意外と迷う？【漢字クイズ】「計る／測る／量る」どう違う？→気になる正解は？

体重や身長、料理で使う調味料など、私たちは日々の中で、何気なく「はかる」という行為をしながら生活しています。

「はかる」ことはとても便利ですが、何を「はかる」のかによって、使う漢字は全く異なります。さて、「計る／測る／量る」とは、それぞれ一体何を「はかる」のでしょうか？

問題

「計る／測る／量る」どう違う？

「計る／測る／量る」はどれも、「物差し・枡・秤などを用いて、物の長さ・量・重さなどを調べる、測定する、計測する」ときに使用する言葉です。では、それぞれにどのような違いがあるのでしょうか。

「計る」は「タイムを計る」や「体温を計る」など、「時間・回数・数量」などを数えたり計算する時に使われます。

「測る」は「標高を測る」など、「長さ・高さ・深さ・広さ」を調べる時。

「量る」は「体重を量る」など、「重さ・体積・容積」を調べる時に使われます。

それぞれ対象に細かい違いがあるため、間違えないようにしたいですね。

「はかる」という言葉は、物の長さや量などを調べる時だけに使うものではありません。実は他にも「図る」「謀る」「諮る」という３つの同音異義語があります。

「図る」は「計画する」、「謀る」は「他人をだます」、「諮る」は「ある問題について他人の意見を聞く」という意味で使われます。

同音異義語は使い方を間違えてしまうと少し恥ずかしい思いをしてしまうもの。確かな知識を身につけて、正しい日本語を使えるようにしたいですね。

参考文献：大辞林

文（編集）：そこさん

元国語科教員。一文字でたくさんの意味を持つ漢字に魅了され、大学では中国文学を専攻し、漢詩について研究。とても身近なのに、意外と深くは知らない漢字。読むだけでちょっと賢くなれる、そんな豆知識をお届けします！