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「子が地獄で苦しんでる」孫産め攻撃で言いたい放題の毒親!応戦した親友の涙の訴えに毒親が驚きの反論<毒親の孫産め攻撃>

  • 2025.11.21

流産をしたことで妊娠すること自体がトラウマになり、「もう二度と妊娠したくない」と妊娠恐怖症になってしまったキク。しかも、そんなキクを追い詰める存在がいました。それは実の母親だったのです。

親友のマムとほしみがキク宅に遊びに来ていたところに、押しかけてきたキクの母クズエはいつものごとく「孫産め」攻撃。キクも勇気を振り絞って抵抗しますが、「流産した子は天国には行けない」「かわいそうに、あんたのせいでずっと地獄で苦しむ」「早く妊娠しなきゃ、地獄に行った子がこの世界に帰ってこれない」と恐ろしい自論でキクを追い詰めました。

母クズエが「孫産め」攻撃で言いたい放題していると…

キクに言いたい放題の母クズエを止めてくれたのは、親友のマムでした。

マムはクズエに「母親として最低」「娘を『孫を産む道具』だと思ってる?」「母親なら子どもを失う悲しみがわかるでしょ?」と言いました。さらには「なぜ娘の気持ちを尊重してあげないのか、寄り添ってあげないのか」とクズエに問い、「傷つける言い方で(自分の考え方を)押し付けないで」とお願いしたのです。

しかし、マムの必死の願いを、クズエは「他人がえらそうに!」と一蹴。キクに対し「あんたは私に従うわよね!?」「あんた…母親に逆らう気!?」とキクを追い込みました。

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実は、マムは以前「子どもを欲しくない人が理解できない」「キクにもホシミにも、早く子どもをつくってほしい、早く産んだほうがいい」「そうじゃないと幸せになれない」と自分の考えを押し付けていた過去がありました。

しかし、マムは、キクやホシミが子どもを持たない事情を知り、彼女たちをひどく傷つけたことを後悔し、その幸せやその考え方を尊重しなければならないことを学びました。

だからこそ、マムは自分の考えを押し付け、キクを傷つけるクズエのことがなおさら許せなかったのでしょう。子どもを産む選択をするのも、産まない選択をするのも、それぞれの事情や考え方があってこそ。他人が否定する権利はありませんし、ましてや考えを押し付けて人を傷つけることは決してあってはならないことです。

流産にもさまざまな理由があり、多くの場合ママのせいではありません。誰よりも悲しい思いをしているのはママ自身です。だからこそ、周囲は責めるのではなく、寄り添うことが大切なのではないでしょうか。

それぞれの幸せがある――。私たちもそのことを忘れずに、誰かを傷つけるのではなく、そっと寄り添える存在でありたいですね。


監修者:助産師 関根直子

筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。


著者:マンガ家・イラストレーター 尾持トモ

ベビーカレンダー編集部

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