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韓国から完売アイテムを買いに来る人も!青山にオープンしたショップ【アーバニック30】知ってる?

  • 2025.10.14

ライターという仕事柄、青山エリアはよくパトロールするようにしています。話題のショップも多いので、”今”を知るための定期的なチェックは欠かせません。とはいえ、忙しさを理由に何カ月も空いちゃうこともあって。そうなるといつの間にか新しいショップがオープンしていたりするんですよね。
 
先日も骨董通りに気になる新ショップを発見しました。それが【URBANIC30 (アーバニック30)】です。初めて聞くブランドだったので調べてみると、どうやら韓国ブランドのよう。青山は初のグローバルストアで、なんと今から約半年前の2025年3月にオープン。大々的に発表していなかったそうですが、私としたことが何カ月も経って発見するとは……。だって、すごくおしゃれで素敵なショップだったんです。というわけで今回は、その全貌とオススメのアイテムをお届けします!

アイテムに刻まれている鍵マークは、【アーバニック30】のシンボル!

【アーバニック30】ってこんなブランド!

トレンドが移り変わりが激しい韓国で、2014年の誕生した【アーバニック30】。ブランド名にある「Urbanic」は旅行で訪れた世界中の都市の文化や雰囲気を、「30」は毎日を大切に積み重ねていく完成する1カ月という時間の豊かさ表しているそう。
 
そして【アーバニック30】が提案しているのは、ヴィンテージウェアやワークウェアから着想を得た女性らしさと着心地のよさを両立させたスタイル。どれもベーシックなデザインなのですが、細部もとことんこだわり、時を経ても色あせない長く愛せるアイテムという印象を受けました。

ウェアからシューズやバッグといった小物、さらにはアクセサリーにいたるまで、アイテムのバリエーションも豊富。【アナトミカ】や【サンダース】、【ヘルスニット】といったメンズにおなじみのブランドとのコラボレーションも積極的で、どちらかというとメンズライクなスタイルが好きな人に特に刺さるラインナップになっていると思います。ちなみに筆者はまさにそのタイプなので、欲しいものだらけでした(笑)!

ショップの入り口でも【アーバニック30】のシンボルを発見!

日本では知る人ぞ知るブランドですが、本国ではすでに絶大な人気を誇っています。その証に青山のショップのお客様の多くは韓国人で、なんと韓国では売り切れているアイテムを求めて訪れているそう。その人気の理由は、ブランド創始者の1人でもあるクリエイティブディレクターのアランさんだと思います。
 
実は取材中に偶然お会いしたのですが、すっごく素敵な女性で。アランさん自身はとても控えめなのですが芯がしっかりしていて、自分のスタイルも確立している。で、そのスタイルがなんとも洒落ている抜群のセンスの持ち主なんです。そのセンスのよさはインスタグラムでも見て取れるので、ぜひチェックしてみてください。

週に1回変わるウィンドーのお花までも洒落ているんです

イギリスのシューズブランド【サンダース】とコラボしたシューズとストックが陳列したインテリアも素敵♡

インテリアは全てアンティーク!青山は内装のこだわりもすごいんです!

重厚でどこかクラシックな雰囲気が漂う【アーバニック30】のショップ。それもそのはず、青山に使用しているインテリアは全てアンティークなんです。しかもセンス抜群のアランさんがセレクトしたので、どれも本当に洒落ていて刺さりまくり♡
 
韓国のショップも同じ雰囲気なのか聞いてみると、意外にも大理石を使ったクリーンで洗練された空間になっているとのこと。韓国と日本で全く違う内観というのもなかなか面白いですよね。
 
 

店内は、洗練されたカジュアルアイテムの宝庫!

店内はゆっくりショッピングが楽しめるようになっていて、あらゆる面においてかなり余白があるなと感じました。アイテムの並べ方にも余裕がありますし、一点一点をしっかり見てほしいという意図があるかのよう。アンティークのインテリアの配置も絶妙で、アランさんはこういったセンスも抜群なんだな、と改めて思いました。
 
スタッフとの会話を楽しみながらつい長居してしまいそうなほど、おしゃれで魅力的な空間になっているので、ぜひ足を運んでみてほしいです!

店内にソファスペースも設けているので、ゆったりくつろぎながらお買い物が楽しめます!

フィッティングルームも洒落てます!

こういった小物もいちいちおしゃれ。細部にいたるまで、アランさんのセンスが光るショップになっているんです!

40代にオススメしたい【アーバニック30】のアイテム5選

【アーバニック30】のアイテムを見て思ったのは、ぜひとも審美眼に優れた40代に着てほしい! ってこと。もちろんトレンドも気になりますが、同時にこの年齢だからこそ長く愛用できるアイテムを手に入れたくないですか? というわけで、筆者が独断で40代にオススメのアイテムをピックアップしてみました。どれも意外なほどにリーズナブルなのにクオリティも◎なので必見です!

ホースカーディガン¥51,150、クイジン・パンツ¥29,700(共にアーバニック30) レザーベレー¥14,300 (エイチダブリュードッグアンドコー)

バックに馬の姿を編み込んだカーディガンは、ヴィンテージのようなムードも漂うルックス。襟付き&ボタン仕様の前立てなのでブルゾンっぽく着こなすこともでき、襟はボタンを留めるとスタンドカラーにもなって2通りの表情が楽しめるのもポイントです。
 
さらに特筆すべきは内側。カーディガンではあまり見られない裏地付きで、かつ日本製のキュプラを使った贅沢な仕様に。これによってすべりがよくなって着やすくなりますし、ニット特有の伸びを抑えることができるんです。

メールマン・バッグ各¥25,300(共にアーバニック30)

郵便配達員のバッグを思わせるルックスと実用性を兼備する、その名も「メールマン・バッグ」。これがすっごく優秀で、実は筆者もブラックを購入しました。一番気に入ったのは、MacBook Airがすっぽり収まる絶妙なサイズ感。この手のバッグって大きすぎるとメンズすぎてしまうのですが、これは女性が持つにはちょうどいいサイズ感なんです。
 
厚手のコットンキャンバスなので型崩れしにくいですし、フラップは片手でも開閉しやすいマグネット式というのも便利。あと、ショルダーストラップもレザーなので高級感もありますし、細めで主張しすぎないところも気に入りました。さらにストラップ部分にはコンチョボタンを採用していたり、こういったこだわりもイイんです!

ラスティック・モカシン スエード各¥38,500、プルアップレザー¥41,800(全てアーバニック30)

短めのキルトタッセルが目をひくこちらは、北米の先住民がはいていた伝統的なレザーシューズから着想を得た1足。アッパーのざっくりとしたモカ縫いも印象的で、さりげないデザインアクセントにもなっています。ソールに使用しているのは、ビブラム社のクレープアウトソール。クッション性のあるウレタンインソールと相まって、長時間はいていても疲れにくい快適な履き心地を提供してくれます。
 
適度にボリューム感もあるので、ボトムスや着こなしとの合わせやすいのも特筆すべき魅力。ワイドパンツからモカ縫いがチラッと見えてもポイントになりそうですし、スカートともバランスよく仕上がると思いますよ!

バイオ・プロセス・シャロウ・キャップ¥15,400(エイチダブリュードッグアンドコー)

このキャップは、日本の帽子専門ブランド【エイチダブリュードッグアンドコー】が手がけたもの。ウォッシュ加工による絶妙なヴィンテージ感が特徴で、スタイリングにこなれたエッセンスをプラスしたいときにうってつけのアイテムです。カーキの味のあるコットン生地とイエローの刺繍とのカラーコントラストも洒落ていますよね。カジュアルスタイルはもちろん、モードやフェミニンな着こなしのハズし役としても大活躍することうけあい!
 
 

右から時計まわりに:デザート・ムーン・イヤリング¥15,400、ラグーン・イヤリング各¥15,400(全てアーバニック30)

【アーバニック30】はシルバージュエリーも充実しているのですが、今回ピックしたのはエスニックなムードが洒落ているピアスたち。これらは日本のジュエリーブランド【フォークバイエヌ】で制作。どれもアンダー2万円で手に取りやすいプライスなのもうれしい限り。
 
デザート・ムーン・イヤリングはアメリカ・ナバホ族のモチーフから着想を得ていて、アンティーク調のシルバーと繊細な模様によって独特な存在感を放ってくれます。ラグーン・イヤリングは【フォークバイエヌ】のオリジナルデザインに、【アーバニック30】のディテールをプラス。繊細な表情とエスニックな雰囲気が絶妙な塩梅で融合し、耳元をさりげない個性で彩ってくれます。

青山のパトロールで偶然見つけた【アーバニック30】がいかがでしたか? 細部までこだわって作られているのに比較的リーズナブルなプライスで、かつ長く愛用できるアイテムの宝庫。韓国で人気なのも納得ですし、クリエイティブディレクター アランさんの世界観も本当に素敵なんです。日本では青山でしかお目にかかれないブランドなので、次の週末に訪れてみてはいかがでしょう。

text:KYOKO CHIKAMA

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