〝たぬ生〟を生きて欲しいです」など、たくさんの書き込みをいただきました。
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@jun__wakasa さん 、おめでとうございます!
そして応援してくださった皆さま、ありがとうございました!
2025年9月の「今月の1枚」に認定させていただきます😊

◆文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
1987年からカメラマンとして北海道の自然や野生生物の撮影を始める。アメリカのイエローストーン国立公園やカトマイ国立公園、デナリ国立公園での取材も経験。2020年から「北海道3大かわいい動物」プロジェクトを主催し、InstagramやSitakkeの記事で発信しています。

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