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【MLB】地区シリーズの行方に影響、ドジャースとフィリーズの「投手力/守備力徹底比較」 指揮官の“起用法”にも顕著な違い

  • 2025.10.4
ドジャースの大谷翔平(左)とフィリーズのクリストファー・サンチェス(C)ロイター
SPREAD : ドジャースの大谷翔平(左)とフィリーズのクリストファー・サンチェス(C)ロイター

MLBは4日(日本時間5日)から、プレーオフの地区シリーズが開幕する。球団史上初の連覇を目指すドジャースは、ナ・リーグ東地区の覇者フィリーズと対戦。最大5試合で3戦先勝の短期決戦、両球団の投手力と守備力に差は見られるのか。
優秀なローテーションと、堅実な内野守備を持つ両球団。救援陣に課題を抱える点も似ている一方で、起用法には大きな違いがある。外野守備が試合展開を左右するケースもありそうだ。

■ドジャースの「登板過多」が懸念事項

両球団の今季チーム防御率は、ドジャースが30球団中17位の3.95、フィリーズが同8位の3.79。先発陣では、ドジャースが3.69、フィリーズが3.53を記録。奪三振率はメジャー1位2位を争っており、支配力のある投手が多い。どちらも優秀なローテーションが揃っている。
一方で、課題に挙げられるのが救援陣。両球団とも防御率4.27で、30球団中20位。似たような特徴が見受けられるが、指揮官の采配は正反対だ。今季ドジャースの救援投手は、全30球団で最多の657回2/3イニングに登板。フィリーズは最少の510回2/3に留まっている。
「マシンガン継投」で知られるデーブ・ロバーツ監督の起用法が成績にも色濃く反映されており、救援陣の酷使がパフォーマンス低下を招く可能性は捨てきれない。敬遠指示数も、ロバーツ監督33個に対し、ロブ・トムソン監督9個と大きな開きがあった。

■外野手に課題、正捕手不在の可能性も……

守備面に目を向けると、内野陣の「OAA(Outs Above Average)」ではドジャースが30球団中7位の+16、フィリーズが同5位の+19と健闘。ドジャースはトミー・エドマンミゲル・ロハスエンリケ・ヘルナンデスなどユーティリティプレイヤーの守備力が優秀で、ムーキー・ベッツも昨季より指標が回復。フィリーズは遊撃手の名手トレイ・ターナーを筆頭に、レギュラー陣が軒並み平均以上の働きを見せている。
しかし、外野守備に難があり、ドジャースは両翼のマイケル・コンフォート(OAA-8)とテオスカー・ヘルナンデス(OAA-10)が振るわず。アンディ・パヘス(OAA+10)頼みで、前述したユーティリティプレイヤーが不可欠。フィリーズは、ニック・カステヤノス(OAA-12)がメジャーワーストの守備力で肩も弱い。ヨハン・ロハスブランドン・マーシュ、途中加入のハリソン・ベイダーの好守は好材料だ。
打線の中軸を担うT・ヘルナンデスが外せない以上、常に不安がつきまとうドジャースがやや不利か。加えて、正捕手不在のままとなれば投手陣への影響も計り知れないだろう。

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