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眠りが浅くて夜中に目覚めるのは「火」タイプ!?〈五行〉でわかる自分の体質チェック!

  • 2025.10.9

体調を崩さずに秋を満喫するためには、人それぞれ異なる「体質タイプ」を把握することが大切。そこで今回は、東洋医学の観点から五行に基づくセルフチェックと、秋に行いたいセルフケアを紹介します。

五行タイプでチェック!自分の体質と不調対策

東洋医学では自然界の要素を「木・火・土・金・水」の5つに分けています。体質や不調も、この「五行」に当てはめることで、より自分に合う不調対策ができますよ。自分がどのタイプに当てはまるのか、簡単なセルフチェック項目を紹介します。

▶イライラしやすく怒りっぽい人、もしくは肩こりが気になる人は「木」タイプ
▶眠りが浅くて夜中に目覚めることが多い人、手のひらがほてることが多い人は「火」タイプ
▶食後に眠くなってうたたねをしたり、頻繁に下痢をしたりする人は「土」タイプ
▶肌や鼻が乾燥しやすく、乾燥に敏感な人は「金」タイプ
▶手足が冷えやすい人、あるいは腰痛が多い人は「水タイプ」

「木」タイプの特徴と過ごし方は?

イライラしやすく怒りっぽい人、もしくは肩こりが気になる人は「木」タイプに分類されます。ストレスによる影響を受けて体調を崩しやすく、自律神経が乱れて情緒不安定になることも。

快適に過ごすためには、気持ちを落ち着けることが大切です。シソやユズのように香りのよい食材を取り入れたり、キンモクセイの香りを嗅いだりしてリフレッシュしましょう。

「火」タイプの特徴と過ごし方は?

眠りが浅くて夜中に目覚めることが多い人、手のひらがほてることが多い人は「火」タイプに分類されます。精神的に興奮していると睡眠の質が下がりやすく、体調を崩すこともあるでしょう。

興奮や緊張を落ち着かせるセロトニンの原料となるトリプトファンを意識的に摂りましょう。秋の食材では、サンマやサツマイモに多く含まれていますよ。また、お風呂にのんびり入ってクールダウンをするのもおすすめです。

「土」タイプの特徴と過ごし方は?

食後に眠くなってうたたねをしたり、頻繁に下痢をしたりする人は「土」タイプに分類されます。胃腸が弱くて、普段から疲れやすいのではないでしょうか。

秋は空気が乾燥する季節で、胃腸も疲れがち。消化機能が弱まる季節です。おかゆや根菜の煮物など、温かくて消化がいいものを食べましょう。からだの外側からだけではなく、内側から温めることを意識してくださいね。

「金」タイプの特徴と過ごし方は?

肌や鼻が乾燥しやすい「金」タイプに分類される人は、乾燥に敏感。五行タイプのなかでは、最も秋に不調が出やすいといわれています。呼吸器や肌のトラブルに悩まされることも多いのではないでしょうか。

からだの内側から潤いを補う、白きくらげや梨を食べるのがおすすめです。それでも肌や鼻、喉の乾燥を感じる場合にはマスクや加湿器を使う乾燥対策も検討してくださいね。

「水」タイプの特徴と過ごし方は?

手足が冷えやすい人、あるいは腰痛が多い人は「水」タイプです。冷えや疲労の影響を受けやすく、寒くなりがちな秋や冬を苦手と感じる人が多いんだとか。

寒さを感じたときは、下半身を温める服装を意識してください。腹巻でおなかを温めるのもおすすめです。食材としては、ショウガや山芋のようにからだを温める食材を摂ってくださいね。

日常的な体調管理に「漢方薬」もおすすめ

自分や家族の体質を知るだけでは意味がありません。毎日の生活にセルフケアを取り入れて、継続することが大切です。バランスの取れた食事や十分な睡眠、適度な運動を意識しましょう。

忙しくてなかなかセルフケアに時間をかけられない人は、漢方薬の服用も選択肢のひとつ。

体質や季節、不調に合わせて取り入れることで日常的な体調管理をサポートする効果が期待できますよ。「なんとなく不調」と感じたときは放置せず、医師や薬剤師に相談してくださいね。

教えてくれたのは…山形ゆかりさん●薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ。牛角、吉野家、薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発に携わる。

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