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危険なのはお菓子じゃない… 在米の女性が語る、ハロウィンに潜む“意外なリスク”と子どもを守る方法<海外>

  • 2025.10.13

カリフォルニア州最北の港町で暮らす亜希ダウニングさんが、日常や防犯対策を紹介する『Channel AKD』。ネイティブアメリカン(先住民)の一つである“ユロック族”に嫁いだ自身の暮らしを通じて、異文化の魅力や、ユロック族のリアルな生活を発信する動画が人気を集めています。
今回は同チャンネルにアップされている数多くの人気動画の中から『ハロウィンに潜む危険!アメリカで子どもを守る防犯ガイド』という動画を紹介します。この動画では、アメリカのハロウィンで子どもについて気を付けてほしいことが紹介されています。

ハロウィンの日に本当に気を付けてほしいことは…

まもなく迎えるハロウィン。アメリカのハロウィン=お菓子に紛れて危険物が出回っているのでは…?と心配されている方もいるかもしれませんが、配信者さんによると薬物や危険物が入ったキャンディーによる事件はとても少ないとのこと。

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出典:『Channel AKD』(YouTube)

確かにこのシーズンは、アメリカやカナダで子どもが間違えて薬物入りグミを食べてしまう事件が起こりはするものの、親の管理がしっかりしていれば防げることも多く、あまり気にしなくていいそうです。

ちなみに配信者さんのご家庭では、ハロウィンでもらったお菓子は子どもには食べさせず、家庭で準備しておいた同じようなお菓子とすり替えるように対処しているとのこと。それなら確かに安心ですね!

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出典:『Channel AKD』(YouTube)

そして、アメリカでのハロウィンについてもっと気を付けてほしいことがあるということで、詳しく説明してくれました!

銃関連の事件

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出典:『Channel AKD』(YouTube)

配信者さんがハロウィンで気を付けてほしいことの1つは「銃の事件」です。

これは、幼い子どもというよりは、夜のハロウィンパーティなどに参加するような10代以上の子どもを持つ親や、独身の若者に気を付けてほしいことだそう。

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出典:『Channel AKD』(YouTube)

発砲事件が起こるのは主にクラブやパーティ会場などがほとんどを占めており、参加するのであれば家主が銃を管理しているか、参加者のなかで銃を持ってきている人がいないかなどの確認をすべきとのこと。

また飲みすぎないようにしたり、口論などが起きそうな時はすぐその場から離れたりすることができるよう、普段よりも周囲を警戒しながら楽しんでほしい、と説明してくれました。

性犯罪

また、性犯罪についても注意してほしいそう。

トリックオアトリートには親が一緒に付いていくため、一般的にはクリスマスの時期の方が子どもを狙った性犯罪は多いとのこと。

ただし、ハロウィンでも親子2人などで性犯罪者の家にわざわざ行ってお菓子をもらうような行為は、事件に巻き込まれる可能性が高くなってしまうため、犯罪者の家に行かない選択をして性犯罪のリスクを避けてほしいと話してくれました。

性犯罪者の家を調べる方法は?

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出典:『Channel AKD』(YouTube)

アメリカでは「FAMILY WATCH DOG」というウェブサイトで性犯罪者がどこに住んでいるか検索できるようになっているとのこと。

そして、家が分かっても、昼と夜に分けて事前にルートを下見してほしいと話す配信者さん。

なぜなら、ハロウィン当日は雰囲気作りのために多くの家が電気を消すため、街中が真っ暗になるんだとか。昼間とは全く雰囲気が違うなかで「トリックオアトリート」と楽しむため、暗いなかでも安心してまわれるように事前の確認をしっかりしてほしいとのことでした。

交通事故

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出典:『Channel AKD』(YouTube)

そして、ハロウィンの日に一番気を付けてほしいのは…なんと「交通事故」だそう!なぜなら、10月31日は子どもの死亡事故が1年間で一番多い日だというから驚きです。

死亡事故のほとんどは、トリックオアトリートで歩いている最中なんだとか。普段外を歩かない子どもたちが、その日だけ友達と一緒に仮装して歩くということもあり、どうしても興奮して注意力が散漫になって交通事故が起きやすいそうです。

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出典:『Channel AKD』(YouTube)

配信者さんは毎年ハロウィン防犯講座をやっているそうですが、必ずハロウィンが終わった後には日本人からも「交通事故に遭いました」という報告を受けるとも話していました。

また一方で、交通事故は被害者になるだけでなく、加害者になり得る可能性も…。

車を運転する人は、10月31日だけでなくその直前の週末などもいつもよりゆっくり進んでいくなど安全運転を心がけてほしいとのことでした。

ハロウィンを安全に楽しむために

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出典:『Channel AKD』(YouTube)

こちらの投稿には、「アメリカでのイベントでもらったお菓子は食べられない、と聞いたことがあります」などの声も寄せられ、改めて外国でのイベントの楽しみ方を学んでおく必要性を感じますね。

今回、一番気を付けてほしいのは「子どもの交通事故」だと強く語った配信者さん。性犯罪や銃の事件、危険物が入ったキャンディなどによる事件は起こる確率としては稀であることから、もっと身近な危険についてしっかり対策をしてほしいとのことでした。

日本とアメリカでこれほどまでにハロウィンに対する注意点に違いがあるのには驚きでしたが、リアルな話を知れて良い学びとなりました。

動画:ハロウィンに潜む危険!アメリカで子どもを守る防犯ガイド

協力:Channel AKD

※本記事は動画の権利者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています



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