【況してや】なんて読む？「きょうしてや～」ではありません！【意外と知らない漢字クイズ】

「状況」や「実況」など、身近な漢字の「況」ですが、意外と知られていない訓読みがあるのをご存じでしょうか？今回の漢字クイズは「況してや」の読み方をご紹介します。

「況」とは、『ありさま。ようす。他のものとくらべる。』という意味の漢字。「その時の様子」を表現する言葉に多く使われていますね。

その「況」の訓読みである「況して（や）」は、『なおのこと、さらに』という意味があります。

例えば、「大人でも難しい問題なのだから、況してや子どもには無理だろう」のように、『〇〇でさえそうなのだから、この場合はもちろんそうだ』という気持ちを表す際に用いられます。

なんとなく、答えが思いつきましたか…？

「ましてや」は、「まして（増して/況して）」の強調であるため、「増してや」と「況してや」どちらを書いても正解です。ただ、「況して」は常用漢字表外の読み方であるため、「増して」のほうが一般的と言えます。

まとめ／meiko 参考／デジタル大辞泉（小学館）、実用日本語表現辞典