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若い世代ほど《実家暮らし》が多い現実&理由に納得! 自立できるお金がない、貯金、節約…一人暮らしの予定はあるのか?

  • 2025.10.2

若い世代ほど《実家暮らし》が多い現実

マクドナルド公式Xより引用
マクドナルド公式Xより引用

働く女性の実家暮らし事情について、興味深い実態が明らかになりました。転職サイト「女の転職type」が行った「実家暮らし」に関する調査結果を参照して紹介していきます。調査は2025年8月7日~22日、女の転職type会員484人に行われたものです。

アンケート調査によると、20代・30代の約4割が実家で暮らしており、その理由として「お金がない」ことが最大の要因となっていることがわかりました。現在実家で暮らしている人は全体の36.8%で、およそ3人に1人という割合です。年齢別に見ると、20代では46.5%、30代では40.8%と、若い世代ほど実家暮らしの割合が高くなっていました。さらに40代でも32.4%、50代でも23.4%と、すべての年代で一定数の人が実家暮らしを選択している実態が浮き彫りになりました。

興味深いのは地域差です。東京在住の人では実家暮らしは18.9%にとどまる一方、東京以外の地域では40.9%と、2倍以上の差があることがわかりました。実家暮らしを選ぶ理由として、「自立できるお金がない」と回答した人が34.8%で最多となりました。続いて「貯金、節約したい」が30.9%、「趣味や旅行にお金を使いたい」が21.9%と、上位3位すべてが経済的な理由で占められています。

実際に、実家に入れているお金について聞いたところ、「お金を入れていない」という回答が33.1%で最も多く、3万円以上のお金を入れている人は半数程度でした。家事負担についても、「1~2割」が32.6%で最も多く、「まったく負担していない」も14.6%存在するなど、経済的なサポートを受けながら生活している様子がうかがえます。現在の暮らしの満足度については、実家暮らしの人の方が満足度が高いという結果が出ています。実家暮らしの人の満足度は「大変満足」と「やや満足」の(合計49.4%)で、実家暮らし以外の人の41.8%を上回りました。家族やペットと一緒に過ごせることや、家事を家族と分担できることなどが影響していると考えられます。

一方で、結婚相手に対する意識では興味深い傾向が見られました。結婚相手に一人暮らし経験を求めるかという質問に対し、「強く求める」28.9%、「少し求める」37.4%と、全体の6割以上が一人暮らし経験を重視していることがわかりました。特に実家暮らし以外の人では「強く求める」34.6%、「少し求める」40.2%と合計で7割以上が一人暮らし経験を求めており、実家暮らしの人(合計51.7%)よりも高い傾向にあります。

金融資産についても興味深い結果が出ています。「10万円未満」の割合は実家暮らしの人が30.9%、実家暮らし以外の人が22.9%と、実家暮らしの人の方が8%多くなっています。一方、100万円以上の金融資産を持つ人の割合は、実家暮らしの人が44.9%、実家暮らし以外の人が54.0%と、実家暮らし以外の人の方が9.1%多い結果となりました。金融資産の平均額についても、実家暮らしの人が275万円、実家暮らし以外の人が360万円と、85万円程度の差があることがわかりました。

今後実家を出る予定があるかという質問に対しては、「はい」が41.0%で最も多かったものの、「いいえ」32.0%と「わからない」27.0%を合わせると約60%の人が実家を出る明確な意思を持っていないことが判明しました。現代の働く女性にとって、実家暮らしは経済的な合理性を重視した選択である一方、将来のパートナーに対しては自立経験を求める複雑な心境が浮き彫りになった調査結果と言えるでしょう。

(LASISA編集部)

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