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意外な共通点?!【JO1豆原一成さん&市毛良枝さん】筋トレの話で盛り上がりました!撮影裏の素顔を公開

  • 2025.10.3

意外な共通点?!【JO1豆原一成さん&市毛良枝さん】筋トレの話で盛り上がりました!撮影裏の素顔を公開

知識だけでなく、人との出会いや気づき、チャンスなどを連れてきてくれるのが「学び」。年齢にとらわれない交流から新しい考え方や価値観を学ぶこともあるでしょう。さあ、今が始めどき! まずは一歩踏み出してみましょう。今回はJO1の豆原一成さんと、俳優の市毛良枝さんにお話を伺いました。

豆原一成さん(JO1)

まめはら・いっせい●2002年岡山県生まれ。
サバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」から誕⽣した11⼈組グローバルボーイズグループ「JO1(ジェイオーワン)」のメンバーとして20年にデビュー。
俳優としての出演作にNHK「超人間要塞ヒロシ戦記」、映画『劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア』『BADBOYS -THE MOVIE-』、TBS日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」などがある。

市毛良枝さん 俳優

いちげ・よしえ●1950年静岡県⽣まれ。
⽂学座附属演劇研究所、俳優⼩劇場養成所を経て、ドラマ「冬の華」でデビュー。
登⼭を趣味とし、93年にはキリマンジャロ、後にヒマラヤの⼭々に登っている。
2024年には『73歳、ひとり楽しむ⼭歩き』(KADOKAWA)を出版。
近年の出演作に、映画『ラーゲリより愛を込めて』『明⽇を綴る写真館』、ドラマ「無⽤庵隠居修⾏」シリーズなど。
主演映画は81年公開『⻘葉学園物語』以来、44年ぶり。
介護エッセイを今秋、出版予定。

クランクインの日が初対面。すぐに自然な雰囲気に

10月24日に全国公開となる映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』は、自分の夢に自信がもてない孫と、夢を見つけた祖母の物語。将来に悩む大学生の孫・拓磨を人気ボーイズグループ・JO1(ジェイオーワン)のメンバー、豆原一成さんが、若かりし頃の夢を叶えるために一歩を踏み出した祖母・文子を市毛良枝さんが演じる。

豆原 市毛さんに初めてお会いしたのはクランクインの日。それまでは「怖い方だったらどうしよう!?」と不安に思っていました。僕はお芝居の経験がまだまだ浅いので、「市毛さんのような大先輩とご一緒させていただいて大丈夫だろうか」って。でも、お会いしたらとてもやさしい方で、心の底からホッとしたのを覚えています。
市毛 私の本性なんて、知らないでしょう(笑)。
豆原 いやいやいや(笑)。
市毛 この作品が「はじめまして」だったし、私はJO1がどれほどすごいグループかもあまり知らなくて。でも、彼が素朴な普通の青年としてそこにいてくださったので、最初から自然な感じで接することができました。
豆原 市毛さんのおかげです。僕はすごく緊張して現場入りしたんですけど、そこに自然な雰囲気をつくってくださったのは市毛さんでした。撮影の合間にはおしゃべりもたくさんしましたね。
市毛 孫とおばあちゃんという役どころだったけれど、年齢を超越して、すっかりお友達気分でしゃべっていたわね。
豆原 僕は運動をするのが大好きなんですけど、話をしているうちに市毛さんも運動が好きだということがわかって。
市毛 「筋トレ好きなの?」「どうやって筋トレしてるの?」みたいな話をずっと、ね(笑)。
豆原 筋トレ話で盛り上がりましたね。そうやって自然な雰囲気をつくっていただいたことで、そのままスッとお芝居に入ることができました。

悩みながらも前に進む等身大の人たちの物語

亡き祖父の書斎で大学の入学案内を見つけた拓磨。それは「学びたい」という若い頃の妻の夢を叶えるべく、祖父が遺した妻・文子へのサプライズだった。

市毛 文子は夫を亡くしているけれど、それを乗り越えて前向きになっていくところが素敵。
豆原 何かに対して前向きに挑戦する姿って魅力的ですよね。自分に自信がない拓磨にとって挑戦するのはけっこう難しいことなんだけれど、おばあちゃんや恋人に助けてもらいながら前に進んでいく……。そんな姿を観ていただきたいなと思います。
市毛 描かれているのは何気ない日常。大層なことを考えているわけじゃなくて、等身大の人間として悩みながら進んでいく物語なので、ゆうゆう世代の方にも少しでも明るい未来を見つけるお役に立てればいいなと思います。

勇気を出して踏み出してみれば、目の前には新しい世界が広がる。年齢は関係ない。お二人にもそんな経験があるという。

豆原 僕はトレーニングです。2年くらいやっていますが、続ければ続けるほど好きが増しています。これだけハマるとは自分でも思っていませんでしたが、健康的な趣味にのめり込むことができてよかったし、さらに突き詰めたいと思っています。
市毛 私は登山。40歳のときに「誘っていただけませんか?」「じゃあこの日に」「え、本当に行くの!?」みたいな感じで山に行くことになりましたが、あのとき「誘ってください」と言った自分をほめてやりたいと思うくらい、人生の大きな転機になりました。一歩踏み出したことで世界が変わって、次々といろんな扉が開いていって。あの一歩は大きかったなと思います。

次なる挑戦はヒップホップダンス!?

物語の中では、年の離れた孫と祖母がお互いにいい影響を与え合いながら学びを得ていく。お二人にも共演を通して学んだことはあるのだろうか。

豆原 僕は市毛さんから自然体でいる大切さを学びました。市毛さんが市毛さんらしくいてくださったおかげで、現場も自然といい雰囲気になりましたから。
市毛 一成くんはお弁当の作り方とか話してくれたよね。
豆原 そうでした! 僕、筋力キープのために自分で作ったお弁当を持参していたんです。でも、おかずを冷まさずに詰めていて。
市毛 だから私が「冷ましてから詰めないとよくないよ」って。
豆原 市毛さんに教えていただいて初めて知ったんです。危うくおなかをこわすところでした。それも学びでしたね(笑)。
市毛 私はできることなら一成くんからダンスを学びたい! 体を動かすのは大好きだし、社交ダンスもやっているけれど、ヒップホップ系は未経験だから。
豆原 できると思いますよ。市毛さんは本当にアグレッシブでチャレンジ精神旺盛ですよね。
市毛 それは、今は亡き登山家の田部井淳子さんから「本当にやりたいと思ったことはやればいい」という言葉で背中を押していただいたから。何でも「とりあえずやろう」と思っているんです。最近は若い人に刺激をもらう経験が増えたし、学ぶというのは何歳からでも始められるから。
豆原 ホントそうですよね。僕もいろいろ学んでいかなきゃ!

【Information】映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』

祖⺟・⽂⼦(市毛良枝)と暮らし始めた⼤学⽣の拓磨(豆原一成)は、亡き祖⽗・偉志(長塚京三)の書斎で⼤学の⼊学案内を⾒つける。それは偉志が遺した⽂⼦へのサプライズだった。⼀歩踏み出し、若い頃の夢だった「学び」の⽇々を謳歌する⽂⼦。⼀⽅、拓磨は夢に⾃信がもてず将来に悩む。そんな二人は、富⼠⼭が好きだった偉志の⼿帳に不思議な数式を⾒つけて……。夢を⾒つけた祖⺟と夢に迷う孫。ふたりを⽀えるのは、亡き偉志の思い。やがてそれは、互いを、そして家族を、新たな景⾊へと導いていく。

●監督/中西健二 ●脚本/まなべゆきこ
●原案/島田依史子 「信用はデパートで売っていない
教え子とともに歩んだ女性の物語」(講談社エディトリアル)
●出演/豆原一成(JO1)、市毛良枝、酒井美紀、八木莉可子、長塚京三 他
●配給/ギャガ
●10月24日(金)より、新宿ピカデリー 他全国公開

撮影/中村彰男
スタイリング/岡本健太郎(豆原さん分)、金野春奈(市毛さん分)
ヘア&メイク/奥野まこと(豆原さん分)、竹下フミ(市毛さん分)
取材・文/本木頼子

※この記事は「ゆうゆう」2025年11月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

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