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最近気になる味わい深いアート。(Moe Tsukamoto)

  • 2016.5.22
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私自身、学生時代は水彩画を専攻していた時もあり、今も時間があれば絵を描きますが、ここ最近出会ったアート作品の中から絵画2点とアートブック2点をピックアップしました。

交通事故から始めたアートが心を掴むGOMAさんの作品。

知り合いに勧められて行った個展で出会った点描画を描くGOMAさん。交通事故に遭い、それまでほとんど描いたことのなかった絵を始めたそうですが、そのスタイルは、2年間オーストラリアに住んでいた影響もあるのかオーストラリア先住民のアボリジニの描くアートに似ています。私はこの個展で、絵の前から離れられないような特別な感情を抱き、絵に引き込まれました。GOMAさんは、アボリジニに伝わる楽器「ディジュリドゥ」の演奏者としても知られているので、その演奏もお勧めです。

サプライズを楽しめるアートブック、「ボトム・オブ・ザ・レイク」。

twelvebooksのイベントで出会ったアートブック、「ボトム・オブ・ザ・レイク(BOTTOM OF THE LAKE)」。アメリカの写真家、クリスチャン・パターソン(Christian Patterson)の作るこちらのアートブックは、本人の故郷で実際に使用されていた電話帳を使ったコラージュブックです。電話帳のなかには、写真が挟まれているかのようなプリントや電話を掛けながら書いたような落書きがあり、それぞれのページのサプライズを楽しむように見れるアートです。実際に書き込まれた、電話番号に電話をすると録音機につながるシステム(アメリカからの回線限定)になっていて、新しい感覚のアートブックです。

twelvebooks

twelve-books.com

台湾のアーティスト、OTOさんの油絵シリーズ。

台湾人アーティストOTOさんの描くTシャツシリーズ。男女問わず、アーティスト本人が大切に思っている人からTシャツをもらい、そのTシャツの持ち主をイメージできる場所に無造作に置き、描いていく油絵シリーズです。Tシャツは、主に白やストライプなど、シンプルなものが多いようですが、何度も重ねられた色から本人の深い感情が現れているようで、愛着が湧きます。

スイス人アーティスト、フーバー・フーバーのコラージュブック。

スイスの出版会社エディション・パトリック・フレイ(Edition Patrick Frey)が出している写真とインクを使用したアートブック「Universen」。アートを通して、人間の希望、恐怖、信念、失敗などを表現するスイス人の兄弟アーティスト、マーカス・フーバーとレト・フーバーの作品です。山や昆虫の死骸などのコラージュ写真は一部、ピンクやイエローなどのキュートなカラーでペイントされていて、グロテスクのなかに可愛さのあるところに惹かれています。

参照元:VOGUE JAPAN

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