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おしゃれな【秋の寄せ植え】2選。インスタで話題の「Chels Green」がセンスよく見せるポイントを伝授

  • 2025.10.11

おしゃれな【秋の寄せ植え】2選。インスタで話題の「Chels Green」がセンスよく見せるポイントを伝授

繊細でほかにはない世界観の寄せ植えが目を引き、インスタグラムでも話題の岡山の園芸店「Chels Green(チェルズグリーン)」。今回は涼しげな印象の秋の寄せ植えとともに、センスよく見せるポイントやこだわりを教えていただきました。

涼しげなリーフを植え込み秋らしさを演出

マムやケイトウといった、秋を感じさせる花を使った寄せ植えです。やさしいピンク~紫色の花に、リーフは明るい葉色はもちろん、葉姿も涼しげなものを花と花の間に植え込んで、秋らしい雰囲気に仕上げました。

使用している植物

ケイトウ ‘きもの’
クリソセファラム
ガーデンマム ‘スマーティー’
カリシア ‘ロザート’
オレアリア ‘リトルスモーキー’
グレコマ ‘バリエガータ’
バーベナ・テネラ ‘ライム’

鉢のサイズ

27㎝×16㎝、高さ30㎝

ブルーと相性のいい白やシルバーを合わせてさわやかに

涼やかできれいなブルーが目を引くフェリシア ‘フェリシティ’ を使った寄せ植えです。まだまだ暑さを感じるこの季節、ブルーとの相性抜群の白やシルバーを組み合わせ、さわやかさを目で感じ、楽しんでみてください。

使用している植物

フェリシア ‘フェリシティ’
サルビア ‘ドゥリフォリア’
オレアリア ‘リトルスモーキー’
メキシカンスイートハーブ(リッピア)
ウエストリンギア ‘スモーキー’
グレコマ ‘レッドステム’
クローバー ‘ティントセピア’

バスケットのサイズ

20㎝×15㎝、高さ24㎝

センスのよい寄せ植えのコツ Q&A

Q 寄せ植えを作るときのこだわりは?

A 器を先に選びます

器に合わせて、メインとなる花苗を選んでいます。また、植物の性質(育ち方)を考え、時間が経過してもバランスをくずすことなく、長く咲くよう、植えた後のその先も考えて苗を選んでいます。

Q 植物選び、配置の仕方のポイントとは?

A 植物の生えている向きを大切に

苗それぞれの向きをよく観察して、パズルのようにはめ込んでいくイメージです。そうすることで、植えたすぐ後でも苗同士がなじんでいるように見えます。「株分けをして植えている」と思われがちですが、植物が長くしっかりと育つためにも、季節に関係なく、株分けして植えることはしていません。同じ種類の花を植えるときは、花と花とを隣同士に植えずに、少しずらしてその間にリーフなどを入れ込むことで、より自然になじんだ雰囲気を出すことができます。

Q 器と植物の合わせ方、センスよく見せるには?

A 器の素材や雰囲気に合わせた植物選びを

こなれた寄せ植えにまとめるうえで大事なのは器選び。「この器に合うのはどの花か」「どんな雰囲気の花が似合うのか」を考えながら、メインとなる花を選びます。器の色はもちろん、その素材から感じるアンティークな雰囲気やシャビーさ、かわいらしさなどを感じ取ってから植物選びを始めます。

Q 初心者が「Chels Green」の寄せ植えを簡単にマネするコツとは?

A メインの花に色を合わせましょう

色を統一すると、簡単におしゃれでまとまりのよい寄せ植えができます。メインの花に合わせて、リーフの色やあしらいの小花も同系色で。斑の色や、茎の色などちょっとしたところもメインの花の色に合わせてみてください。また、垂れる性質のある苗や伸びすぎて暴れている苗も、あえて中心や後方に植えて、そこから手前にもってくることで野原のようにナチュラルな雰囲気が簡単に出せます。

【SHOP DATA】Chels Green(チェルズグリーン)

インスタグラムでのおしゃれな寄せ植えが話題のショップ

生産者のもとに出向いて仕入れることで、季節の花苗やリーフなどのより状態のよい苗、珍しい苗がそろう。初心者はもちろん、ガーデニング好きがワクワクするような店づくりをテーマにした店内が特徴。

岡山県岡山市北区田中624-1
営業時間/平日:11時~18時、
土・日・祝:10時~19時
定休日/水曜日(祝日の場合は営業)、詳しくは随時お知らせしているインスタグラムをチェック。

Instagram:@chels_green8
HP:https://chelsgreen.thebase.in

併設する雑貨店の入り口に位置するかわいい店舗。インスタグラムでは寄せ植えのアイディアを発信中。

多年草(宿根草)や植木類のほかに、コンパクトな場所でも楽しめるセンスのよい小さな花苗も見つかる。

寄せ植え制作・監修/亀井信輔(Chels Green)
写真/吾郷 朋
協力/Chels Green

※この記事は『園芸ガイド』2025年秋号の記事を、WEB用に再編集したものです。

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