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直感と六感の違いについて

  • 2025.10.1

風に揺れるコスモスに心安らぐ麗しい季節がやってきました。四季は確実に移ろい、大地の呼吸が聴こえてくるような秋。少し曖昧になってきた昼と夜のはざまで、気がつくとふと考えごとをしていたりしませんか? こんにちは、エミールです。

秋は次のステージへと静かな準備期間、綺麗に澄んだ夜空を見上げて星たちの囁きに耳を傾けてみましょう。 なにか聴こえてきませんか?

10月は感情が深く・鋭くなるときと言われています。 いつもだったら聞き流してしまうような言葉も、今月は何故か心の奥にいつまでも残りやすい…、これは何故?心が弱いから? イエイエ、それはネ、感受性が研ぎ澄まされている証拠です。 感受性が強くなる時だからこそ、今月のテーマに「選択」というキーワードを入れてみてはどうかしら? と、今迷いがあるあなたに提案します。

洋服を選ぶ・言葉を選ぶ・関係を選ぶ…その選択の全てが繋がり、未来を動かす力となるとすれば、何かを選ぶことは運命の扉をあけるファクターの一要因ともいえます。

感受性の高まりは神秘からの贈り物。 見えない世界からのミラクルがそっと肩を押している今、ガラスの迷路の中で迷子になっているあなたは、勇気を出して選ぶアクションを起してごらんなさい。 きっと、新しい道へと導かれるはずですよ。

愛についても少しふれましょう。 天秤座から蠍座へと移ろうこの季節は過去に置き忘れてきた想いを拾いに戻るとき。 懐かしい人の声を耳にすることがありそうです。 わだかまりがとけて、優しい気持ちになることもあるでしょう。

「和解」と「許し」のエネルギーが流れているので、過去に背を向けてきたことや、胸に刺さった棘と再び向き合い負のエネルギーを燃やしきってしまいましょう。 秋の月を仰ぎながら仲直りの電話やメールで、ほころびかけた縁が再び蘇ってくるはずですよ。

ここで、お話は最初に戻り、感受性が鋭くなる今月のタイムリーなレッスン。 秋の風は心の雑念を吹きはらい、魂を磨いてくれます。 陽が沈む頃になったら手を合わせ、そっと目を閉じてみてください。 でも、その前に儀式をひとつ。

まずは、綺麗に手を洗います。 それから、静かな音と香りをお部屋に呼び込みます。 お洋服はゆったりとしたものを選び、電話は暫く遮断して、さぁ、スタートです。

目を閉じたらなるべく色々なことを考えないようにしつつ、(ここが一番難しいところ。コツとしては水平線や地平線などをイメージすると案外うまくいきます)無限に広がる宇宙の中に心を羽ばたかせてみてください。 やがて、どこからともなく、微かな光が浮かびあがってくるようになってきます。 それが「六感」という名の星明かりを呼ぶ予鈴のような一番目の手応えです。

自然の世界は知識だけ・あるいは頭の中でだけで考えているような人工的なものと違い、とてつもなく懐が深いのです。 あなたも、そして私も日常の中では思いもかけないことに出会うことがあるでしょう。 今の自分にわかることなど、ごく僅かなことなのです。 五感を超えたところに、静かに眠る六感を磨いて感じる時間を作りましょう。 そうすることで、不確実である未来がどんなに素晴らしい宝であるかを予感できるようになります。

さて、ここで直感と六感の違いについてのミニ知識です。 このふたつ、とても良く似ているので時々同じもの?と錯覚してしまいますよね。 直感は経験や記憶が、意識として表れる前の星のかけら。

内なる星座のようなもので、ある時かけらどうしが結びつき、瞬時に答えとなるのです。理屈では説明できないものの、確実に自分の中にしまいこまれている記憶といっていいでしょう

一方で六感は、五感を超えた世界からの囁きです。 視聴覚ではとらえられない次元から、やってくる信号といえば分かりやすいでしょう。 自分自身の魂が宇宙と繫がりを持ち、目にみえない存在がそっと差し伸べてくれる合図のようなもの。

時には未来の予兆として、偶然の一致など言葉では説明できない数々のミラクル…です。 直観が内なる宇宙であれば、六感は外なる宇宙があなたを呼ぶ声なのです。

もう一度、話を整理すると、直観は心にたたみこまれ、引き出しの中に入っている知恵、六感は宇宙から舞い降りてくる啓示。 古代の人たちは、人の心にはふたつの鍵が与えられていると考えていたかもしれませんね。

このふたつの鍵、違いはあれど感性が磨かれるほど、リアルになってくるので、10月は是非、鍵探しのレッスンにチャレンジしてみてくださいね。

日々の忙しさに追われ、現実的な発想になっていたので、今月はエミールもスーパーナチュラルをめざし、内なる自分と対話をしてみます。

エミール

サボテンの花を楽しみにしていたのですが、朝気付いたら折れてしまっていました 残念!

お話/神野さち(エミール・シェラザード)先生

40年以上のキャリアを持ち、東洋占術・西洋占術の双方から時空を超えてアプローチが可能な数少ない占術家。西洋占星術ではエミール・シェラザードとして活躍。1995年中華民国星相学会より、公式に永久名誉会員としての認定を受ける。2006年に「神野ヴィジョン」を設立。現在は、執筆、講演、マスコミ活動、教室での指導、カウンセリングなど幅広い分野で活躍中。雑誌『MISTY』(実業之日本社)、テレビ番組「やじうまプラス」(テレビ朝日系列)、携帯サイト『エミール・シェラザードの勝ち恋占星術』(i-mode、EZweb、Yahoo!ケータイ)、Webサイト『超運命占術』ほか著書多数。日本天文心理学協会副会長、日本占術協会常任理事、中華民国星相学会永久名誉会員ほか、占いジャンルを超えた活動も展開中。

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