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夫「俺には才能がある…」啖呵を切って起業したものの稼げず迷走。成功するため、夫は良からぬ決意?<夫は自称起業家>

  • 2025.9.26

妊娠8カ月のカオリさんは出産を控え、楽しみと不安が入り混じっていました。そんな中、夫・リンヤさんが仕事を辞め、起業すると言うのです。そこで、リンヤさんは、半年の猶予を与えられました。
しかし、息子・マモルくんが生まれても、憧れの社長・リョウさんとの飲み会に参加し、泥酔して朝帰りするリンヤさん。カオリさんが育児もしてと頼むと、「半年耐えてくれ」と頭を下げます。それがリンヤさんの情に訴える作戦だったとも知らず、カオリさんは、必死にワンオペ育児に耐えました。
半年後、リンヤさんは相変わらず育児もせず、毎晩飲み歩いてばかり。成功しなかったら就職するという約束も守らず、夢をあきらめません。カオリさんは愛想を尽かし、職場復帰を早めることに。すると、なぜかリンヤさんが、積極的に育児に関わるようになったのです。

仕事優先だった夫が心変わり…?

私は、夫が家族と向き合ってくれるなら、自分が仕事をして、夫が育児をするという生活も悪くはないと感じました。

リンヤさんは、ラクに稼げると思ってした起業が、思ったよりうまくいかず苦しんでいました。

そんなとき、テレビから「成功する経営者は、家族を大切にしている」という言葉が耳に入ってきます。

「身近な家族を幸せにできない人間は、顧客も幸せにできない」

リンヤさんは、その言葉が胸に刺さりますが、すぐに「成功者になるには、身近なものを犠牲にしなきゃだめなんだ」と思い直すのでした。

リンヤさんが突然育児に取り組むようになったのは、誰かの言葉を鵜呑みにした結果でした。しかし、どんな成功者の言葉も、その背景には計り知れない努力や苦労があるもの。ただマネをしただけで夢が叶うなら、誰も起業に苦労しないでしょう。

人の意見に左右されるのではなく、リンヤさんにはまず何が大切なのかを自分自身でしっかりと考えてほしいですね。そして、そのためにも身近な家族や仕事仲間の声に耳を傾けることが必要なのではないでしょうか?

リンヤさんが抱っこひもを使っていましたが、赤ちゃんが正しい姿勢で入っているかしっかり確認し、安全に使用するようにしましょう。取扱説明書をよく読み、正しい使い方をすることが大切です。


著者:マンガ家・イラストレーター よういち

ベビーカレンダー編集部

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