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11年間生きてきて初めて物がスムーズに取れた!小学生が夢中になった片づけの授業

  • 2025.10.8

整理収納アドバイザーのまりです。先日、福岡の小学校で「片づけの授業」をしてきました。現在、家庭科の授業には「整理・整とん」が正式に学習内容として組み込まれているのを知っていますか? 文部科学省が定める小学校の教育指導要領にも「整理整頓や清掃の仕方や工夫」という記載があり、多くの家庭科の教科書にはお片付けに関する具体的な内容が掲載されています。今回は整理収納アドバイザーの仲間3人で小学5年生・3クラスを担当。「片づけの手順」と「片づけの効果」を体験して学ぶ45分間。この短い時間での子どもたちの変化が本当にすごかったのでご紹介します!

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「片づけ苦手な人!」で大盛り上がり

まずは子どもたちに質問!「片づけってどんなイメージ?」「面倒くさい!」「僕もお母さんもできない!」という声が次々とあがり、教室は笑いに包まれて大盛り上がり。続けて「じゃあ、片づけが苦手だと思う子!」と聞くと、 この質問にはほぼ全員が挙手しました。(大好き!と答えてくれた子も2人いた)まだまだ片づけのイメージはめんどう・やりたくないもの、だと改めて実感。先生も子どもの頃はそうだったよー。と伝えました。そして「でもこの授業が終わったらみんなは片づけマスターになっているからね!」と伝えると、みんな顔を見合わせて半信半疑のような表情でした(子どもは素直!笑)。さて、ここから片づけの本質のお話がスタートです!

片づけには順番がある

片づけには順番があるということを知っている?と質問するとみんなは首を横に振ります。これは知らなくて当たり前!そこで片づけのピラミッドを紹介しました。

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下から:整理 → 収納 → 片づけ → 掃除これは片づけの順番を表したものです。①整理(片づけの土台) まずは「いる・いらない」を分ける。ここが一番重要。②収納(住所づくり)取り出しやすいようにモノの住所を決める。③片づけ(毎日の習慣)使ったら戻す。自分で決めた場所に。 これがキープのコツ。④掃除(モノをきれいにする)モノをきれいにする・汚れを取る。これは最後にすること。「この順番でやっていくと片づけはうまくいくよ!」と言うと、子どもたちから「え!知らなかった!」の驚きの声が。片づけという言葉の中に段階があるということが目からウロコだったようです。大事なことはいらないモノを抱えたまま“見た目だけ整える”のは片づけじゃないということ。それはただ“寄せただけ”。だから最初にすることは整理なんだよ。と伝えました。

整理の効果を実感!「はさみ、どこ?」クイズ

「この中からはさみを探してみよう」と子ども達とまずは散らかった状態のスライドを見ながら整理を実践していきます。

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「うーん」とスライドを真剣に見る子どもたち。少し経ったところで「あった!」との声がちらほら。でもまだ探してい子もいました。そこで「この中で学校では使わないモノはどれかな?」と聞くと、「ゴミがあるー!」「手紙は家に持って帰る!」などとワイワイと大盛り上がり。お道具箱をどんどん整理をしていき必要なモノだけを残していく。この手順を一緒にスライドで確認していきました。整理ができた後はさみがどこにあるかが一目瞭然!

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「え!すぐにわかるやん!」「1秒で探せる!」の声が子ども達から上がりました。「“ただしまう”のではなく、いらないモノを取り除けば、必要な物はすぐ見つかるね!」子どもたちの片づけへの興味が一気に上がりました。

時間的効果を数字で実感!

またまた片づけクイズ!「毎日5分探しものをすると、1年で何分になるでしょう?」そう問いかけると、鉛筆とノートを出して計算をしてくれる子が。答えは1825分。なんと約30時間! 「えー!」「すごい!」と驚きの声が上がり、この時間があったら好きなこといっぱいできるよね!と話しました。「30時間あれば、絵も描けるし、読書もできるし、家族でお出かけだってできるよね」子ども達からは「ゲームもできる!」という声も上がり、片づけでどのくらい時間を大切に使えるかを考えました。“探しものの時間ほどムダはない”は私の座右の銘です。

いよいよ実践!机の中を整理してみよう

机とロッカーのお片付けのステップをスライドで確認したらいよいよ実践に入ります!①机の引き出しの中のモノを全部出す(全出しは片づけの基本)②いる・いらない・家に持ち帰るモノに分けるするとすぐに「先生!なくしていたドリルが出てきました!」「なつかしい作文が入ってた!」思いがけない“お宝”が次々に出てきて、教室はさらに大盛り上がり。いわゆる「ごみ」も思った以上にあり、用意していた45リットルのゴミ袋があっという間にいっぱいになりました!

机とロッカーの片づけのステップ
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次は使う頻度に合わせて収納

引き出しの中がいるモノだけになったら今度は収納にチャレンジ。 「よく使うモノは手前に、あまり使わないモノは奥へしまうのがポイントだよ」と教えると、 子どもたちは自分なりに工夫しながらどんどん整えていきます。すると「先生見てー!」と不要なプリントを折って即席の収納箱を作り出す子が!「程よく区切ると使いやすいね、この隙間にはこれをいれたよ!」などみんな自分なりの使いやすい引き出しがどんどん出来上がっていきました。子ども達の発想力、応用力には関心するばかりです。引き出しのビフォー・アフターを紹介

片づけをする前の引き出し
片づけをした後の引き出し(手作りの収納箱も。すごい!)

ロッカーは立てる収納でレベルアップ!

続いては、体操服や学用品が入ったロッカーのかごを片づけ。整理する前を見てみると、多くの子は荷物を積み重ねて入れていてとても使いづらそうでした。これでは下の物を取り出すたびに上にあるモノを取り出す必要があるし、かごの中がすぐにぐちゃぐちゃになります。そこで”立てる収納”を紹介すると、「全部が見える」「取り出しやすい」という声がたくさん!少しの工夫で使いやすくなる。収納の面白さも知ってもらえたかなと思います。

立てる収納で散らからないロッカーかごに変化!何がどこに...
横から見てもスッキリ!

子どもたちの吸収力と工夫に感動

授業の最後には、自主的に廊下にある書類ファイルの整理に挑戦する子も。高さを揃えて並べるときれいに見える!と使いやすさだけではなく、見た目が整うことの気持ちのよさも気づくことができました。「先生こんなにすっきりしたよ見て!」とキラキラした目で報告してくれる子どもたち。その笑顔と自信にあふれた表情が印象的でした。片づけはただの作業ではなく、自分で考え、工夫する力を育てる。子どもたちの姿から、その可能性を改めて感じることができました。そして片づけは順番やポイントを知ればみんなできるようになる。とわかった時間でした。

きれいをキープする方法は?

机の中、ロッカー、を自分できれいにすることができた子どもたち。こんなにきれいになったから今からすることは何かな?と質問すると「使ったら戻す!決めた場所にしまう」と大正解!きれいな状態を続けたいという気持ちになってくれていて嬉しかったです。これは自分でやったからこそ出てきた言葉なのかなと思います。親に言われてイヤイヤ片づけてもきっとそんな気持ちにはならなかったはず!

もっと学びたい!子ども達アンケートを大公開

授業の最後に子どもたちに感想を書いてもらいました。・先生に教えてもらったことやってみたら、引き出しの中がきれいになったし、取りやすくなった。整理の手順を覚えてよかったし楽しかった!・今まで片づけがあまり好きではなかったけど今日で大好きになりました。・意外と簡単で楽しかった。もっといろいろな収納を学びたいと思った。・11年間生きてきてこんなにスムーズに物を取り出せるとは思いませんでした。気持ちがよくなりました!」45分という短い時間でもしっかり片づけの効果を体感してくれているなと感動!片づけが楽しい、もっと学びたいと言ってくれたことが本当に嬉しかったです。もうみんな立派なお片付けマスター!

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片づけは「学ぶ」時代へ

子どもの頃から片づけの方法やその効果を知っているれば役に立つことがいっぱい! 探しものやなくしものがなくなり、快適な空間で生活できる。勉強もスムーズに取り掛かれて成績もアップ。なにより片づけはいる・いらないを自分で判断する場面が多くあるので、選び取るが付くと思っています!ちなみに私は子どもの頃は全く片づけができなかったので、忘れ物がひどくすごく苦労しました⋯⋯。早く知りたかった!あと親から「片づけなさい」と言われても、その意味や方法がわからないと子どもたちはきっとどうしていいかわかりませんよね。大人だってそう。この「片づけの授業」を通して片づけは楽しい。できる!いいことがある!そう前向きに捉えてくれる子どもたちが増えたらいいな。そう思いにこれからも応援し、片づけを伝え続けたいです。↓この記事もおすすめ!

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