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「友だち価格の千円で描いて!」私に絵を描かせたいママ「友だちじゃないし、安すぎ」はっきり言うと <私たち、仲良くできますか?>

  • 2025.9.29

小学4年生の娘を育てるユズハさんは、隣町のダンススクールへ娘を通わせることに。そこで、ダンスの先生が娘と同じだというママ・カキエさん、モモさん、ミカさんの3人と知り合います。
モモさんとミカさんは思いやりや常識もあるいい人ですが、カキエさんは明らかに見下した態度で接してきて、いい印象はありません。とうとう我慢の限界を迎え、非常識な言動について迷惑だと伝えたユズハさん。しかし、迷惑な言動は相変わらず続き、趣味で絵を描いているユズハさんに、自分にも描いてほしいとしつこく言い出します。一度は引き受けると言ったものの、あまりにも話がまとまらないので断ることにしたのですが……。

友だち価格を要求してくるママ

カキエさんから、絵に関する具体的なオーダーをもらえずに困り果てていたユズハさん。なんとか希望を聞き出そうとヒアリングを続けますが、カキエさんは「私の好みをくみ取って作り上げるのがプロ」と言い、まったく協力する姿勢を見せません。

その言葉を聞いたユズハさんは「ていねいにヒアリングしようとした自分がバカだった」と思い直し、この依頼は断ろうと決心。

この状態ではいいものではできないからと理由を話して断ったのですが、「そんなの、ユズハちゃんが考えたくないだけの傲慢じゃん」と、カキエさんは怒ってしまって……。

カキエさんから絵を描いてほしいと言われたものの、ヒアリングをしても何も話が進まなかったことから、ユズハさんは依頼を断ろうと決めました。しかし、カキエさんは納得してくれず、とにかく急ぎで作ってほしいと言ってきたので、仕方なくアイデア出しの料金も含めて少し多めにもらうことに。


結局、相場を考慮してフルオーダーのイラストで1万円×2枚を提示したユズハさん。すると「素人の絵でそんなに取る気なの!?」とカキエさんが豹変……。趣味みたいな絵で1万円も取るなんていい商売だの、ぼったくりだの、ひどいことを言った挙句「友だち価格の1000円で描いて」と驚きの金額を提示してきたのです……!

プロ失格と言いながら今度は素人呼ばわりしてくるカキエさんに、イライラがとまらないユズハさん。その金額だと割に合わないとはっきり言ったところ、カキエさんは先日ミカさんが作り過ぎたシュシュをタダでくれたという話を出してきて、まるでユズハさんを見下すように「格が違うみたいね」と言ったのでした。

◇ ◇ ◇

誰かに何かをお願いするときは、相手の気持ちや労力に感謝していることを、きちんと伝えることが大切ですよね。しかし、カキエさんはユズハさんがプロではないと知っていながら、「プロなら私の好みをくみ取るべき」と一方的に求めたり、提示された金額に納得せず、低すぎる価格を要求したりするなど、相手を思いやる気持ちが欠けているどころか、見下した態度が目立ちます。

お互いを尊重し合いながら話し合わないと、関係は悪くなる一方です。もし、この2人のように言い争いになってしまったら、一度深呼吸して気持ちを落ち着かせて、お互い冷静に話を整理し、落とし所を見つけていきたいですね。


著者:マンガ家・イラストレーター しろみ

ベビーカレンダー編集部

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