1. トップ
  2. 「爪痕残してる」「実力が上がった」“遅咲きライダー女優”による“初めての日曜劇場”、シングルマザー役に反響

「爪痕残してる」「実力が上がった」“遅咲きライダー女優”による“初めての日曜劇場”、シングルマザー役に反響

  • 2025.10.31

妻夫木聡が主演するTBS系 日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』(毎週日曜よる9時)の第3話が10月26日に放送された。栗須(妻夫木聡)と耕造(佐藤浩市)は、新たな競争を求めて動き出す。競走馬の生産牧場を営む加奈子(松本若菜)たちの思いが、観る者の心に突き刺さった。

※【ご注意下さい】本記事はネタバレを含みます。

牧場の経営に苦しむ加奈子

競走馬生産において、北海道・北陵ファームが台頭し、日高地方のファームは経営難が相次いでいた。栗須の元恋人・野崎加奈子(松本若菜)が父・剛史(木場勝己)と営むノザキファームもその一つ。剛史が育てる競走馬へのこだわりゆえに、買い手が見つからず、加奈子は苦しい経営状況に頭を悩ませていた。

undefined
日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』第3話より(C)TBS

2007年にテレビ朝日系『仮面ライダー電王』で女優デビューした松本若菜。同作で主演した佐藤健の姉役を演じ、昨年、2人が映画『はたらく細胞』で17年ぶりに共演したことも話題に。

地道な俳優活動が実を結び、2022年のドラマ『やんごとなき一族』では主人公をいびる義姉を怪演したことが話題に。2024年にTBSドラマ『西園寺さんは家事をしない』でGP帯連ドラ初主演、10月期のフジテレビ系ドラマ『わたしの宝物』、2025年の4月期の『Dr.アシュラ』でも連ドラ主演を務めている。そして2月には、40歳にして「2025年エランドール賞」新人賞に選出されたことも記憶に新しい。

そんな松本が、初めて出演する日曜劇場として演じているのは、実家で競走馬の生産牧場を営むシングルマザー・加奈子。息子の生活環境を考え、日高に戻ったという。息子の人生を狂わせまいと牧場経営に懸命に取り組んできた加奈子を演じる松本に、「生活苦の母親に見える」「天才の中でちゃんと爪痕残してる」「また実力が上がった」と演技への反響が寄せられていた。

また、悔しさをにじませる加奈子に、栗須は「一緒に考えさせてくれ牧場のことも、馬のことも」と告げる。SNSでは「プロポーズなんか」「放つ雰囲気良すぎる」「お似合い」と注目を集めていた。

頑固親父vs頑固親父! その名勝負に視聴者が涙

undefined
日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』第3話より(C)TBS

栗須の計らいで、廃業する林田(尾美としのり)に預けていたロイヤルハピネスを、ノザキファームに預けることに。その際にファームを訪れた耕造に子馬が懐く様子を見て、加奈子たちは「あんなに憶病な子が…」とは驚く。

子馬をめぐる耕造とノザキファームの剛史の交渉が決裂したかに見えた。そんななか、耕造が持ってきた酒を飲んだ剛史は、「この牧場の馬でGIをとる」と夢を語り、「本当に勝とうとしている方にお譲りしたい」と思いを明かす。

耕造はなぜそこまで勝ちにこだわるのかを問うと、加奈子は、父の夢の裏には、亡き母や同年代の牧場経営者たちの思いがあることを告げ、「父の夢は、日高のみんなの夢なんです」と涙ながらに訴えた。

すると耕造は「あんたと同じ夢を持つ馬主はここにもいるんだよ。そして今俺にもう一つ夢ができた。その夢を日高の馬で成し遂げるんだよ」「乗らせろよ、あんたの夢に」と続ける。その言葉を聞いていた加奈子の目から、涙があふれ…。

「勝つ気はありますか?」という剛史の問いに大きくうなずき、「死にもの狂いだ」と答える耕造。それを聞いた剛史は「なら、どうかお願いします」と頭を下げて子馬を耕造に託すことにし、4人は祝杯をあげたのだった。

undefined
日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』第3話より(C)TBS

SNSでは「4人で祝い酒飲むシーンは鳥肌立ったな」「人情回でしたね」「頑固親父vs頑固親父の名勝負」と称賛の声が上がっていた。

後日、子馬の名前は“ロイヤルホープ”に決まる。それを聞いた加奈子の息子・翔平(三浦綺羅)が、ジョッキーになる夢を描いた絵に“ロイヤルホープ”と名前を入れるシーンが感動的だった。SNSでも「震えたよ」「一気に号泣だ」「息子くんの夢も叶うといいな」と放送直後から大反響が上がっていた。

第4話予告にSnow Man目黒蓮が登場!

次回第4話の予告が流れると、Snow Man目黒蓮演じる謎の男が登場し、SNSが沸いた。ナレーションを務める謎の男については、大きくなった翔平ではないかという考察も上がっていたが、その正体は一体……?気にならずにはいられない。次回もお見逃しなく。


TBS系 日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』毎週日曜よる9時

ライター:小松加奈
ライター/編集者。音楽・映画・ドラマ・アニメなどのエンタメ系を中心にインタビュー/レビュー/コラム記事などを手掛ける。