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「危っね!」誤飲寸前!初ワンオペ中の父親、思わず息子を叩いてしまって!?<夫の育児トラブル>

  • 2025.9.25

かつやさんは妻のもえさんと、2歳になる息子・ゆうき君との3人家族。かつやさんは、ゆうき君を見ている間はスマホを見ないようにもえさんに注意されますが、真剣に取り合いません。
2年の育休を経て、職場復帰予定のもえさん。毎週水曜はもえさんが残業になるため、かつやさんが育児を担当することになりました。

しかし、かつやさんは息子と2人きりで留守番中、ゆうき君がビー玉転がしのおもちゃで遊んでいるにも関わらず、スマホに夢中になり、ゆうき君がビー玉を誤飲しかける事件が起こります。もえさんは、かつやさんに誤飲の危険性を伝えるも「大げさすぎ」と軽く受け流され、夫婦喧嘩に発展しそうになります。


そして迎えた、もえさんの職場復帰後、初めての水曜日。

出勤前、もえさんは夫に帰宅後の流れを伝え、「お風呂では絶対に目を離さないで」と念押しします。


しかしかつやさんはスマホの通知に気づき、お風呂にゆうき君をひとり残したまま、脱衣所へ。その場を離れてしまって……?!

※赤ちゃんや幼児がうつぶせに転ぶと、2~3センチの水深でも溺れる危険性があるので、目を離さないように注意が必要です。

初めてのワンオペ、パパは危険行為を連発!

慣れない育児に疲弊するかつやさん。そんな中、ふと、ゆうき君が加熱式たばこを口に入れているのに気づきます。
かつやさんは慌てて取り上げ、ゆうき君を叱って軽く頭をたたくと、ゆうき君は大泣きしてしまうのでした。

▼かつやさんは、初めてのワンオペで大変だったとはいえ、ゆうき君が加熱式たばこを口に入れてしまったのは、息子の手が届くところに置いてしまった自分の不注意のせいだと、まずは自覚すべきです。ましてや、頭をたたくなんて言語道断です。


子どもと一緒に暮らしていると、予想外のことをする子どもの言動に驚かされることも多いと思います。だからこそ、かつやさんには子どもから目を離すことがどれだけ危険なことなのか、ということを理解してほしいですね。

小さい子どもの誤飲で最も件数の報告が多い「たばこ」。たばこに含まれるニコチンは毒性が強く、体の小さい赤ちゃんが丸1本飲み込んでしまうと、死に至る可能性もあります。たばこや灰皿は子どもの手の届かない場所に置き、喫煙場所を決め、子どもがいる部屋にたばこ関連の物を置かない、吸い終わったら常に片付ける、灰皿代わりに空き缶やペットボトルは使用しないなど、ルール決めを徹底するようにしましょう。

たばこを誤飲した場合、飲料を飲ませると、逆にニコチンが吸収され易くなる可能性があり、症状の悪化につながることもあり得ます。可能な限り吐かせたあと、飲料は飲ませず直ちに受診、または近くの救急科やかかりつけの小児科などのクリニックに相談し、指示を仰ぎましょう。

※誤飲について:家の中には乳幼児が誤って飲んだり食べたりするかもしれない、危険な物がたくさんあります。直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通る物)の物は赤ちゃんが誤飲・窒息するおそれがあります。赤ちゃんや小さなお子さんの手の届くところに置かないようにしましょう。おもちゃで遊ぶ際は誤飲等に注意し、そばで見守るようにしましょう。


監修者:助産師 関根直子

筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。


著者:マンガ家・イラストレーター 神谷もち

ベビーカレンダー編集部

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