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目からウロコ!【近藤典子さん流】捨てずにすっきり片づく3つの簡単ステップとは?

  • 2025.10.7

目からウロコ!【近藤典子さん流】捨てずにすっきり片づく3つの簡単ステップとは?

「モノを捨てなきゃ」という呪縛から解放されて、自分が本当に好きなもの、大切なものを選び出し、すっきり快適な暮らしを手に入れる! 近藤流の片づけ法は3ステップで、誰でも簡単に楽しく実践できます。

お話を伺ったのは
近藤典子さん 住まい方アドバイザー

こんどう・のりこ●1957年生まれ。
35年以上、暮らしに関する悩みを解決した経験から生まれた提案が好評。片づけ・収納術を伝える他、企業との商品開発、住宅の収納・間取りプロデュースなども行い、コラボ実績多数。
暮らしのプロを養成する「住まい方アドバイザー養成講座」や、一般の人向けの片づけ・リフォーム相談なども行っている。

「分ける」とわかるモノの内容と総量

家の中をすっきり片づけて、快適な空間で暮らしたい。その理想の前に立ちはだかるのが、モノを捨てるという作業だ。

「ゆうゆう世代は、頑張って生きてきた分、思い出のものも増えるし、モノへの愛着も深まる。もったいない、捨てて後悔したくない、という思いもあるでしょう。無理に捨てなくてもいいんですよ」と話すのは、住まい方アドバイザーの近藤典子さん。

「片づけの基本は、モノを整理し、定位置を決めて収納すること。整理=捨てることと思う方が多いですが、実は整理とは『分ける』作業。どんなものをどれだけ持っているのかを明確にするため、まずはカテゴリーごとに大まかに分ける。たとえば洋服なら、クローゼットにかけてあるトップス、ボトムス、ワンピースなど丈の長いものに分けます。すると各アイテムの内容と量がわかります。これがわからないと、必要かどうかもわからないのです。次に、それらをどこに収納するかイメージする。この二つの工程を踏むと、『クローゼットにお気に入りのワンピースをゆったり吊るしたいから、ヨレヨレのシャツは処分しよう』と、前向きな気持ちで取捨選択できるように」

ここで頭を悩ますのが、残すか捨てるか、迷うもの。

「『デザインが好き』とか言語化できる理由があれば、残してもいいので、とりあえず紙袋などに入れておく。作業の手を止めないことが大切です」

収納は後回しでOK

整理作業で挫折しないためには、順番もポイントだという。

「一気に整理しようとせず、少しずつ進めましょう。その際、仕分け作業が簡単なものから始めるのがおすすめ。洋服ならば、かける服→畳む服、台所は、食品や調味料→調理道具→食器→雑貨類→密閉ケースの順で」

残すものは、イメージした収納スペースに仮置きをする。

「安易に収納グッズを買わないこと。分ける作業を続けていると、自分にとって必要なものを選ぶアンテナが磨かれて、片づけの筋道が見えてきます。収納を考えるのはその後です」

選び出すアンテナを磨く3つの工程とは?

Step1 大まかに分ける

まずは片づけるものを1種類に絞って、グループ分けをする。たとえば洋服なら、着る人ごとにし、次にトップス、ボトムス、丈の長いもの(コート、ワンピースなど)と、大まかに分類する。

Step2 持ちグセ、使いグセを知る

分類すると、何をどれだけ持っているかがわかる。「黒のパンツが5着ある」「これは3年着ていない」など自分の持ちグセや使用頻度を思い出してみると、これから先、必要かどうか、モノが教えてくれる。

Step3 収納スペースをイメージする

残すものの内容と量が大まかにわかった時点で、それらを収納するのに適した場所をイメージしてみる。すると、そこに収める適量も想像できる。こうして残すものを選んだら、イメージした場所に仮置きする。

【近藤流「見極め」の思考術】

理由を言語化できるなら捨てなくていい。
パッと理由が出てこないのなら、それはなくても困らないものです。

撮影/柴田和宜(主婦の友社) 取材・文/村瀬素子

※この記事は「ゆうゆう」2024年12月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

※2024年11月2日に配信した記事を再編集しています。

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