1. トップ
  2. 恋愛
  3. お腹に蝶々がいる!?LA在住ママが驚いた米国式“緊張”の教え方と3つのリラックス法

お腹に蝶々がいる!?LA在住ママが驚いた米国式“緊張”の教え方と3つのリラックス法

  • 2025.10.12

こんにちは、アメリカで子育てをしているシングルマザーのひろこです。ある日、息子が学校の授業で使ったプリントを持ち帰ってきました。そこには、レントゲン写真のお腹に蝶々が写っているイラストが。読むと「緊張」について子どもに教える内容で、大人にも役立つと思えるものでした。それを知ったあと、8歳の息子が緊張とうまく付き合えた出来事があったのでご紹介します。

ソワソワ、ドキドキの正体を子どもにどう話す?

不安や緊張でソワソワ、ドキドキしている状態を英語では “Butterflies in your stomach”(お腹に蝶々がいる) と言います。学校で配られたプリントでは、"緊張は体の仕組みで、誰にでも起こる普通の反応"だと説明されていました。「自分だけが変なんじゃないかな……」と心配する必要はない、というメッセージです。

「緊張」の仕組みをシンプルに伝える

緊張のときに、体に起きる反応について、こんな風に説明していました。「不安や緊張を察知すると脳が体に合図を送ります。その合図によって、胃の筋肉がぎゅっと縮み、血液が消化器から手足へ移動します。このとき心拍数も上がります。これは、危険が迫ったときにより速く動けるようにするための機能です。ソワソワ・ドキドキ、吐き気やトイレが近くなる感覚はこの反応に由来します」不安や緊張は子どもにとって、よくわからない居心地の悪い感情ですよね。でも、こうやって「体の仕組み」「普通の反応」と伝えることが大切だと感じました。そうすることで、居心地の悪い感情にも、子どもが安心して向き合えるのではないかと思います。

緊張しすぎは禁物!リラックスが大切

昔の暮らしは危険が多く、この機能は身を守るために欠かせませんでした。今でも本当に危ないときには必要です。ただ、命の危険だけでなく、初日や発表のような場面でも緊張で同じ反応が起きます。緊張そのものは普通に起こり得る反応ですが、強すぎたり続きすぎたりするのは体によくありません。頭痛や胃痛、動悸などの不調につながってしまいます。だからこそ、リラックスで整えることが大切。ということが、プリントにも書かれていました。

いつでもできる!3つのリラックス法

子どもが不安や緊張を感じたとき、すぐできるリラックス法を3つ紹介します。① 指なぞり呼吸法片手をパーにして開き、もう一方の指で指の輪郭をなぞっていきます。上に行くときは鼻から吸って、下に行くときは口から吐く。これを1〜2回ゆっくりやる呼吸法です。ただ深呼吸するよりも、指の動きを目で追うことで、より落ち着きやすくなるそうです。② 肩ストン鼻から息を吸いながら、肩を耳に近づけていく。口から息を吐きながら、肩をストンと落とす。これを数回繰り返します。③ 手足ぶらぶら両手首・両足首の力を抜き、小刻みに10秒ほどぶらぶらします。どこでもすぐにできる方法なので、ぜひ試してみてください。

「切り替える力」が育つ

これらを習ったことで、息子が不安や緊張とうまく付き合えるようになっていると感じた出来事があります。参加する少年野球の練習初日のこと。この日はチームメイトに初めて会う日でした。楽しみな反面、息子は少し緊張していました。「あー、ちょっとこわいなぁ。お腹に蝶々がいるよ。ぼく、たくさんの子に初めて会うとき、緊張しちゃうんだ」と話す息子。「そうだよね、そういうときって緊張するよね。ママもいつも緊張するよ~」と2人で話しました。話したあともまだ少し不安そうでしたが、自分で深呼吸して、気持ちを切り替えて練習に参加していました。「緊張は普通のこと」「落ち着かせる方法がある」。この2つを理解していたことが、役に立ったのだと思います。少しの不安や緊張なら、子どもは自分で対処できるようになると感じる出来事でした。

まずは話せる場づくりから

不安や緊張を自分で落ち着かせる練習は、将来の試験や試合、面接などでも役に立つはず。一方で、大きな不安や強い緊張には大人の支えも必要だと思います。日ごろから「不安も緊張も普通のことだよ」と伝えておくと、子どもは気持ちを言葉にしやすくなり、助けも求めやすくなるはずです。まずは子どもが不安などのネガティブな気持ちを話しやすい環境を作ることも大事なのだと思っています。みなさんのご家庭でしている声かけなども、ぜひ教えてください!

おすすめの記事

Instagram:ひろこ(@hirorokok)

元記事で読む
の記事をもっとみる